2013年12月21日土曜日

画像診断の会

第36回 画像診断の会。
去る12月9日 月曜日、ホテルサンルート福島において、研修医の九嶋先生に特別講演を行ってもらいました。放射線科で研修した2か月の期間にインパクトのあった画像をじっくり呈示してもらいました。40分ほどでシンプルにまとめてくれて、参加した先生方の理解に多いに寄与したものと思います。
この会は、年4回開催していますので、もう、かれこれ9年間継続していることになります。 今後も趣向を凝らして続けていきますので、よろしくお願いします。

2013年12月20日金曜日

福島県労働保健センター事業年報に掲載されました

平成24年度産業医学・産業保健に関する助成制度による調査・研究論文「肺二次精検における低線量X線CTの評価」を、平成24年度福島県労働保健センター事業年報 第11号(平成25年10月31日発行)に報告いたしました。

2013年12月19日木曜日

胸部画像診断スタンダード

10月・11月と2か月間、放射線科に2年目の研修医が回ってくれました。呼吸器を主体に勉強したいということでしたので、広く疾患を理解することを目標に、スキマの時間に表記テキストブックを1日2,3項目ずつ読み進めました。
説得力のある画像が多く、平易に読み進めることができました。その日、経験した症例を中心に関連項目を読んでいきました。
エッセンシャルと臨床事項が重複している項目が多くありますが、統一フォーマットのため止むを得ないと思います。内容も必要最低限と謳っているだけあり、物足りなさを感じる部分も多いのですが、逆に余白が多く、サブノート的に書き込んだりできますので、研修医との勉強会に使うには最適と思います。
とりあえず、胸部疾患の名称をひととおりレクチャーするには最適です。

2013年12月5日木曜日

久しぶりに肺癌学会に出席しました

11月21日・22日、ホテルニューオータニで行われた第54回 日本肺癌学会総会に参加してきました。1日目は自分たちの発表があり、2日目の夜の内視鏡推進連絡会議に出席しました。学会では画像診断関連・検診関連の演題を中心に聴講しました。数年ぶりの肺癌学会で、たいへん興味深い演題がたくさんありました。

・いわゆるmixedGGO・part-solidの中で、というより、GGO主体の病変の虚脱や線維化部分の表現としてGGO with scattered consolidationをsmall islet type、reticular type、dense typeなどと分類。
・CT検診は非喫煙者については3年ごとが適切か?
・CT検診で検出された5mm以下のGGO 12000例のうち6例が増大した。
・GGO肺癌は約半数で一時的な縮小が観察された。
・粘液産生肺腺癌、part-solid、solid、pneumonia type。pleural indentationがない。

多くの方々のご協力に感謝いたします

 RSNAの私の演題の最後のスライドです。ここに表記できなかった方がたくさんおられます。
たいへん、お世話になりました。

2013年12月4日水曜日

RSNA2013

 現在開催中の北米放射線学会 RSNA2013 で、私たちが関係した演題です。
  • CH LL-CHE4285
    until Dec 06, 2013
    Quantification of Movement of Lung Parenchyma using Dynamic Respiratory CT
    12 minutes 36 seconds
  • PH LL-PHS-WE4A
    until Dec 06, 2013
    Ultra-high-Resolution CT of the Lung: Image Quality of a Prototype Scanner
    6 minutes 30 seconds 
     
  • CH SSC04-03
    until Dec 06, 2013
    Lung Nodule Detectability on Computed Tomography at Ultra-low Dose Scanning with Adaptive Iterative Dose Reduction Using Three Dimensional Processing (AIDR3D): Comparison with Low-dose Scanning by Receiver-operating Characteristic Analysis

東北びまん性肺疾患研究会

25年11月30日 福島テルサで開催されました。
特別講演と症例検討の画像呈示を担当しました。
特別講演は「呼吸器CT  定量評価と動態解析」というタイトルで320列ADCTを用いた現在の呼吸器診断技術について話をさせていただきました。

この内容は昨年の北米放射線学会でcertificate of merit賞をいただいたのち、scientific meetingという研究会で取りあげていただき、昨年末:仙台、7月に前橋と厚木、11月に盛岡で話をさせていただきました。また、2月に栃木県の研究会、4月の総会でザイオソフトのランチョンセミナー、7月のCTサミットの特別講演など、多くの機会をいただきました。技術は次々と進化していますので、毎回、データを追加しつつ、ギリギリの時間でまとめています。
今回は、肺野にdynamicROIを設定し、呼吸時相との相関を表示できたため、形態変化と機能とがずいぶんわかりやすくなったと感じています。
この内容で現在、RSNA2013で公開中です。アクセス可能な方はぜひご覧ください。

2013年12月3日火曜日

必見! 3D画像はここがポイント

放射線科画像診断関連の雑誌に胸部CT3次元画像についての論文が掲載されました。


胸部
一般財団法人 大原綜合病院 画像診断センター
森谷浩史 九嶋祥友 中川 学 藤井 徳 
一般財団法人 大原綜合病院 附属大原医療センター 心臓血管外科
萩原賢一 佐藤善之 
公立学校法人 福島県立医科大学 放射線医学教室
佐久間光太郎


雑誌 臨床画像 2013年12月号 vol.29 no.12
●特集:必見! 3D画像はここがポイント
 序説/松永尚文
 中枢神経-中枢神経系における3D画像の有用性-/村山和宏
 頭頸部領域/荒谷和紀
 胸部/森谷浩史
 心・大血管/城戸輝仁
 腹部-腹部大動脈~末梢動脈、門脈・冠動脈の3D-CT画像を中心に-/内田政史
 消化管-上部・下部消化管領域における3D画像の有用性-/笹井信也
 救急IVR領域における3D画像の有用性について/妹尾聡美