2025年10月21日火曜日

私立大医学部の学費が値下げ傾向

私立大医学部の学費は高い。国立大は一部を除き6年間で計約350万円だが、私立大は平均で約3300万円。最高は4740万円に達する。藤田医科大(愛知県豊明市)では6年間の学費を現行の2980万円から来年度は2152万円に下げると発表しており、大学受験関係者の間で注目を集めている。 安くなったとはいえ、2千万円は高額だ。学費を抑えるには地域枠を利用する方法もある。自治体が地元や他の都道府県の大学医学部の定員内に数人の枠を設け、合格者には学費や生活費を貸与。卒業後9年ほどの義務年限を過疎地や救急などの医療に従事すれば返還が免除される。また、医学部向けの教育ローンを設けている金融機関も多い。上限額は3千万円など高額に設定され、多くは無担保だ。好条件の理由は医師の収入。厚生労働省などによると、24年の平均年収は1300万円強。ある銀行の担当者は「一般の給与所得者の3倍の水準で、十分返済できると見込んでいる」と話す。(ソウ喜郁) 
朝日新聞 夕刊 20250930 (現場へ!)激闘、医学部受験:2 優秀な学生確保へ、値下げ
より記録・記憶のため取捨引用。

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