第40回 画像診断の会 ~記念講演会~
謹啓 時下、先生におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、第40回画像診断の会 ~記念講演会~ を開催致します。
画像診断に関する技術の向上を目的とし、福島県北地区の医療の向上・連携を図り、地域
の福祉に貢献したいと考えております。当会の趣旨にご賛同いただき、ご参加いただければ
幸いでございます。 謹白
日時: 平成27年4月24日(金) 19:00~
場所: ホテルサンルートプラザ福島 2F 「芙蓉の間」
福島市大町7-11 TEL:024-525-2211
内容: 製品紹介 「プロトンポンプ阻害 パリエット」エーザイ(株)
座長: 大原綜合病院 放射線科 主任部長 中川 学先生
【講演1】
「背部痛の画像診断」 大原医療センター放射線科 部長 佐久間 光太郎先生
【講演2】
「咳嗽の画像診断」 大原綜合病院 副院長 森谷 浩史 先生
本研究会は肺癌CT検診認定機構(筆頭演者7単位・出席5単位)・日本救急撮影技師認定機構の単位認定研究会です。
2015年4月13日月曜日
2015年4月11日土曜日
四つの目と三つの目
『四つの目』は、NHKで1966年から72年まで放送された子供向け科学番組です。「四つの目」とは、通常の撮影による「肉眼の目」、高速度撮影・微速度撮影による「時間の目」、顕微鏡や望遠鏡などによる「拡大の目」、X線撮影による「透視の目」を意味しています。物事を「先端科学技術の目」で視覚化することで、解明できるというコンセプトは、放射線画像診断に直結する驚異的番組でした。子供心には「超能力」が科学技術の延長線上にある事が実感させられました。
『三つの目』は最近のビシネス書などで目にするマネージメントの技術です。経営者は、鳥の目、虫の目、魚の目を意識するべしとしています。「鳥の目」は「高いところから全体像を把握する」ということです。自分の立ち位置を明確にする。「虫の目」はターゲットを絞って虫のように「狭く深く」分析する。地に面した低い位置から、上からは見えなかったことを見る。「魚の目」は目には見えない川の流れを体全体で感じ取ることです。経営には、全体の把握、部分の把握、流れの把握の3つの目が必要とのことです。
近年の画像診断においては技術革新によって、今まで見えなかったものが、次々に視覚化されてきています。百聞は一見にしかずの繰り返しです。三つの目になぞらえると、肺の場合は単純写真で概観を把握し、CTで細部を分析します。加えて経過の解る比較画像で臨床的矛盾がないか確認します。さらに、320列CTでは動態を撮影できますので、「時間の目」という武器が加わっています。まさに、time masterとして、時間を任意に手繰る能力が、百聞は一見にしかずの世界を拡張・強調させてくれています。
2015年4月8日水曜日
第9回 画像診断セミナーのご案内
第9回 画像診断セミナーを下記のごとく行いますので、多数、ご参加ください。
5月8日 金曜日 18時45分から 大原綜合病院 4階 会議室 テーマ 適正な撮影技術
最善の撮影法について各講師からレクチャーしていただきます。撮影方法により出来上がりの画像にどのような変化がみられるか? 撮影指示や読影の際の注意点などについても述べていただきます。
一般撮影におけるポジショニング 大原綜合病院 画像診断センター 八木明日香先生
MRIのアーチファクト 大原綜合病院 画像診断センター 秋葉 恵先生
CT撮影における改善点 大原綜合病院 佐久間光太郎先生
特別講演 福島医大におけるCT撮影の工夫 福島医大 放射線部 村上克彦先生
本研究会は肺癌CT検診認定機構(筆頭演者7単位・出席5単位)・日本救急撮影技師認定機構の単位認定研究会です。
2015年4月7日火曜日
RadFanに拙文が掲載されました
特集1
Radiology Trends in 2015─2015年のトレンドやTop Journalを探る旅─
<CT>
臨床的視点からみたCT機器のトレンド 森谷浩史(大原綜合病院画像診断センター)
CT機器の技術的トピックスについて臨床的視点から述べた。今後、被ばく低減、機能画像、動態解析技術が発展するものと思われる。
(森谷浩史 臨床的視点からみたCT機器のトレンド RadFan 2015年4月号 (2015年3月31日 刊行) vol.13 No.4 2015 April p44-47 )
X線CTのトレンドと近未来技術 辻岡勝美(藤田保健衛生大学)
<MRI>
MRI 2015 青木茂樹(順天堂大学)ほか
2015年MRI装置は「騒音制御」と「高速撮像」がキーワード 山本晃義(共愛会戸畑共立病院画像診断センター)
<US>
「超音波検査」の今を語る 小川眞広(日本大学病院)
<X-Ray>
X線診断領域における最新のトレンド 油原俊之(東京女子医科大学東医療センター)
<Mammography>
乳癌診療をめぐるイチオシ論文の小旅行 ~ドイツ西部を中心に~ 町田洋一(亀田京橋クリニック)ほか
<Medical Monitor>
医療用モニタの今後の進化 市川勝弘(金沢大学)
<Workstation>
ワークステーションの変遷と未来 立石敏樹(国立病院機構仙台医療センター)
<Radiotherapy>
Radiotherapy Trends 唐澤久美子(放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院)
<Medical Physics>
医学物理士から見た放射線治療におけるトレンド ―装置がいかに進歩しても治療成績の向上は品質確保が前提である― 小澤修一(広島大学大学院)
<IVR>
Interventional Radiologyの最近と今後 小野澤志郎(日本医科大学)
<Nuclear Medicine>
核医学診療の現状と新たな潮流 松尾信郎(金沢大学)
<PACS>
個人情報保護法改正とセキュリティに対する配慮について 深津 博(愛知医科大学病院)
PACS トレンド 池田龍二(熊本大学医学部附属病院)
<Teleradiology>
遠隔画像診断2015 ─日本医療の未来のために トピックと課題─ 加納裕士(セントメディカル・アソシエイツLLC)
<IT>
医療情報システムに今後起こるであろう変化~画像診断に関連する部分を中心に~ 八上全弘(京都大学医学部附属病院)
特集2 放射線科が変わる! 2015 Top Runner
CADはついに1人1台の時代に!? 薬事法改正で身近になる医療機器 深津 博(愛知医科大学病院)
メイドインジャパンの“教育と診断力”をWorld Wideに! ―新しいカ・タ・チの医療輸出― 戸﨑光宏氏(亀田京橋クリニック)
診療放射線技師は今、新たなステージへ! ―診療放射線技師法改正による診療放射線技師の業務拡大とこれからの目標、医師と診療放射線技師の更なる連携を探る 富田博信氏(埼玉県済生会川口総合病院)
すべては患者のために世界に広がるPSPマインド~医療現場の一員として患者の命を守るために仕事に従事する~ 八木裕子氏(PSP)
2015年4月6日月曜日
皆既月食
4月4日の皆既月食はごらんになれましたか。福島市では、あいにくの曇り模様でしたが、ところどころ、鮮明に見えました。
小さなデジカメで撮りましたが、さすがに赤い月は見えませんでした。
福島民報にきれいな経時写真が掲載されていましたが、直線状に満ち欠けが起こるわけではないのですね・・・。
小さなデジカメで撮りましたが、さすがに赤い月は見えませんでした。
福島民報にきれいな経時写真が掲載されていましたが、直線状に満ち欠けが起こるわけではないのですね・・・。
咳嗽の画像診断について
咳嗽の画像診断について
3週間未満の急性咳嗽の大部分はかぜ症候群。
3週間以上持続する遷延性咳嗽・8週間以上持続する慢性咳嗽の中に多彩な原因疾患が含まれるため臨床上、鑑別診断を要します。
まず、感染症による急性期の咳嗽を除外する必要があります。腫瘍や肺炎・結核・感染症の鑑別のために胸部単純写真が有用です。胸部写真で除外できない場合は胸部CTが鑑別のために有用です。
遷延性・慢性咳嗽の原因には、咳喘息・アトピー咳嗽・胃食道逆流・感染後咳嗽などのほか、慢性気管支炎・気管支拡張症、誤嚥・気道異物や結核などの慢性肉芽腫性感染もあり、さまざまな疾患・病態の鑑別が必要となります。もちろん肺がんのような悪性腫瘍が隠れている場合もあります。これらの検出・鑑別・除外に胸部CTが役に立つことが多々あります。
4月24日の画像診断の会では先生方からご紹介いただいた咳嗽症例の中で胸部CTが役に立った症例を呈示させていただきます。
2015年4月4日土曜日
第5回 南東北320列CT研究会のご案内
第5回 南東北320列CT研究会を下記のごとく行います。ふるってご参加ください。
開催日時 平成27年5月22日(金)18:30~
会場 福島テルサ 4階 つきのわ
本年は、テーマを「救急CT」といたします。特別講演には、ベストセラー「ユキティのER画像 Teaching File」をご執筆されたばかりの岩手県立中部病院 放射線診断科の熊坂由紀子先生をお招きし、実践的レクチャーを予定しています。
特別講演
救急CTミニマム・エッセンス(仮) 熊坂 由紀子 先生
「なるほど」をたいせつにする熊坂先生の講演に多数ご参加ください。終了後に情報交換会を行います。
なお、例年通り、CTに関する一般演題を募集中です(320列CT・救急CT以外の演題でもOKですよ)。優秀演題は情報交換会で表彰し、豪華副賞を差し上げますので、若い技師さんがたの挑戦をお待ちしています。
肺癌CT検診認定機構(筆頭演者7単位・出席5単位)・日本救急撮影技師認定機構の単位認定研究会です
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