2020年5月31日日曜日

レッドライト

ロバートデニーロの超能力暴露もの。超能力や超常現象などを科学的に解明していく科学者コンビが、伝説の超能力者ロバートデニーロのインチキを暴露していくストーリです。この前半の件はとても面白い。
「フーディーニ&ドイルの怪事件ファイル 〜謎解きの作法〜」のような、一応、科学的に辻褄の合ったオチを期待していましたが、シガニ―ウィーバーが抜けてからは・・・。
サスペンススリラーと謳ってはいますが、何に近いかと言えば「スキャナーズ」でした。

2020年5月29日金曜日

魔界転生 2003年版

魔界転生 2003年版。
深作欣二の沢田研二版は辻村ジュサブローがデザインを手がけたジュリーの衣裳のイメージが強烈で、そのけれん味たっぷりの演技がとても面白かったのですが、この作品は2000年当時のCG技術を駆使して、深作版では描けなかった転生のプロセスをリアルに描いています。体内から宿主の肉を喰らって現れ出る転生のさまをエイリアン風のグロテスクさでうまく映像化しています。
原作は、有名な剣豪たちを一堂に集めて魔界群vs柳生十兵衛群とで対戦させるという、時代超越・超豪華剣豪ゲームです。敵の駒を使える点では将棋です。深作版は決闘一つ一つをしっかりと盛り上げて描いていましたが、本作品はテンポよくストーリーが進んでいくため、決闘自体には物足りなさを感じました(結果が分かっているためかもしれません)。
麻生久美子のクララお品がスーッと浮遊するように歩くさまにはぞっとしました。

2020年5月28日木曜日

仮面ペルソナ

イングマルベルイマン監督の60年代の作品。
よく似た顔貌の二人の女性は患者と治療者である。その記憶や人格が入れ替わる。ストーリーは独白で語られるが、どちらの独白なのか、患者と治療者のどちらが優位なのか?
映像内の叫びによってfilmそのものが止まる。
学生時代に飯田橋ギンレイホールで観たことを思い出した。

2020年5月27日水曜日

「最短最速の英語勉強法」

[新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる (PHPビジネス新書) 三木 雄信 | 2016/12/16 ¥940
仕事に必要な英語だけを集中的に学習する「最短最速の英語勉強法」。
単語は勉強しない。これ以上の単語力アップは不要。文法も勉強しない。発音はあきらめる。テキストを見ながら音とスペルをひもづける。シャドーイングをする。
自分に必要な英語のみ、スピーキングとヒアリングを集中的に鍛える。言いたいこと一つにつき、言い回しは一つだけ覚える。日常会話やスモールトークは不要。英語での交渉・プレゼンは「カンニングペーパー」。冒頭で一番言いたいことをはっきり言う。
英文メールは「テンプレート」。英文添削サービスは「Ginger(ジンジャー)」。リーディングは全体を機械翻訳して読む。などなど。

いつまでたっても英語で苦労させられていますが、本書を読むと、「単語は勉強しない。これ以上の単語力アップは不要。文法も勉強しない。発音はあきらめる。」という件にホッとします。仕事に必要な英語だけということで、とりあえず論文を読んだり、抄録を書いたり程度のことができているのだから、まあ、良しとするか・・・とも思います。
実は「内容」こそが相手が求めているものであり、それを伝えるためのノウハウは英語であろうと日本語であろうと変わらないはず・・・と思いたい。
英文翻訳ソフトを使っていますが、最近のグーグル翻訳は医学分野の文章を違和感なく(自分には違和感が感じられないほどに)翻訳してくれます。Gingerは冠詞などをチェックしてくれます。とにかく、自分が伝えたいことをシンプルな英語にしておくことが仕事にも英語習得にも一番の近道のようです。

2020年5月24日日曜日

福島医大学生講義

福島医大の学生講義を担当しました。今回は遠隔授業ということで、zoomのシステムでの講義です。大学の講義室に遠隔授業用のセットが組んでありましたので、そこを利用させていただきました。
3年生の講義ですが、希望学生は他の学年でも聴講できるとのことです。実際に行ってみるとアクセス数が140ほどになっていました。
慣れないせいか、パソコンのモニターに向かって話し続けるのは戸惑いましたが、医局の先生方に調整していただきながら、無事、行うことができました。
貴重な経験をさせていただきました。ご協力いただいた先生方、聴講してくれた学生さん方に感謝です。

2020年5月23日土曜日

第79回日本医学放射線学会総会webが開会されました

先週15日金曜日に参加登録しましたが、その後システム障害発生とのことで、一部のオープンなコンテンツを除いて、閲覧できない状態でした。昨日22日より、正式に開会となりましたので、早速、シンポジウムや特別企画を聴講しました。
実際の会場での学会と違って、自分の時間で少しずつ自由に聴講できること、途中で内容を細部まで確認できるなど、今までと違った利点があると思います。

今回の学会のテーマは「 The power of imaging 一寸の光陰 」です。「一寸の光陰軽んずべからず」とは、わずかな時間も無駄にしてはならないという戒めの言葉です。 今回のweb開催は、隙間の時間を有効に活用できるため、まさにテーマに沿った素晴らしい開催方法になったと思います。

2020年5月22日金曜日

チェイス

インド映画。ジャッキーチェン系の裏切らない誠実映画でした。

エクスマキナ

エクスマキナ。2015年、アレックス・ガーランドの映画初監督作品。第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞。原題「Ex Machina」は、「機械仕掛けの神」を意味するラテン語「デウス・エクス・マキナ」から。
人か、AIかを鑑別することができるかというのが作品のテーマです。
「ブレードランナー」、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、「AI」、メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」、「ウエストワールド」などを連想させるテーマを、シンプルにスタイリッシュに描いています。
「AI」に登場するホスト型ロボットのエピソードをスタンリーキューブリックが膨らませたらこんな風になるのかなあと思って期待してみていましたが、最後のまとめ方が想定範囲内でした。これでは、ただの「女の行動」ですね。「好き」「嫌い」はないとしても、「中にとどまる」「外に出たい」などの欲求が生じていたのか、興味深いところです。
従来のスタンドアロン型ロボットではなく、検索エンジン自体をAIとしたことが今風であり、検索エンジンがこのような行動をするヒト型AIを作ったと考えるとその存在は「神」 ということでしょうか?
結論:人かAIかを判断することが人にはできないようなAIを創造することはできるはず。

2020年5月20日水曜日

2020年、NPO福島画像診断支援センター理事会・総会開催

2020年5月15日。NPO福島画像診断支援センター理事会・総会開催いたしました。
福島テルサでの開催を予定しておりましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が出されており、急遽、書類による審議とメールと電話を用いた協議により行いました。昨年度の事業報告と今年度の事業計画についてご意見を頂きました。
ご協力、ありがとうございました。

2020年5月19日火曜日

メカニカルキーボード

ノートPCのキーボードがぺなぺなしていてキーを叩いている実感がないため、機械式の外付けキーボードを購入しました。インターネットで検索していたら、HPの「GK320」という格安のゲーミングキーボードが売られていたので試しに注文してみました。RGB LEDライティング機能を搭載。青軸で5,000万回押下耐久性を謳っています。
キータッチの軽さと触れた際のカチッという音が小気味良いです結構いいですね。キーの裏側がLEDで光る設定も、暗いところでは重宝するのかもしれません。
・有線メカニカルキーボード
・日本語配列・108キー
・青軸仕様
・最大5,000万回のキーストローク耐久
・レーザー刻印のキーキャップ
・マルチカラーバックライト

2020年5月18日月曜日

映画監督 羽仁進の世界

ETV特集▽映画監督 羽仁進の世界~すべては“教室の子供たち”からはじまった~[Eテレ] 2020年5月9日(土) 午後11:00~午前0:00(60分)
「いま世界的な再評価が進んでいる映画監督・羽仁進91歳。戦後日本のドキュメンタリーに革命を起こしたと言われる『教室の子供たち』や、黒沢明の『用心棒』をおさえてキネマ旬報第一位に輝いた『不良少年』など、常識にとらわれない斬新な作品を世に送り出してきた。その試みは、日本初のヌーベルヴァーグとも言われ、多くの映像作家に影響を与えた。その一人である是枝裕和監督と共に羽仁作品の革新性をひもといていく。」
監督のひょうひょうとしたお姿と代表作の断片とを紹介しながら羽仁作品の意義を解説した番組です。映像とは何かということを考えさせる面白い番組でした。
エイゼンシュタインが確立したモンタージュの手法を用いた映画文法をもって主体的に作品を作るという映画芸術の発展・進化と逆行するように、作者の作為を排除し、長回しや隠し撮りのような「あるがままの空気感」をそのまま映し出した映像はいつまでも新鮮です。もちろん作者の精緻な(あるいは、したたかな)計算があるとは思いますが、そう思わせない「自然な空気」があります。作為的なモンタージュがないことが、逆説的に「空気感」を作り出しています。 面白いですね。「空気」を写し取ったドキュメンタリーといえそうです。
最近のインターネットは便利になりましたね。放送の後に、「教室の子供たち」(1955年、岩波映画)と「絵を描く子どもたち」(1956年、岩波映画)をyoutubeで見ることができました。映画評論でしか聞いたことがなかったこれらの伝説の映画をこの放送がきっかけで実際に見ることができたことがとても幸せです。
ドキュメンタリーというと、現在、わたしたちが日常の中でもっとも目にする機会が多いのが、ニュース番組のインタビューでしょう。現在のデジタル画像技術の進化はいくらでも長回しが可能になりました。自動追尾も可能になりました。しかし、現代人のせっかちさ故か、羽仁作品のような「空気感を写し取ろうという意図」は排除されています。ニュースのインタビューでは役に立つ部分のみ細切れを繋いで放送します。さらにご丁寧に字幕を付けることで本人の本人らしささえ排除します。 文字のみに伝えたいメッセージがあり、それ以外の空気は読むなという拙速な姿勢すら感じさせます。
羽仁映画の視線のように、興味を持って対象を観察を続ける姿勢が現代は失われているようです。せっかく、機器が安価で進化しているというのに、観察対象に興味を持つ気持ちがなくなってきているように思えます。

「ドクターストレンジ」

ベネディクト・カンバーバッチが脳神経外科医なんですね。ほぼシャーロックのキャラクターです。バットマンビギンズやスターウォーズのジェダイみたいなお話でした。
古くは「電撃スパイ作戦」の時代から、チベットには神秘のパワーのイメージがあるようです。「魔術師」というと欧米ではフーマンチューの容貌の印象が強いようです。

2020年5月17日日曜日

医学放射線学会web開催が開始されました

JRS医学放射線学会web開催が開始されました。
早速、登録して参加しました。現在、単位取得に関連するようなコンテンツに不具合があって、メンテ中になっていますが、各社で趣向を凝らしているランチョンセミナーなどは問題なく視聴できました。技術学会とのシンポジウムなども視聴できました。
家にいながらにして、著明な先生方のお話しが聞けるのは大変便利です。「コロナ禍」で多くのことが制限されてはいますが、このような貴重な経験もできました。

2020年5月15日金曜日

魔術師

イングマルベルイマンの1950年代の映画。日本公開前は「顔」と紹介されていました。
魔術をいかさまだと弾圧しつつ、恐れおののいている田舎村の有識者たちの滑稽さを描いています。
マックスフォンシドーがフーマンチュー のごときメイクで登場します。

2020年5月11日月曜日

CTはCOVID-19検出の主要ツールになるか? メタ分析による証拠評価

Can computed tomography be a primary tool for COVID-19 detection?
Evidence appraisal through meta-analysis
Edward Pei-Chuan Huang,
Critical Care volume 24, Article number: 193 (2020)
コンピューター断層撮影はCOVID-19検出の主要ツールになることができるか?
メタ分析による証拠評価
世界保健機関(WHO)は、2020年3月11日にコロナウイルス病のパンデミック2019(COVID-19)を正式に宣言しました。現在のパンデミックCOVID-19は病院への疑わしいケース
の集中を引き起こします。従来の逆転写診断ポリメラーゼ連鎖反応によるCOVID-19の検出(RT-PCR)テストは時間がかかり、検査技術の信頼性に依存します。
いくつかのPCRベースの迅速なテストが最近承認され、30分未満しか必要としません。胸部コンピュータ断層撮影(CT)は、中国の患者におけるCOVID-19の検出のための代替的で信頼性の高いツールとして提案されています。しかし、アメリカ放射線医学会は、2020年3月11日にCOVID-19を診断するためのファーストラインテストとしてCTの使用を推奨していませんでした。
この推奨事項を検証し、COVID-19に対する胸部CTの診断値を評価するために、メタアナリシスで系統的レビューを行いました。
PubMed、Web of Science、Embaseで「新規コロナウイルス」または「コロナウイルス疾患2019」または「COVID-19」または「SARS-CoV-2」と「コンピュータ断層撮影」または「CT」を組み合わせて検索した。
2020年3月13日まで、2人の研究者により、Cochrane Library、およびChina Academic Journals Full-text Database(CJFD)。重複、無関係なトピック、症例報告またはシリーズ、要約のみの入手可能性、および不十分なデータの研究は除外された。
Stata 15(Stata-Corp LLC
、カレッジステーション、テキサス州、米国)のmidasコマンドで計算された95%信頼区間(CI)で、感度、特異度、および正と負の尤度比[LR(+)およびLR(−)]のプールされた推定値のデータを2人の研究者が個別に抽出しました。研究全体の不均一性は、I2を使用して調べました。 Faganのノモグラムプロット分析は、テスト前の確率、LR、およびテスト後の確率を比較するために実行されました。
372の関連記事からスクリーニングされた4つの研究のみが適格であった。中国では合計1286人の患者が、RT-PCRと胸部CTの両方を使用してCOVID-19についてスクリーニングされました。参照方法としてRT-PCRを使用した場合、胸部CTの統合された感度と特異度は、それぞれ0.95(95%CI、0.93〜0.97)および0.09(95%CI、0.02〜0.34)でした。胸部CTのプールされたLR(+)およびLR(-)は、それぞれ1.10(95%CI、0.90–1.20)および0.49(95%CI、0.10–2.33)と低かった。さらに、Faganのノモグラムを使用して、胸部CTによってCOVID-19と診断された検査後の確率を計算しました。私たちの分析では、テスト前の確率のレベル(25、50、および75%)に関係なく、テスト後の確率はほんのわずかしか変更されていませんでした。
我々の結果は、COVID-19の検出のための胸部CTの高感度を示しています。ただし、特異性と尤度比の低いレベルに関する私たちの結果は、疑わしい患者におけるCOVID-19スクリーニングのための胸部CTの日常的な使用をサポートしていませんでした。 Faganのノモグラム分析の結果から、COVID-19の主要なツールとして胸部CTを使用する診断的価値はほとんどないことが示唆されました。
胸部CTを使用する場合の1つの欠点は、患者が不要な放射線に曝されることです。もう1つの欠点は、CTスキャンによって環境汚染の可能性があるため、院内感染のリスクが高まる可能性があることです。
結果のいくつかの制限に言及する必要があります。たとえば、放射線科医がCTを解釈したときに他の臨床データを知らなかったかどうか、またはサンプルが適切に収集されたかどうかは、プールされた結果に影響を与える可能性があります。さらに、感度と特異性の両方の高い不均一性、および広範囲の特異性が観察されました。証拠の確実性は、等級付けされている場合、非常に低い可能性があります。
結論として、高感度であるが特異性が低いというプールされたメタ分析結果は、COVID-19検出の主要なツールとしての胸部CTの日常的な使用を制限します。胸部CTは、RT-PCR検査と組み合わせて特定の臨床的特徴を持つ個人に対してのみアレンジする必要があります。私たちの発見のさらなる確認には、さらに厳密な研究が必要です。

横溝正史ミステリ大賞

第1回(1981年度)斎藤澪「この子の七つのお祝いに」
第22回(2002年度)テレビ東京賞  滝本陽一郎 「逃げ口上」
第24回(2004年度)テレビ東京賞  射逆裕二 「みんな誰かを殺したい」
第27回(2007年度)テレビ東京賞  松下麻理緒 「誤算」
第28回(2008年度)テレビ東京賞  望月武 「テネシー・ワルツ」
第1回は重厚な復讐ものでしたが、近年のテレビ東京賞は2時間ドラマのための作品で、安上がりで、展開が判りやすい印象です。

2020年5月10日日曜日

コロナウイルス病(COVID-19)の早期発見と管理のための胸部CT

Cartocci G,Colaiacomo MC,Lanciotti S,etal Chest CT For Early Detection And Management Of Coronavirus Disease (COVID-19): A Report Of 314 Patients Admitted To Emergency Department With Suspected Pneumonia Europe PMC Preprint from Research Square, 04 May 2020 DOI: 10.21203/rs.3.rs-26314/v1 PPR: PPR158320 
コロナウイルス病(COVID-19)の早期発見と管理のための胸部CT:肺炎の疑いで救急科に入院した314人の患者の報告
目的:本研究の目的は、COVID-19肺炎の早期発見のための胸部CTの潜在的な役割を評価し、救急部に入院したイタリアの成人集団における患者管理におけるその役割を調査することでした。

方法:2020年3月3日から23日まで、臨床的にCOVID-19疑われる314人の患者が、動脈血ガスからのPaO2 / FIO2比、鼻咽頭スワブサンプルからのRT-PCRアッセイ、および胸部CTで評価されました。RT-PCR結果に従って、COVID-19陰性およびCOVID-19陽性と分類されました。画像は、RT-PCR結果を知らされていない2人の放射線科医によって独立して評価され、CT所見に従ってCOVID-19の「CT陽性」または「CT陰性」として分類されました。
結果:RT-PCR結果によると、152がCOVID- 19陰性(48%)、162例がCOVID-19陽性(52%)でした。 RT-PCRの結果とCTの結果の間には実質的な一致(p <0.000001)があり、2人のリーダーの間にはほぼ完全な一致がありました。
Mixed GGO and consolidation pattern with peripheral and bilateral distribution, multifocal or diffuse abnormalities localized in both upper and lower lung, in association with interlobular septal thickening, bronchial wall thickening and air bronchogram, showed higher frequency in COVID positive patients. 
小葉間中隔肥厚、気管支壁肥厚および空気気管支像と関連した、末梢および両側分布、多発性またはびまん性の異常が混合したGGOおよび硬化パターンは、COVID陽性患者でより高い頻度で認めました。
また、CT所見とPaO2 / FIO2比で表される患者の酸素化状態との間に有意な相関関係があることもわかりました。
結論:胸部CTは、パンデミックにおけるCOVID-19肺炎の早期発見と患者管理における重要な要素です。疑わしい患者を特定し、感染経路を遮断し、感染の拡大を防ぐことができます。

2020年5月9日土曜日

映画『百円の恋』

『百円の恋』【製作年】2014年 【監督】武正晴
【出演者】安藤サクラ、新井浩文、稲川実代子、早織、宇野祥平、坂田聡 ほか
3月8日は世界女性デー。『百円の恋』を見てみました。
引きこもり女性が、実家を飛び出し、新しい自分に挑戦する映画です。挑戦するのがボクシングという、とてもパワフルな内容です。安藤サクラは、本作で第39回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しています。

2020年5月7日木曜日

欲望の時代の哲学2020 マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント 

2020年3月14日、NHKテレビでマルクス・ガブリエルのドキュメンタリーを放送していました。
欲望の時代の哲学2020 マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント
研究室で思索するカール・マルクスのような容貌の学者をイメージしていたので、ガブリエル先生がNYにスケボーで登場したのには驚きました。
哲学者にとっては、言葉の定義が最も重要なようです。

第一夜 欲望の奴隷からの脱出
「われ思うゆえにわれあり」「人はみな、本来、自由の感覚、意志を持っています。ところが、現代の哲学、科学、テクノロジー、そして経済が人々の自由に影響を与え、自ら欲望の奴隷と化しています。欲望により、自らがもたらした不自由の呪縛に閉じ込められています」
第二夜 自由が善悪を取り違えるとき
「自由の国」アメリカ、NY、あるいは東京では、自由が単に「消費の選択」を意味している。」「悪いと判っていても惹かれるものがある、あるいは、悪いものに惹かれる」
第三夜 闘争の資本主義を越えて
「なぜ人は高層階に住みたがるのか?」「効率化、合理化の果てに、平等が生む猜疑心」

2020年5月6日水曜日

恋々風塵

『恋恋風塵』1987年台湾映画。『風櫃の少年』『冬冬の夏休み』『童年往事 時の流れ』と共に、侯孝賢監督の自伝的な代表作。故郷の山村は『悲情城市』の舞台となった九份とのことである。
脚本の呉念眞の体験をもとにしているとのことであり、「祭りの準備」と似た雰囲気の青春映画である。

映画 母なる証明

ポンジュノ監督の映画 2009年。
地味な人情ものかと思っていたら、いい意味で裏切られました。
きわめてシンプルなストーリーで、テンポが速く、引き込まれます。強要された自白により殺人の容疑者となっている息子の無実を証明するために奔走する母親。真実を知ることと息子を守ることとが乖離してゆくときに、躊躇なく息子を選ぶ母親。結果的に「母であることを証明」することになる。
「復讐」の危うさと愚かしさ、消し去りたい「記憶」と思い出したい「記憶」、今までも都合の悪い記憶を消し去って生きてきたし、これからもそうやって生き続ける。 中国産の漢方薬を国産(韓国産)と偽って売るなど、暗喩とブラックな笑いが随所に散りばめられ、後の「半地下」の雰囲気につながる映画でした。

2020年5月5日火曜日

スタートレックBEYOND


『スター・トレック BEYOND』(スター・トレック ビヨンド、原題: Star Trek Beyond)は、2016年アメリカ映画。このシリーズは今のところ、オリジナルの宇宙大作戦の雰囲気を残したまま、スケールアップして上手に作られていると思います。
今回は、平成ガメラのレギオン編を上手に取り込んでいます。CGが格段に進化して、きっとレギオンもこんな動きをしていたのだろうなあと思ってみていました。
ストーリーは旧映画版の1作目みたいな内容です。カーク船長とミスタースポック・ドクターマッコイの掛け合いがTV版からの雰囲気を一貫して踏襲しており、好感を持てます。最初にこのTVシリーズに出会ったのは中学生のときでした。スポックとマッコイという、まったく体温の違う理系男のお約束の議論シーンは、声の大きさではなく、いかに証拠と根拠を持っているかで勝敗が決まります。ロジカルさを競い合うというもので、当時、とても新鮮でした。