2013年12月21日土曜日

画像診断の会

第36回 画像診断の会。
去る12月9日 月曜日、ホテルサンルート福島において、研修医の九嶋先生に特別講演を行ってもらいました。放射線科で研修した2か月の期間にインパクトのあった画像をじっくり呈示してもらいました。40分ほどでシンプルにまとめてくれて、参加した先生方の理解に多いに寄与したものと思います。
この会は、年4回開催していますので、もう、かれこれ9年間継続していることになります。 今後も趣向を凝らして続けていきますので、よろしくお願いします。

2013年12月20日金曜日

福島県労働保健センター事業年報に掲載されました

平成24年度産業医学・産業保健に関する助成制度による調査・研究論文「肺二次精検における低線量X線CTの評価」を、平成24年度福島県労働保健センター事業年報 第11号(平成25年10月31日発行)に報告いたしました。

2013年12月19日木曜日

胸部画像診断スタンダード

10月・11月と2か月間、放射線科に2年目の研修医が回ってくれました。呼吸器を主体に勉強したいということでしたので、広く疾患を理解することを目標に、スキマの時間に表記テキストブックを1日2,3項目ずつ読み進めました。
説得力のある画像が多く、平易に読み進めることができました。その日、経験した症例を中心に関連項目を読んでいきました。
エッセンシャルと臨床事項が重複している項目が多くありますが、統一フォーマットのため止むを得ないと思います。内容も必要最低限と謳っているだけあり、物足りなさを感じる部分も多いのですが、逆に余白が多く、サブノート的に書き込んだりできますので、研修医との勉強会に使うには最適と思います。
とりあえず、胸部疾患の名称をひととおりレクチャーするには最適です。

2013年12月5日木曜日

久しぶりに肺癌学会に出席しました

11月21日・22日、ホテルニューオータニで行われた第54回 日本肺癌学会総会に参加してきました。1日目は自分たちの発表があり、2日目の夜の内視鏡推進連絡会議に出席しました。学会では画像診断関連・検診関連の演題を中心に聴講しました。数年ぶりの肺癌学会で、たいへん興味深い演題がたくさんありました。

・いわゆるmixedGGO・part-solidの中で、というより、GGO主体の病変の虚脱や線維化部分の表現としてGGO with scattered consolidationをsmall islet type、reticular type、dense typeなどと分類。
・CT検診は非喫煙者については3年ごとが適切か?
・CT検診で検出された5mm以下のGGO 12000例のうち6例が増大した。
・GGO肺癌は約半数で一時的な縮小が観察された。
・粘液産生肺腺癌、part-solid、solid、pneumonia type。pleural indentationがない。

多くの方々のご協力に感謝いたします

 RSNAの私の演題の最後のスライドです。ここに表記できなかった方がたくさんおられます。
たいへん、お世話になりました。

2013年12月4日水曜日

RSNA2013

 現在開催中の北米放射線学会 RSNA2013 で、私たちが関係した演題です。
  • CH LL-CHE4285
    until Dec 06, 2013
    Quantification of Movement of Lung Parenchyma using Dynamic Respiratory CT
    12 minutes 36 seconds
  • PH LL-PHS-WE4A
    until Dec 06, 2013
    Ultra-high-Resolution CT of the Lung: Image Quality of a Prototype Scanner
    6 minutes 30 seconds 
     
  • CH SSC04-03
    until Dec 06, 2013
    Lung Nodule Detectability on Computed Tomography at Ultra-low Dose Scanning with Adaptive Iterative Dose Reduction Using Three Dimensional Processing (AIDR3D): Comparison with Low-dose Scanning by Receiver-operating Characteristic Analysis

東北びまん性肺疾患研究会

25年11月30日 福島テルサで開催されました。
特別講演と症例検討の画像呈示を担当しました。
特別講演は「呼吸器CT  定量評価と動態解析」というタイトルで320列ADCTを用いた現在の呼吸器診断技術について話をさせていただきました。

この内容は昨年の北米放射線学会でcertificate of merit賞をいただいたのち、scientific meetingという研究会で取りあげていただき、昨年末:仙台、7月に前橋と厚木、11月に盛岡で話をさせていただきました。また、2月に栃木県の研究会、4月の総会でザイオソフトのランチョンセミナー、7月のCTサミットの特別講演など、多くの機会をいただきました。技術は次々と進化していますので、毎回、データを追加しつつ、ギリギリの時間でまとめています。
今回は、肺野にdynamicROIを設定し、呼吸時相との相関を表示できたため、形態変化と機能とがずいぶんわかりやすくなったと感じています。
この内容で現在、RSNA2013で公開中です。アクセス可能な方はぜひご覧ください。

2013年12月3日火曜日

必見! 3D画像はここがポイント

放射線科画像診断関連の雑誌に胸部CT3次元画像についての論文が掲載されました。


胸部
一般財団法人 大原綜合病院 画像診断センター
森谷浩史 九嶋祥友 中川 学 藤井 徳 
一般財団法人 大原綜合病院 附属大原医療センター 心臓血管外科
萩原賢一 佐藤善之 
公立学校法人 福島県立医科大学 放射線医学教室
佐久間光太郎


雑誌 臨床画像 2013年12月号 vol.29 no.12
●特集:必見! 3D画像はここがポイント
 序説/松永尚文
 中枢神経-中枢神経系における3D画像の有用性-/村山和宏
 頭頸部領域/荒谷和紀
 胸部/森谷浩史
 心・大血管/城戸輝仁
 腹部-腹部大動脈~末梢動脈、門脈・冠動脈の3D-CT画像を中心に-/内田政史
 消化管-上部・下部消化管領域における3D画像の有用性-/笹井信也
 救急IVR領域における3D画像の有用性について/妹尾聡美

2013年10月24日木曜日

NPO 福島画像診断支援センター


忙しいふりをして、ブログ更新を怠けており、失礼しました。
おかげさまで、表記、NPOが認可され、現在、粛々と活動準備を整えております。

設立趣旨は以下の通りです。

IT技術を活用した遠隔画像診断システム事業を行うことで、以下の課題に取り組みます。

1.放射線科医が不在あるいは不足している施設に対して画像診断を行う。
2.民間施設・公的施設も含めた連携により放射線科医の相互支援を行う。
3.地域内を拠点とすることにより相互に顔の見える関係を維持する。

9月末に医療センター読影室の一角に画像診断装置を設置しました。

2013年8月18日日曜日

肺癌研究会

7月6日 郡山にて開催されました。
肺癌研究会 ホテルプロシード。
一般講演の座長をさせていただきました。画像的に興味深い症例の発表がが多く、おおいに勉強させていただきました。

2013年8月17日土曜日

大原循環器セミナー

2013年7月4日 大原循環器セミナー開催されました。
福島医大 心臓血管外科 横山 斉教授の才気あふれるプレゼンテーションに魅了された方も多かったのではないでしょうか?
懇親会でも楽しく話をさせていただき、充実した気持ちです。

2013年8月16日金曜日

大原綜合病院登録医会

7月2日 登録医会が開催されました。

CTサミット 2013年7月27日

私たちの地域の仲間である福島医大の村上克彦技師が大会長をつとめられ、三田の笹川記念会館で開催されました。「低線量CT」という素晴らしい企画で大成功の会でした。低線量CTは今、大いに注目されている領域です。
私は特別講演演者としてご招待いあただきました。たくさんの技師さん方と交流でき、ありがたい機会でした。

講演要旨「動態CT」
生体はdynamicに機能しており、その機能を動的に把握することで、静止画像からは得られない情報を瞬時に理解できる場合がある。X線透視や超音波検査では動態観察は日常診断で行われている手法である。
CTは簡便さと生体計測の信頼性から呼吸器画像診断において広く活用されている。しかし、多くの呼吸器診断は静止した一時相のCT画像でなされており、生体内でも特に大きな位置移動と形態変動を伴う臓器でありながら、動態情報は活用されていない。
そこで、本レクチャーでは呼吸器領域における高分解能CT読影法を概説したのち、呼吸動態CTの撮影技術と解析技術について述べたい。
1.    高分解CTの読影法
小葉構造の分析に基づいた肺読影の基本を概説したのち、現在の自動計測技術について述べる。肺のLAA(Low Attenuation Area)の自動抽出とその面積・体積・割合の解析。カラー表示した3D画像は禁煙の動機づけに有効である。気管支解析では、目的までの気管支のパス作成をワンクリックで行うことができ、CPR、ストレートビュー、短軸像で気管支の壁厚の計測なども可能になる。仮想気管支鏡画像は実気管支鏡のガイドマップとして実用化されている。
2.    320列ADCTによる呼吸動態撮影
320列ADCTは寝台を固定したまま16cmの範囲を連続撮影できるため、動態撮影が可能である。しかし、dynamic撮影のため被曝の増加が避けられないため、撮影条件の調整が必要である。近年の逐次近似応用再構成やvoxel-to-voxel registration法による画質改善技術により超低線量撮影が可能となっている。
3.    Voxel-to-voxel registration法による呼吸機能の定量評価
複数時相のデータから構造物の移動情報を解析し、解剖構造の立体的な動きを定量表示で
きる手法である。解剖構造の位置を固定したMPR・CPRによる呼吸に伴う形態変化・呼
吸動態の局所的な定量表示が行える。DynamicROIやdynamicVOIにより、LAAや気
管支解析が動態データに対して行える。

2013年8月15日木曜日

新病院プロジェクト

病院の移転・統合へ向けて、新病院プロジェクトが立ち上がっています。
画像診断センターのレイアウト検討としては、現行の2病院+健診部門をどのように統合し、運用するか検討しています。もちろん財団関連施設のすべての画像診断に対応できる体制を目指しています。
外来ワーキンググループなど頻回に検討を行っています。

2013年8月14日水曜日

遠隔画像診断

2013年8月5日 遠隔読影についての懇話会 郡山 丸新

RSNA2013 アクセプトされました

Submission Type: Education Exhibits

Quantification of Movement of Lung Parenchyma using Dynamic Respiratory CT

This presentation covers the following topics:
1. Quantification of movement of lung parenchyma using dynamic respiratory CT and voxel tracking method.
2. Usefulness of 4D registration method in low dose intermittent scanning.

CONTENT ORGANIZATION
1. 320-row ADCT scan protocols
2. 4D registration method (voxel-to-voxel mapping). The voxel-to-voxel mapping enables the employment of additional algorithms that reduce noise, improve motion coherence, and measure kinetic function (moving direction, velocity, acceleration, etc.).
3. Phantom study. Pig raw lungs were used. Accurate measurement of bronchi can be obtained by dynamic MPR and dynamic CPR.
4. Clinical study. Chest wall adhesion/invasion of lung cancer, COPD, and IPF. The kinetic parametric map overlaid on the volume rendered images can be manipulated while in motion.
 
SUMMARY
Dynamic respiratory motion imaging using 320-row ADCT is a respiratory functional imaging that can be clinically applied to many pulmonary diseases.  And, techniques of quantify respiratory kinetics have been developed.

2013年8月13日火曜日

ADCT研究会 2013年7月9日

7月9日 ADCT研究会。
1.5月の南東北320列CT研究会でディスカッション時間が少なく議論できなかった演題について検討
「AIDR3Dの日常管理ファントム(TOSファントム)での評価」
               大原医療センター 画像診断センター 藤井 徳
「FOVを変化させた頭部CTプロトコルによるMTF解析」
       大原綜合病院 画像診断センター 中島 亮
「ノンヘリカルスキャンにおける曝射時間の測定 ~装置発売時期の違いについて~ 」               公立大学法人福島県立医科大学附属病院 放射線部  内沼良人
「ノンヘリカルスキャンにおける曝射時間の測定 ~装置メーカー間の違いについて~ 」
               公立大学法人福島県立医科大学附属病院 放射線部  宮岡裕一         
「逐次近似は画質を向上してるのか?~SNRによる画像評価~」
       宮城県立がんセンター  診療放射線技術部 後藤光範
2.最近、多くの学会・研究会で学会賞を受賞している内容について、後藤さんから紹介
3.秋季大会へ向けてのオンゴーイングの検討事項について紹介
4.その他

2013年8月12日月曜日

長崎大学 山下俊一教授との対談記事が掲載されました

月刊 新医療 8月号に山下教授との対談記事が掲載されました。震災以来、昨年度末まで2年間、福島医大で被曝のリスクコミュニケーションにご尽力され、4月から長崎大学にお戻りになられた山下教授と、主に医療被曝の観点から対談させていただきました。

2013年5月26日日曜日

長崎大学 山下教授と対談

昨日、「医療放射線被ばく低減」というテーマで山下俊一教授と対談させて頂きました。

2013年5月14日火曜日

医療安全研修会

5月9日 大原医療センターにて表記研修会を行いました。
内容は、3つのミニレクチヤーです。
1. CT検査の注意点 藤井さん
2. MRI検査の注意点 橋本さん
3. 医療事故防止について 梅津さん
昨年、当院で作ったCT検査のビデオを活用することが出来て、よかったと思います。

「造影CT検査時の介助と看護」 2012年12月13日 エーザイ株式会社

多数のご参加ありがとうございました。

2013年5月13日月曜日

看護の日 イベント

13日・14日の2日間、大原医療センターでは看護の日のイベントを行なっています。
両日とも10時30分より、1階 カフェテリアにてミニレクチヤーを行います。
内容は
1. 栄養科より カロリーや塩分制限の考え方と方法
2. 画像診断センターより 新しい血管撮影装置について
本日はたくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
明日も同じ内容です。
ご興味のある方はご参加ください。

新しい血管撮影装置が稼働しました

本日朝、開所式を行い、早速、検査が実動しています。
60インチの大型モニターの画像は鮮明です。
Inova IGS 530 フラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)というエックス線を平面で受け取り、デジタル信号に変換する装置を用いています。
 高精細・高コントラストの動画を取得。画像解像度が格段に高い。病変解析機能が向上。被曝量の大幅な低減。などの利点があります。





2013年5月7日火曜日

第三回南東北320列CT研究会

技術系をメインにした勉強会です。一般演題は6題ご登録いただきました。

 「AIDR3Dの日常管理ファントム(TOSファントム)での評価」
               大原医療センター 画像診断センター 藤井 徳
「FOVを変化させた頭部CTプロトコルによるMTF解析」
       大原綜合病院 画像診断センター 中島 亮
「320列面検出器CT(ADCT)におけるコーン角の違いによる散乱線の影響について」
               公立大学法人福島県立医科大学附属病院 放射線部  矢部重徳
「ノンヘリカルスキャンにおける曝射時間の測定 (第1報) ~装置発売時期の違いについて~ 」
               公立大学法人福島県立医科大学附属病院 放射線部  内沼良人
「ノンヘリカルスキャンにおける曝射時間の測定 (第2報) ~装置メーカー間の違いについて~ 」
               公立大学法人福島県立医科大学附属病院 放射線部  宮岡裕一         
「逐次近似は画質を向上してるのか?~SNRによる画像評価~」
       宮城県立がんセンター  診療放射線技術部 後藤光範

ご興味のある方はご参加ください。

2013年5月6日月曜日

クリストファー・ノーラン

雑誌 ユリイカ のバックナンバー(2012/08    クリストファー・ノーラン)を読んで、この映画監督の映像に非常に興味を持ち、結果的に今まで「インセプション」を除く6本を観ました。
予算の大小にかかわらず、統一された空気を作ることにこだわり、独自の世界観に引きずり込まれます。特筆すべきは「ダークナイト」のジョーカーの造形でしょうが、「メメント」「プレステージ」「インソムニア」など、いずれも善悪の混沌がテーマとなっています。正義の根拠をテーマとし、被害者の記憶やトラウマがはたして根拠として許されるのかを繰り返し問うているようです。正義と比較して悪の根拠はさらに複雑(あるいは希薄)であり、正義の存在によって生み出される影のようにも思われます。
繰り返し、(過剰なる)復讐・911をテーマとしながら、近作「ダークナイト ライジング」では環境を守るべき装置としてウェイン財団が秘密裏に開発していた核融合装置が、冷却炉から露出した途端、一転して大量殺戮装置としてカウントダウンをはじめるなど、正義の具体的手段を保有すること自体が許されるのかという、311テーマも加わっています。

2013年5月5日日曜日

雪うさぎ

  



携帯から撮った吾妻山です。遠くに雪うさぎが見えるのがわかるでしょうか?
雪うさぎは福島市の春の風物詩です。

2013年5月1日水曜日

福島市検診についての懇談会

平成25年4月26日 18時30分 保健福祉センター。
市側の報告ののち、いくつかの要望を述べさせていただきました。

福島市肺がん検診への要望課題
1.受診者の増加へ向けて
毎年同じ広報を繰り返すのではなく、注意喚起できる広報をしていただきたい。
2.CT検診の実施  肺がんCT検診を推進する支援をお願いしたい
米国のCT検診比較試験の結果、CT検診により20%の肺がん死亡減少効果あり。
予算化・実施補助は可能か? 予算化が困難なら広報だけでもできないか?
3.読影医師の負担への対策
1)デジタル化
  統一ID・サーバ設置
2)読影精度の維持:研修会開催・研修用データベース作成
4.その他
1)車検診の極端な減少あり
2)震災による転居
  受診者数の減少・過去情報との比較が不可能
  統一IDの作成はできないか?
3)助成金・補助金などの申請

CT検診研究会で広島の粟井教授からお借りしたパワーポイント資料から、広島県でのがん検診広報の事例を紹介させていただきました。
  がん検診へ行こうよキャンペーン広島
  デーモン閣下“広島降臨”イベント
  「悪魔が来たりて、がん検診の大切さを説く」

2013年4月30日火曜日

ランチョンセミナー

日本医学放射線学会最終日 4月14日 パシフィコ横浜にてフイジオダイナミクスについての講師を務めさせていただきました。
学会最終日にもかかわらず、多数のご参加ありがとうございました。
例年のことながら、天候に恵まれた学会でした。
関連するミーティングなどバタバタ動き回っていましたが、たいへん有意義に過ごしました。


2013年4月27日土曜日

画像読影装置の使い方  2013年 画像診断研修


本日より、初期研修医のための画像診断研修を行っています。

ひとりひとり、土曜日半日を使って、 画像読影装置の使い方を習得してもらいます。

内容
1.画像の大きさ
 ピクセル等倍
 全画面表示
2.濃度・階調
 頭部・肺野・縦隔・腹部・脂肪・骨
 WW WL
3.輪郭強調
4.複数画像の比較
 2面表示・4面表示
5.画像のめくり
6.連動
 (肺・造影・MRI・過去画像など)
7.情報のある場所
 過去画像のある場所
 過去レポートのある場所

以上の必要性を、ひととおり覚えてもらい、どの施設のどの機械でも、これらの機能が使えることを理解し、救外などでの画像参照の際に困惑しないようになっていただきます。

2013年4月26日金曜日

医療センターアンギオ装置更新

昨夜のPCIで現在の装置はお役目を終了しました。
みなさま、お疲れさまでした。
機械もおよそ15年がんばってくれたそうです。
黙祷・・・・・、いや、敬礼。

2013年4月7日日曜日

技術の進歩と私たちの生活

仕事ができる人はなぜレッツノートを使っているのか?  山田 祥平 (著)朝日新聞出版 (2009/1/20)。
 毎日、持ち運べるPCがよい。常に携帯する。オフィスが必須。フォントはメイリオ。データ管理・携帯はSDが便利。分類はしない。自分の「メモ」あてのメール。ACアダプター、バッテリ、マウス、名刺ケース、折りたたみ傘、携帯、iPod、デジカメ。格安メモリー、メモ帳、ボールペン、HDMI、拡張デスクトップ、無線LAN、技術の進歩とともにクラウドへ。

パソコンで仕事が10倍おもしろくなる! (宝島社新書) [新書] 佐々木 康之 (著)  。
  ワープロの要約機能。電子辞書。ホームページ作り。 書くことからはじまる。思考の整理のために書く。メモ、テキストに集約する。

クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書) [新書] 西田 宗千佳 (著) 。
 Gメール。記録が蓄積される。 ライフログ。情報を取捨しない。 エバーノート。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 [単行本] 勝間 和代 (著) ダイヤモンド社 (2007/12/14)。 同様の内容。

絶対ハイビジョン主義―これからが楽しいテレビ生活 (アスキー新書 68) [新書] 麻倉 怜士。
 ハイビジョンって、こんなにすごいのかと感動的。著者の文章を読んでいると、地デジ時代を堪能すべしと思い知らされる。現在のデジカメのHD動画も驚きの高画質です。

理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで 第2版 (ブルーバックス) [単行本(ソフトカバー)] 坪田 一男 (著) 。
 第二版となり、IT活用術など加筆。いずれにしても愉しむ気持ちと気概がなくては始まらない。

2013年4月3日水曜日

旅行の参考書

エグゼクティブ海外出張マニュアル マーク・マコーマック 幻冬舎。パーソナルタッチを駆使した、旅行を快適にするための武装テクニックについて。
超旅行法 野口悠紀雄 新潮社。結構アナログな内容であるが、便利な小物などのコラムが参考になる。
インテリジェント旅行術 吉田友和 講談社。2011年のスマホ活用のデジタル旅行術。
サバイバル時代の海外旅行術 高城 剛 光文社新書。肉体的なサバイバルの観点からの示唆に富む。防寒、通信、コミュニケーション。
70円で飛行機に乗る方法 高城 剛 宝島社新書。金も時間もない人のための旅行術。少なくとも金はありそうな著者のノウハウを記載。目まぐるしく変わっていくシステムを何とか理解できればいいのでしょう。白シャツ、バックアップ電源、各国のクレジットカード。
旅と道具―豊かな旅を創るハードとソフト (朝日文庫) 佐貫 亦男。海外旅行が大きなイベントだった時代の旅の準備から記録のアイデア。準備段階から旅行後の整理まで旅の愉しみは尽きない。

2013年4月2日火曜日

街場のメディア論

光文社新書 内田 樹 著。
街場って、どういう意味? と気になって読んでみました。「街場」シリーズ執筆中の一冊だそうです。

召命:余人をもっては代えがたいものとして 召喚されたという事実が人間を覚醒に導く。
ジャーナリストの知的な劣化が顕在化している。
体を張った姿勢がない。無知を遁辞に使う。
ジャーナリストが無知や無能で武装して、被害者面から攻撃する。
身銭を切る姿勢がない。責任を取る覚悟がない。
とりあえず弱者の側に立つ。
ありがとうからはじまるコミュニケーション。
自分に対して意味があると考えることが人間性。

などなど・・・。そういえば、柳田邦男氏がかつて、さまざまな不幸な出来事に出合った時、自分にとっての物語を作る行為により、その出来事を整理していくと話をされていました。
何物をも自分のものとして受け止めることがコミュニケーションのスタートなのでしょう。

2013年4月1日月曜日

理系のためのクラウド知的生産術

BLUE BACKS 堀正岳 著。
クラウド環境を活用して、いかに時間を節約するか?
Gメール、エバーノート、ドロップボックス。メンデレイ、GTD、ブログ。などの活用法について2012年初めの時点での解説。

こういう参考書は、自分で日頃行っていることでも、えっと思うようなコツが見つかることがあり重宝します。

2013年3月31日日曜日

最新画像診断装置の経営的意義を問う

雑誌 新医療に拙文が掲載されました。
表題は特集記事の表題であり、拙文は、こんなにかっこいいタイトルではありません。
新医療 40巻4号 2013年4月号 38-41, 2013.

2013年3月30日土曜日

呼吸機能イメージング研究会

徳島大学 工学部 仁木教授の当番世話人で開催されました。過去の臨床系の大会長と比較して、工学系のセッションや演題が多く、とても新鮮でした。

当院からは、呼吸動態CTについての発表を行いました。
CT画像から肺野の局所の大きさの変化を計量する方法であり、変化の大きな部分は局所の換気の大きな部分であると形態的に診断できるのではないかと思っており、局所の肺機能解析への応用を考えています。

工学系の教育講演は、いままでブラックボックスだった3次元画像処理の仕組みについて、何となくわかったように感じさせられました。具体的技術の理解はわたしの能力の限界をはるかに超えていますが、計算方法の進化・改良をどのような考えで行っていくのかについては非常に参考になりました。

仁木教授の大会長講演は切除した肺の一部分を超高分解能CTで撮影し、その画像を解析したことについての発表でした。仁木教授の教室ではCT検診での結節検出技術、良悪性診断、解剖構造の自動抽出技術など、多くの業績があります。一般的な大会長講演では教室の研究の歴史的な内容が主体になるのですが、今回の大会長講演ではそれらに一切触れることなく、小さな肺の切除標本のCT画像についてのみ述べられました。それは、肉眼ルーペ像で見たようなCT画像の3次元データから、計算式で、小葉構造を分割したり、気道末梢の細葉中心をもとめるなど、きわめて精緻な肺の解剖が、計算によって解析できるという、感動的ともいえる講演でした。
それまでの検診や臨床画像の話題から離れ、ミクロの領域の、人体の構造(形態)を計算によって作り出すという、大げさに言えば、まさに「神への挑戦」につながるとも思える内容でした。
かつて手作業で行っていた解剖構造の認識を、自動化できるようなインテリジェンスを機械に与えることで、人間よりも精緻に、ミクロの領域においても実施できるという、まさに仁木教授の未来への姿勢の具現とも思えました。

2013年3月29日金曜日

CT検診研究会

会の設立の頃に参加したまま、10年以上ご無沙汰の会でした。今回は、当院でも、320CTの被曝低減撮影が臨床でも問題なく運用できていますので、検診目的の撮影条件や運用方法を確認するために参加しました。
実感としては、当院で行っている超低線量撮影条件がそのまま検診CTとして適応可能と思われました。ただ、学会としては、施設ごとの撮影線量を標準化する試みを始めており、その試行施設としての手続きも必要かと思われます。
そのためには、CT検診認定技師が必要であり、みんなで協力してクリアしていきたいと思います。

検診CT画像を用いた各種定量化技術(骨粗鬆症など)も研究段階ではありますが、たいへん興味を持ちました。予防医学の観点からの胸部CT画像をなるべく多目的に利用しようということで、わたし自身も人間ドック画像へのサービスとして、脂肪面積・冠動脈石灰化・肺野結節影(肺癌や感染と判断できないような微小結節)・気腫変化・間質変化・骨梁濃度などが、加齢評価に関連して定量化できる所見と思っており、今後も検討を続けたいと思っています。

以上の評価を再現性を持って行うためにはコンピュータを用いた自動化技術が必要です。今回の研究会では新しい試みとして、各社のCADシステム(コンピュータ自動診断)を実際に操作できるワークショップが企画されました。わたしが今回この研究会に参加したのも、このワークショップに参加したかったからです。webでの登録オープンの日に、いち早く登録し、参加させていただきました。

大規模にCT検診を行う場合、コンピュータによる自動拾い上げと撮影技師による拾い上げが重要になります。CT検診認定技師制度ができて数年になりますので、当院でも認定を目指してがんばりたいと思います。

2013年3月28日木曜日

RSNA 2012

雑誌 INNERVISION 2013年2月号(28-2)。
RSNA2012特集に当院で行っているADCT研究会の集合写真を掲載させていただきました。p61-62。

2013年3月27日水曜日

私の遠隔読影サービス活用法

雑誌 Radfan vol.11 no.1 2013 34-36. に拙文が掲載されました。
ご興味のある方はご覧ください。

2013年3月26日火曜日

東北conference on contrast media 2013

3月23日、仙台市 江陽グランドホテル。
那須赤十字病院 水沼仁孝 先生。外傷パンスキャンがもたらしたもの。
熊本大学 山下康行 先生。腹部画像診断のEBM。

たいへん面白いお話でした。水沼先生の話は以前からお聞きしていましたが、緊急対応の撮影方法を決定しておき、とにかく短時間で対応するというコンセプトは現場の理にかなっています。
山下先生は、画像診断のEBMというとても骨の折れるお仕事をされ、本にまとめることができたと話されていました。ガイドラインはひとつひとつは当たり前のような内容でも、その裏付けとなったエビデンスがどの程度のものだったのかをおさらいしておくことは重要です。たいへんなご苦労であったと思います。

2013年3月25日月曜日

ECR 欧州放射線会議


ECRに出席してきました。
3月初旬のウィーンは思いの外、暖かい日に恵まれ、準備していた防寒衣類はスーツケースの半分を占めたままで、持ち帰ってきました。
ECR10年ぶりの出席でしたが、ウィーンの町並みは10年前とほとんど変わらず、歴史と伝統を重んじる国であることを実感させられました。
会議はドナウ川を渡ったウィーン国際センターで行われました。地下鉄で行き来するたびに、プラーター遊園地の観覧車が目に入り、やはり、ウィーンというと映画「第三の男」を思い出してしまうのは年のせいでしょうか?
会議の内容としては、発表は「320CTを用いた呼吸動態撮影」「胸腔鏡下肺葉切除の術前シムレーション画像としての3DCTA」の二つの電子ポスターを行いました。リアルなポスター展示と異なり、電子ポスターでは、会場内のどの場所で自分の演題がアクセスされているかもわからないため、もっぱら、他演題の閲覧を行っていました。

1.肺癌関連では、CAD(コンピュータを用いた異常影の検出)の演題のあつかいが大きい印象があり、今後の臨床研究・機器開発の方向と思われました。当院でも、転移性肺癌の検出にこの機能を用いた共同研究を実施中です。
2.MRI関連では、前立腺のセッションに参加しました。拡散強調画像のb値の話題が、現在ホットに議論されています。複数のb値が取得できる機種や、クルトーシスなどの新しい定量化の手法が一般臨床でも撮像可能になっていくものと思われます。体幹部MRIも3Tが当たり前の状況のようです。
3.教育関連では、学生・研修医対象の肺癌の画像診断のセッションに参加しました。参加者が手元のスイッチを操作することで、画面に正答率がグラフ化されるシステムであり、講師の質問呈示・スイッチ操作・回答の分布を表示・講師の解説という順番で進んでいきます。笑いを誘いながら進めていく非常にわかりやすい講義内容で、わが国の教育内容とまったく同じ雰囲気を感じましたが、途中で退席する聴講者が堂々と講師の目前を横切っていく姿は、わが国の雰囲気とは大分異なりました。
4.造影剤関連では、欧州は副作用のガイドラインを先駆的に作成し、わが国でも採用・参考にしています。その中で、オランダの事例は、ガイドラインに則って、リスクの最も低い造影剤以外を使用禁止とする、極めて強烈な対応をしています。その是非(エビデンスの裏取りも含め)は議論が必要でしょうが、エビデンスやガイドラインに対する姿勢として参考にしなければいけないと感じました。

オペラやホイリゲも堪能しました。小さな町ですので、どこへ行っても、学会関係者と出会い、個人的に交流できたことも貴重な経験です。年度末の多忙な時期に、このような機会をいただき、財団および病院関係各位に感謝申し上げます。

平成23年度・24年度 映画リスト


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