2024年3月6日水曜日

朝日新聞:折々の言葉と偏愛コラム

朝日新聞に折々の言葉というコラムがあります。
選者が目についた言葉と社会のご時世を紹介するのですが、最近、解説が薄っぺらいと感じるのです。金太郎飴的なんです。基本的に選者の嗜好に合ったものが選ばれ、選者の思想によって解説されています。これを毎日続けるというのが、一人の選者ではハードすぎるのではないでしょうか?
シンプルやナチュラル、ボランティア精神などに結びつけるような傾向が強く、それは選者の思想としてよいのですが、単調になっています。現代の流通している言葉であっても、言葉本来の持つ魅力、背景の奥深さなど伝えようがあるのではないかと思います。原文、オリジナルに勝るものなしと、改めて思わせる、ダイジェストのダイジェスト的なコラム記事です。
いろいろな思想の複数の選者にしたほうが、偏りなく、あるいは偏りがあるほうが楽しめるのではないか思います。そういう意味ではみうらじゅんの偏愛コラムのようなイラスト付き連載が楽しいのです。

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