民意のつくられかた (岩波現代文庫) 文庫 – 2014/12/17 斎藤 貴男 (著)
なぜ「3.11」まで原発への支持は上昇していたのか。さらに道路建設、五輪招致など、関係者への直撃取材で明らかになるのは、いかに世論は誘導されたり、操作されたりしているか、その危険な実態であった。国策・政策の遂行にむけ、民意が「偽装」されるかを浮き彫りにした話題書に新稿を加え、深まっていく危険な動きへの警鐘を鳴らす。
読んでみたかった本です
ディベートが苦手、だから日本人はすごい (朝日新書) 新書 – 2014/6/13 榎本博明 (著)
相手の立場を察して論破しない。
この日本的コミュニケーションが、今のグローバル化時代にこそ価値を増す!
「自己主張」が欧米と異なる理由、対決しない心を作る日本語の構造など、
心理学博士の著者がさまざまな事例を挙げて日本人の美質を解明する。
【目次】
I部 私たちが見失ったもの
第1章 「抑制の美」を忘れたクレーマーたち
・「ホンネを出せばいい」という風潮
・ハッキリと自己主張できればいいのだろうか?
・そこらじゅうクレーマーだらけ
・店員に威張り散らす客、客にキレる店員
・自己主張をどこまでも貫こうとするストーカー
・学校に怒鳴り込むモンスターペアレント
・やたら言い訳の多い学生たち
・「自分の責任じゃない」と言い張る世代
・「すみません」が言えない人たち
・「場の責任」という発想
・「どうして僕が謝るんですか?」
・「なぜ落ちたんですか」とクレームをつける学生たち
・叱られると「パワハラだ」と訴える人たち
・礼儀正さと抑制の美の機器
・タテマエのもつ奥ゆかしさ
第2章 節度なき風潮――欧米流の自己主張
・ディベートは勝負を決するための自己主張
・自己正当化の社会に「申し訳ない」という気持ちはない
・「非を認めない文化」と「すぐ謝る文化」
・お客様意識で自己主張をする人たち
・メンツを潰される上司、追い込まれる部下
・注意されるとすぐに言い返す
・若い世代の物言いに居場所を失う中高年
・言った者勝ちの風潮
・責任を取らない上司、自分勝手な部下
・理屈重視で搾取される非正規社員
・失われつつある日本的な心の配慮
・若手社員は、実は人間的なふれ合いに飢えている
・「思いやりのコミュニケーション」が崩壊していいのだろうか?
II部 日本人の心の品格
第3章 日本文化に根づく「対決しない心」
・なぜ自己主張ができないのか?
・意見の伝達よりも気持ちの交流
・ヨーロッパ人が驚嘆した、対決を避ける善良さ
・命じられることなしに従う日本人の不思議
・相手の期待を裏切らないように振る舞う
・「独立的自己」に対する「相互強調的自己」
・関係性の中にこそ自分の生きる場がある
・「議論は理屈で決着がつくはず」といった幻想が争いごとを生む
・敗者をつくらない配慮
・矛盾をつくらない配慮
・日本人の心の深層に根づく「「体面を重んじる心」
・タテマエは利己的な心のブレーキとなる
・タテマエの崩壊がクレーマーを生んだ
第4章 つつましさと思いやりの美徳
・自己PRより謙虚さを好む
・日米の意識調査でわかる「遠慮する心」
・「遠慮する心」に対応する「察する心」
・自己主張に感ずる利己的な匂い
・こうして「譲り合いの心」が発達した
・なぜ言い訳を嫌うのか
・実利より名誉優先の潔さ
・思いやりの心は幼児期に植えつけられる
・子育てで権威を振りかざすアメリカ、気持ちにアピールする日本
・子育てにも対決を避ける心が反映されている
・叱られ方が心の発達の方向を決める
・「もういい」という捨て台詞の持つ意味
・お母さんは、言葉の背後の気持ちでしつける
・日本文化に根づく「許しの心」
・「申し訳ない思い」による自己コントロール
・フロイトも理解できなかった「申し訳ない思い」
・教科書に見られる日本人の心の理想―日米の比較
・教科書に見られる日本人の心の理想―日米の比較
・人間観に見られる著しい文化差
・感情を表に出さない
・悲しいのに、なぜ微笑むのか?
第5章 日本人の心は日本語でつくられる
・「I」は私ではない
・「自」も「他」も含む「自己」のとらえ方
・場によって姿を変える「開かれた自己」
・日本人に「I」はいらない
・「I」に凝り固まらないから思いやることができる
・「I」もなければ「you」もない
・主客が溶け合う心は言語構造が生み出す
・「I」対「I」の主張の闘いが殺風景な世界をつくる
日本語を母語とする民族が日本人であろう
やさしい日本語――多文化共生社会へ (岩波新書) 新書 – 2016/8/20 庵 功雄 (著)
人口減少を背景に、移民受け入れの議論が盛んになっている。受け入れるとしたときに解決しなければならないのがことばの問題。地域社会で共通言語になりうるのは英語でも普通の日本語でもなく〈やさしい日本語〉だけ。移民とその子どもにとどまらず、障害をもつ人、日本語を母語とする人にとって〈やさしい日本語〉がもつ意義とは。
グロービッシュの日本語版
人たらしの流儀 (PHP文庫) 文庫 – 2013/3/5 佐藤 優 (著)
北方領土問題など対ロ外交の最前線で、情報(インテリジェンス)活動を行ってきた「知の怪人」が、対人術の要諦を大公開!
「正しい情報を取るための二つのルール」「天に宝を積む」「人間として失ってはいけない大切な感覚」「相手についている『見えない値札』を見抜く」「オウム返し話法とお金の哲学」など、15のテーマを対話形式でわかりやすく解説。
情報の収集、分析、読書術、交渉時のかけひき、お金との付き合い方、人脈を広げるコツから活かし方まで、具体的事例を交えながら、対人関係の中で自分の能力を高めるノウハウを伝授する。
「ほんもののエリートとして必要とされる胆力は、人間関係によってしか鍛えることができない。そのための教科書として本書を活用してほしい」と著者は言う。
自己のインテリジェンス能力を高め、相手の内在的論理をとらえる。そして相手を惹きつけ、意のままに情報を引き出し、活用する――この対人術はきっとビジネスでも役立つはずだ。
氏の著作はどれも実体験に基づいており迫力がある
日本人の戦争 作家の日記を読む (文春学藝ライブラリー) ドナルド・キーン (著), 角地 幸男 (翻訳)
作家たちにとって戦争とは何だったのか。
戦中、戦後の5年にわたる日記から作家たちの喜びと悲しみをあざやかに読み解く。
永井荷風、高見順、伊藤整、山田風太郎らは、日本の太平洋戦争突入から敗戦までをどう受け止めたのか。
勝利に歓喜する者、敵への怒りに震える者、無力感から諦念に沈む者……。
作家たちの戦時の日記に生々しく刻まれた声に耳をすまし、国家の非常時における日本人の精神をあぶり出す傑作評論。
巻末に平野啓一郎との対談を収録。
読んでみたかった本です
日本の昔話 (新潮文庫) 文庫 – 1983/6/1 柳田 国男 (著)
藁が家に変わった!? 猿の尾は長かった!? 昔話って実はスリリング!
『聴耳頭巾』や『藁しべ長者』など、広く世に知られた話から『猿の尾はなぜ短い』や『海の水はなぜ鹹い』など、古くから語り伝えられた形をそのまま残したものまで。私たちを育んできた昔話のかずかずを、民俗学の先達が各地からあつめて美しい日本語で後世に残そうとした名著。
人間と動物たちとの騙しくらべや、長者ばなしのなかに、日本人の素朴な原型を見ることができるだろう。
【著者の言葉】
改めて著者が皆様に言うことの出来るのは、この中に載せてある昔話の大部分は、何れも日本国の隅々に於て、お互いに他の土地にも有るということを知らずに、ほんの少しずつのちがいを以て、各々その祖先から聴き伝え、記憶し伝えて居たものだったということであります。東北地方の話が此本には多いけれども、あちらにだけあって他にはないというものが、もう今日ではほとんど一つも無いという実状であります。今や安心して我々は、是を日本国の昔話だということが出来るのであります。……(本書「新訂版の始めに」より)
柳田国男(1875-1962)
兵庫県生れ。東京帝大法科卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長を歴任。のち朝日新聞社に入り、国際連盟委任統治委員も務める。その間、1909(明治42)年に『後狩詞記』を刊行、1913(大正2)年には雑誌「郷土研究」を創刊、1935(昭和10)年には民間伝承の会(のちの日本民俗学会)を創始して、日本民俗学の確立と研究の普及に努めた。1951年文化勲章受章。『遠野物語』をはじめとした膨大な著作は『定本柳田国男集』全36巻に収められている。
多分持っているのですが状態が良かったので購入
怖い絵 泣く女篇 (角川文庫) 中野 京子 (著)
名画に秘められた人間心理の深淵――。憎悪、残酷、嫉妬、絶望、狂気を鋭く読み解き、圧倒的な支持を得てロングセラー中の「怖い絵」シリーズ。文庫版だけの書き下ろしも収録!
ドレイクのレッドドラゴンの挿絵があったので購入
今はじめる人のための俳句歳時記 新版 (角川ソフィア文庫 D 110-1) 文庫 – 2011/9/23 角川学芸出版 (編集)
よく使われる重要な季語に絞った、簡潔で使いやすい歳時記です。季語約1000(傍題約2200)を精選し、実作の手助けとなるわかりやすい名句を、各季語につき3句以上、例句として掲載しました。また、読みにくい語には原句にないルビも付しています。「句会をやってみよう!・俳句Q&A・古典の名句・俳人の忌日一覧・俳句のクイズ」と、初心者に嬉しい付録も充実。文庫版で一番文字が大きく、索引も読みやすく一新した新版。
文字が大きく読みやすそう 日本語の勉強に購入
文庫版 百器徒然袋 風 (講談社文庫 き 39-12) 文庫 – 2007/10/16 京極 夏彦 (著)
調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。それに対し、榎木津の破天荒な振る舞いが炸裂する!「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の3篇を収録。
文章がページを跨がないことに感動
ベストセラーに学ぶ最強の教養 単行本 – 2021/9/27 佐藤 優 (著)
1871(明治4)年の『西国立志篇』から2016(平成28)年の『コンビニ人間』まで――ベストセラーになった42冊の本を通して、日本の近現代史が見えてくる。佐藤優流、最強の教養本!
1871(明治4)年の『西国立志篇』から2016(平成28)年の『コンビニ人間』まで――名前は聞いたことがあっても読んだことのないベストセラーはたくさんあると思います。それらのエッセンスをギュッと濃縮して、佐藤優さんが紹介してくれます。ベストセラーには、その時代の日本人の意識がよくあらわれています。42冊の本を手がかりに、日本の近現代史が見えてくる最強の教養本です。