2018年7月31日火曜日

やわらかな生命  福岡伸一

生物学者のエッセイ集。生命の「動的平衡」の世界をさまざまなエピソードから平易に解説する。生命とは波のようなものか? 著者の文章の巧みさに引き込まれる。
事象を評価する際に、われわれは、さまざまな物差しを用いるが、著者の物差しは色彩であろうか? ブルーという色から、さまざまな生命・科学・美術が解説される。

2018年7月29日日曜日

SAMI2018

7月28日と29日 東京で開催。29日に仕事があったため28日のみ参加。この会は放射線画像に関する様々な話題を一会場で概観することができ、楽しい会です。台風接近で会場の外が風雨になってきましたので、4時のプログラムまで聴講し、帰ってきました。

言葉の定義

TVの気象情報で、「今夜から明朝にかけて、西日本と東日本で大雨になるおそれがある」云々と言っていたのを聞いて、全日本あるいは全国と言えばいいのにと思ったので、調べてみました。
ウィキペディアによれば「東日本(ひがしにほん、ひがしにっぽん)は、日本を大きく分ける時に使用される語で、日本の東半分を指す。対義語は西日本。」とのこと。すなわち、両方であれば全国です。
「ただし、法令などで定められているものではなく、その範囲も明確ではない。」が、「一般には北海道・東北地方・関東地方を指す。」とのことです。
「広くは中部地方も含め、狭くは北海道のみを「北日本」さらに狭くは東北地方も「北日本」に含め、関東地方および中部地方のみを指す場合もある。」とのことですので、ずいぶんグレイな表現です。
ちなみに東日本大震災は、発生当日、気象庁が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名し、これに対し、メディアや組織・団体が、「東日本大震災」や「東北関東大震災」などの呼称を任意に用いていたとのことです。同年4月1日に、日本政府は持ち回り閣議で、当地震によってもたらされた災害(震災)を指す名称を「東日本大震災」とすることを了解し、菅直人内閣総理大臣が平成23年度予算成立を受けての記者会見で発表、これ以降、地震そのものを指す「東北地方太平洋沖地震」と、それによってもたらされた災害を指す「東日本大震災」という二つの用語ができたそうです。現在では、地震そのものについても「東日本大震災」の名称を用いることが多い印象です。
ウィキペディアを読み進んでいたら、天気予報についての言葉の定義が書いてありました。「気象予報では、北日本・東日本・西日本の3分類になっており、東日本は関東甲信・北陸・東海(三重県も含む)を指し、北海道・東北は北日本とされている。」先のアナウンサーの表現で正しかったのですね。すなわち、北海道・東北を除いた地域ということです。
天気予報では様々な用語が定義されていますが、聞かされている我々がその定義を知りません。言葉の印象で受け止めているのが現状です。物差しを用いているならば同じ物差しを理解していなくてはいけませんね。

2018年7月26日木曜日

登録医会総会

7月19日登録医会総会、並びに講演会、並びに懇親会が行われました。
当方からは、新病院になって新しい画像診断機器がたくさん導入されていますので、それらをパワーポイント1枚で紹介しつつ、共同契約と言う契約の仕方について説明させていただきました。
200名を超える先生方にご参集頂き、大変盛り上がった会になりました。

2018年7月24日火曜日

『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』

医学研究と一人一人の患者との関係を描いた映画。いわゆる個人情報・患者データの利用に関する倫理性を患者遺族の視点から描いている。患者の権利章典やヘルシンキ宣言が制定されたのが1960年代以降。アメリカの公民権運動が起きたのが1950年代後半。黒人女性患者からヒーラ細胞が採取されたのが1951年であるので、病院内のルールに異を唱える者などいなかった時代である。何の疑問もなく医学研究という正統性がまかり通っていた時代である。
研究所に対する不信感や誤解が増大していく様子や、様々な不幸な出来事が「隠ぺい」から端を発しているように受け取ってしまう遺族の心理など考えさせられる。
どんな時代であっても医療者にできることは「説明と合意」であろう。

2018年7月22日日曜日

第31回 福島県臨床画像研究会

2018年6月2日(土)15時から 星綜合病院 メグレスホール
第31回 福島県臨床画像研究会
シンポジウム IQonスペクトラルCT
特別講演 縦隔腫瘍における画像診断の役割
名古屋市立大学 放射線科 講師 小澤良之 先生

終了後、ホールのフロアで懇親会、引き続いて、講師の小沢先生を囲んで、 郡山駅前で会食を行いました。

2018年7月21日土曜日

東北胸部放射線研究会 2018

先週、東北胸部放射線研究会を行いました。福島テルサで12時から世話人会を行い、次回は新潟大学の石川先生のお世話で行うことが決定されました。
今回は前半に各施設からの症例提示を行いました。IgG4関連肺疾患の一例・経過中に縮小傾向をきたす結節の症例提示・巨大な奇静脈瘤の4DCT画像・特殊な肺がん(間葉系腫瘍)の一例・当方からは肺胞蛋白症・結核性リンパ節炎等の提示を行いました。
その後、柿沼竜太郎先生の特別講演を拝聴いたしました。内容は前半が超高精細CTの開発に関わる研究、後半が膨大なすりガラス濃度結節のフォローアップに関わる研究。双方とも大変面白いお話でした。
講演会終了後、大原綜合病院の超高精細CTの画像について現場で見学会を行いました。その後、福島駅まで移動し、一部の先生がたは福島駅のローレンリーフで柿沼先生を囲む会を開催いたしました。
たいへん、なごやかな会となりました。
ちなみに今回の胸部放射線研究会は聴講者含めて20名程度でした。バランス的には全員顔のわかる関係で非常になごやかなカンファレンスでした。

2018年7月20日金曜日

阿武隈急行 発見旅

2018年6月18日(月) 夜7時00分~夜8時55分
地元の生活圏がTV番組で取り上げられているので、見てみました。
出発!ローカル線 聞きこみ発見旅【阿武隈急行で有村昆と吉木りさが聞きこみ旅!】
福島県~宮城県・阿武隈急行今回は福島から宮城を結ぶローカル線、阿武隈急行で有村昆と吉木りさが聞きこみ発見旅。ドイツ製法による地ビールを味わい、地元で愛されるお肉屋さんの絶品惣菜を堪能。樹齢700年の国指定天然記念物、雨乞の大イチョウに長寿を祈り、サイクリングで阿武隈川の絶景ポイントへ。地元の人たちとの触れ合いとハプニングありの一泊二日旅。10か所の名所登録達成なるか!
との惹句ですが、閑散とした車内、無人駅で降り立っても周囲には畑ばかりで、まさに無人。飲食店でアポなし取材を交渉しても却下の連続。と散々な旅でした。番組を見て、行ってみたいと思う人はいないのではないかと思います。 丸森の斎理屋敷など、いろいろ隠れ家的な名所があると思うのですが、「おもてなし意識のない過疎地」というイメージが残ってしまった番組ではないかと思います。

2018年7月18日水曜日

第19回 画像診断セミナー

6月14日 福島テルサで開催しました。
内容は現在の先端的なCT装置の2機種についてのお話でした。

2018年7月15日日曜日

茂庭ダム湖

福島市の近隣でアウトドア気分を満喫できるスポットです。猿の親子連れやタヌキが道路を闊歩していました。

2018年7月11日水曜日

AquilionONE 10周年記念講演会


2017/08/22 キヤノンメディカルシステムズ(東芝メディカルシステムズ),発売10周年を迎えたADCTの成果と最新動向を発信する「Global Standard CT Symposium 2017」が開催されました。
320列ADCTも登場してから10年過ぎたのですね。まだまだ、先端的装置だと思います。すでに一般臨床に広く普及していますので、各臨床場面での使用方法も洗練されています。

2018年7月10日火曜日

第10回 福島県肺癌研究会


2018年7月7日 郡山ビューホテル

超高精細CTによる末梢肺結節の到達気管支の検討
大原綜合病院 画像診断センター 森谷浩史 村松 駿 鈴木雅裕
【背景】超高精細CTUHRCT)は検出器サイズを従来の1/4にすることで高空間分解能を実現したCTである。先行検討では従来と比較して3-4分岐末梢まで気管支を描出できたと報告されている。
【目的】末梢肺結節の到達気管支描出について検討を行う。
【使用装置】超高精細CTAquilion Precision。従来型HRCTAquilion ONEAquilion PRIME
【撮影方法】超高精細モード:SHRslice厚:0.25mmscan方法:helical、焦点サイズ:S2matrix: 1024
【検討方法】経過観察中に従来型HRCTUHRCT とで撮影を行った末梢肺結節の到達気管支描出を比較。
【結果】UHRCTでは小葉細気管支および終末細気管支(細葉細気管支)が明瞭に描出された。従来型HRCTと比較して結節まで連続して気管支を描出できる症例が多かった。
【まとめ】UHRCTは中枢気管支から小葉内細気管支まで連続して気道内腔を描画できる分解能を有する。小結節への経気管支的誘導の確実性が高まることが期待される。

2018年7月8日日曜日

呼吸器疾患研究会

2018年5月24日 保健福祉センター。
本年も肺がん検診のスタートに際して研修会を行いました。
今回からコニカミノルタさんのバックアップで行いますので、情報提供も装置や画像のお話であり、たいへん新鮮でした。

宮畑遺跡

じよーもぴあ宮畑。1万年の美の鼓動・縄文展開催で最近話題の縄文ですが、福島市のこんな近くにも立派な施設があります。たくさんのボランティアの方々が説明・案内していました。
このほかにも、月崎遺跡・茂庭地区・宇輪台遺跡・  南諏訪原遺跡など、縄文むらがいくつもあるとのことです。

2018年7月7日土曜日

第10回福島県肺癌研究会 平成30年7月7日 郡山市 発表抄録

超高精細CTによる末梢肺結節の到達気管支の検討
大原綜合病院 画像診断センター 森谷浩史 村松 駿 鈴木雅裕
【背景】人体型ファントム内におけるブタ伸展固定肺の気管支描出
•超高精細CT(UHRCT):Aquilion Precision helical scan S2またはS1 SHR 1024matrix
•従来型HRCT:Aquilion ONE 512matrix
•自作ブタ伸展固定肺
•人体型ファントム:Lungman+外装plate
評価気管支 1mm径気管支と0.5mm径気管支
気管支描出能 標準体型内の気管支描出能
【目的】末梢肺結節の到達気管支描出について超高精細CT(UHRCT)の能力を臨床評価する。
【使用装置】超高精細CT:Aquilion Precision。従来型HRCT:Aquilion ONE または Aquilion PRIME。
【撮影方法】
超高精細モード:SHR、slice厚:0.25mm、scan方法:helical、焦点サイズ:S2、matrix: 1024。
従来型HRCT:slice厚:0.25mm、scan方法:helical、焦点サイズ:S、matrix: 512。
【対象】平成30年1月~6月 原発性肺癌を疑う末梢肺野結節。
経過比較などで、超高精細CT(UHRCT)と従来型HRCT(CHRCT)とで撮影したもの。
16例/24結節 GGO 7 / Mixed 15 / Solid 2
平均径 13.1mm±6.1mm (6mm~30.5mm:中央値11mm)
【検討方法】
軸位断画像上で末梢肺結節への到達気管支を同定
視認可能な気管支次数を各画像で比較
CT bronchus sign
経気管支的誘導の一例 (70Y M) 到達気管支の存在を確認 気管支径・壁厚の精度向上
切除予定肺区域の表示と体積計測
【結果】超高分解能CTでは摘出肺で小葉細気管支(1mm径)および終末細気管支(細葉細気管支:0.5mm径)が明瞭に描出された。臨床例では従来型CTと比較して平均1.3次末梢まで描出された。結節まで連続して気管支を描出できる症例が25%から83%に増加した。
【まとめ】超高分解能CTは中枢気管支から小葉内細気管支まで連続して気道内腔を描画できる分解能を有する。小結節への関与気管支の有無の確認、および経気管支的誘導の確実性の向上に利用できる。
ご紹介・共同利用をお待ちしております。
Kirsten Boedeker, PhD, DABR Senior Manager, Quantitative Image Quality Toshiba Medical Systems Corporation
Aquilion Precision Ultra-High Resolution CT :Quantifying Diagnostic Image Quality
Toshiba Medical Systems Corporation 2017.

福島医大アドバンスドコース & 大原看護学校放射線講義

2018年5月  6月。本年も開始しました。

2018年7月3日火曜日

呼吸器内視鏡学会 2018

新宿 京王プラザホテル 2018年5月24日。
第41回 日本呼吸器内視鏡学会学術集会
会期:2018年5月24日(木曜日)~25日(金曜日)
会場:京王プラザホテル
日本医大  弦間学長が会長を務めて開催されました。会長講演では「坪井病院の思い出」が相当含まれていました。たいへん懐かしく拝聴しました。特別講演のポナンザ開発の山本氏のAIのお話は衝撃でした。
超高精細CTの気管支診断への有効性について発表してきました。抄録は以下の通り、

超高精細CTの気管支描出能の 基礎的検討
【背景】超高精細CTは検出器サイズを従来の1/4にすることで高空間分解能を実現したCTである。先行検討では従来と比較して3-4分岐末梢まで気管支を描出できたと報告されている。
【目的】撮影条件と気管支描出についての基礎的検討を行う。
【使用装置】超高精細CT:Aquilion Precision。従来型HRCT:Aquilion ONE、Aquilion PRIME。【撮影ファントム】人体型ファントム Lung man+自作ブタ伸展固定肺。【撮影方法】超高精細モード:SHR、scan方法:volume/helical/conventional、管電圧:140kV/120kV、FOV:160mm、撮影範囲:1mm/40mm、焦点サイズ:S2、matrix:2048/1024/512。
【検討方法】1)ブタ伸展固定肺による気管支描出能の確認と臨床撮影条件の決定。2)人体型ファントム内での気管支描出能の劣化の確認。3)臨床例の呈示。
【結果】小葉細気管支および終末細気管支(細葉細気管支)が明瞭に描出され、さらに末梢の気管支分岐も確認できた。これらの描出はconventional scan、0.25mm、2048matrixにおいて最も明瞭であった。臨床撮影においてはhelical scan、0.25mm、1024matrixが効率的である。
【まとめ】超高精細CTは臨床画像においても中枢気管支から小葉細気管支まで連続して気道内腔を描画できる分解能を有する。小結節への経気管支的誘導の確実性が高まることが期待される。

発表内容は圧倒的優位性が明らかであり、従来CTと比較して竜王のような存在です。
終了後、同ホテルで行われた呼吸器内視鏡推進連絡会議に出席しました。

2018年7月2日月曜日

第10回 緩和医療連携カンファレンス

第10回 福島緩和医療連携カンファレンス。
6月14日(木)18時45分から 福島テルサにて開催されました。

2018年7月1日日曜日

肺がん検診放射線技術向け説明会

2018年5月28日。本年度の肺癌検診読影会の技術的な補助をお願いしている放射線技師のための説明会を開催しました。今年はいくつかの変更点があり、業務上の注意点・優先課題について説明を行いました。

登録医会世話人会

セレクトンにて開催。2018年5月31日。
本年度の 登録医会世話人会について話し合われました。

インファナル・アフェア

BSで連続放送をしていたので、3部作の一気見。今回、まとめて見ると、これは最初からラウの話のように感じます。無間道というタイトルは、仏教用語で、完全な悟りを開くに至る四つの道(準備段階に当たる加行けぎよう道、煩悩を断ち切る無間むげん道、真理を悟る解脱げだつ道、悟りを完成させる勝進道)の2番目の道にあたる。無間とは、無間地獄(絶え間のない地獄)。アイデンティティを失った男の行きつく先と、香港のアイデンティティ・仁義を失ったやくざ社会とが重なり合う。
他人のものを羨むラウは欲望・煩悩の権現である。善人になりたいと、裏切りを繰り返す。他人になりかわって這い上がる様は「太陽がいっぱい」のアランドロンを彷彿とさせる。