2024年3月9日土曜日

BOLT

原発事故の当時の職員の悔恨・現場の当事者の思いについて初めて描いた映画ではないかと思います。ふくしま50のような自然災害に勇敢に戦ったスーパーヒーローたちの大災害スペクタクル映画ではなく、現実の等身大の映画です。
BOLT 2020年12月11日(金)公開 / 上映時間:80分 / 製作:2019年(日本) / 配給:ガチンコ・フィルム 
日本のとある場所で、大地震が発生。その振動によって原子力発電所のボルトが緩み、冷却水が漏れてしまう。汚染水を止めるため、仲間とともにボルトを締めようと奮闘する男や、避難指定地区で亡くなった老人の遺品整理に向かった男は、悲惨な現実に直面する。 
林 海象監督のインタビューHPより    2020.12.10|2021.04.26  
芸大生と制作した映画『BOLT』が、今注目される理由/映画監督 林 海象
「今回の原発事故の直接的な原因は東日本大震災による地震だったけど、一方では人的な事故とも言える。事故後の現場が、配管だらけで何がどうなっているのかも分からなくなっている事実も怖い。1個メルトダウンすると北関東が終わっちゃうくらいの使用済燃料が福島第一原子力発電所には何百本もあるのに、放射線は目に見えないからね。
今も冷却水をずっとたれ流していていて、いつ何があるのか分からない状態なのに、日本はまた原発を動かそうとしていて、狂気を感じます。震災からもう10年経とうとしているけど、反原発とか単にそれだけの意味ではなく、増え続ける汚染水をどうにか止めてほしいと、本当に思います。」

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