Lung nodule detection performance in five observers on computedtomography (CT) with adaptive iterative dose reduction usingthree-dimensional processing (AIDR 3D) in a Japanese multicenterstudy: Comparison between ultra-low-dose CT and low-dose CT byreceiver-operating characteristic analysisYukihiro Nagatania,∗, Masashi Takahashia, Kiyoshi Murataa, Mitsuru Ikedab,Tsuneo Yamashiroc, Tetsuhiro Miyarac,d, Hisanobu Koyamae, Mitsuhiro Koyamaf,Yukihisa Satog,h, Hiroshi Moriyai, Satoshi Nomaj, Noriyuki Tomiyamag,Yoshiharu Ohnoe, Sadayuki Murayamac, for the investigators of ACTIve study group
European Journal of Radiology 84 (2015) 1401.1412
滋賀医大の永谷先生の論文が European Journal of Radiologyに掲載されました。
2015年6月29日月曜日
2015年6月26日金曜日
第41回 肺癌診断会に出席しています
6月25日から27日、那須塩原のりんどう湖ロイヤルホテルで開催されている第41回 肺癌診断会に出席しています。
結核予防会 複十字病院 放射線診断科の黒崎先生が当番世話人を務めておられます。 マクロの視点とミクロの眼というメインテーマでプログラムが組まれています。
私は読影講座を4単位担当(夕べ2単位と本日午前中2単位)し、今朝はモーニングレクチャーで320列CTの話をさせていただきました。150名ほどの若い先生方がホテルに缶詰めになって熱心に肺癌診断三昧の3日間を過ごすスケジュールです。
過去に参加させていただいた際に、読影講座のテーマが他の講師とかぶることが多かったので、今回は「気道の視点から読むCT画像」として、肺癌から離れ、気管・気管支をキーワードにして、前半30分で過去の論文を引用しながら気道の画像診断を総説的に述べ、後半の30分で5例の症例を聴講者とともに読影するという進め方にしました。
会場にはBIGpadという、全体がタッチパッドになっている大型モニターが設置され、表示画面に書き込みながら、話を進めていけます。複十字病院で実際にカンファランスに用いているシステムとのことでした。それぞれに、PACSメーカのビューアをつなぎ、4セットを準備してありましたが、そのシステムを利用したのは私と福井の小林先生の2人だけだったようです。
いきなりあてがわれて、準備の時間がほとんどなかったのですが、私は根っからのPC関係の新し物好きですので、早速、新しいデバイスに挑戦させていただきました。
まず、匿名化したDICOMデータをセッティングし、準備したPACSメーカのビューアで表示させると、操作中に画面の外に画像が吹っ飛んでいくなどの不具合が頻発しましたので(これは2日目には概ね改善しましたが)、自分のノートPCのziotermに同じデータを仕込み、結局、事務局で準備してあるPC・PACS・ziotermの3台をつないで切り替えながら使いました。
なかなか慣れないと使いにくいシステムです。準備してあったPACSシステムでは斜位のMPRが操作しずらく、また、3次元表示や仮想内視鏡が行えませんでしたので、申し訳ありませんでしたが、自分の操作は使い慣れたziotermを使わせてもらいました。
パワーポイントで解説・聴講者によるPACSでの読影(おもに軸位断のページング)・ziotermでの解説という3つの操作をポンポンと切り替えながら行いました。
同じ方法・システムで4回、合計4時間も演者として使っていると、このシステムの良さも癖もある程度理解できました。通常のプロジェクタと比べれば圧倒的に画質が良く、画像に触れることができるタッチパッドは講義には最適です。昨日の2回分は、画像が飛んで行ったり、フリーズしたりと、若い先生方と機械を冷かしながら使っていましたが、今日の2回はスムーズに進み、最終回はほぼ予定したシナリオ通りにレクチャーできました。(サポータをしてくださった複十字病院の先生が私の進め方を熟知され、先回りして対応してくれたおかげです。ありがとうございました。)
モーニングセミナーは朝食をとりながらですので、参加者も多く、気持ちよく呼吸動態の話をさせていただきました。午後に東芝那須工場の見学も予定されていましたので、臨床的なニーズを開発者・技術者へ伝えること、技術者が考えている開発の方向性、それらをコミュニケーションすることで新しいアイデアの具現化・ブレークスルーへ繋がる可能性があることなどを話をさせていただきました。
役割を終えましたので、午後はちょっと抜け出して、那須の石心という蕎麦屋へ行ってきました。
結核予防会 複十字病院 放射線診断科の黒崎先生が当番世話人を務めておられます。 マクロの視点とミクロの眼というメインテーマでプログラムが組まれています。
私は読影講座を4単位担当(夕べ2単位と本日午前中2単位)し、今朝はモーニングレクチャーで320列CTの話をさせていただきました。150名ほどの若い先生方がホテルに缶詰めになって熱心に肺癌診断三昧の3日間を過ごすスケジュールです。
過去に参加させていただいた際に、読影講座のテーマが他の講師とかぶることが多かったので、今回は「気道の視点から読むCT画像」として、肺癌から離れ、気管・気管支をキーワードにして、前半30分で過去の論文を引用しながら気道の画像診断を総説的に述べ、後半の30分で5例の症例を聴講者とともに読影するという進め方にしました。
会場にはBIGpadという、全体がタッチパッドになっている大型モニターが設置され、表示画面に書き込みながら、話を進めていけます。複十字病院で実際にカンファランスに用いているシステムとのことでした。それぞれに、PACSメーカのビューアをつなぎ、4セットを準備してありましたが、そのシステムを利用したのは私と福井の小林先生の2人だけだったようです。
いきなりあてがわれて、準備の時間がほとんどなかったのですが、私は根っからのPC関係の新し物好きですので、早速、新しいデバイスに挑戦させていただきました。
まず、匿名化したDICOMデータをセッティングし、準備したPACSメーカのビューアで表示させると、操作中に画面の外に画像が吹っ飛んでいくなどの不具合が頻発しましたので(これは2日目には概ね改善しましたが)、自分のノートPCのziotermに同じデータを仕込み、結局、事務局で準備してあるPC・PACS・ziotermの3台をつないで切り替えながら使いました。
なかなか慣れないと使いにくいシステムです。準備してあったPACSシステムでは斜位のMPRが操作しずらく、また、3次元表示や仮想内視鏡が行えませんでしたので、申し訳ありませんでしたが、自分の操作は使い慣れたziotermを使わせてもらいました。
パワーポイントで解説・聴講者によるPACSでの読影(おもに軸位断のページング)・ziotermでの解説という3つの操作をポンポンと切り替えながら行いました。
同じ方法・システムで4回、合計4時間も演者として使っていると、このシステムの良さも癖もある程度理解できました。通常のプロジェクタと比べれば圧倒的に画質が良く、画像に触れることができるタッチパッドは講義には最適です。昨日の2回分は、画像が飛んで行ったり、フリーズしたりと、若い先生方と機械を冷かしながら使っていましたが、今日の2回はスムーズに進み、最終回はほぼ予定したシナリオ通りにレクチャーできました。(サポータをしてくださった複十字病院の先生が私の進め方を熟知され、先回りして対応してくれたおかげです。ありがとうございました。)
モーニングセミナーは朝食をとりながらですので、参加者も多く、気持ちよく呼吸動態の話をさせていただきました。午後に東芝那須工場の見学も予定されていましたので、臨床的なニーズを開発者・技術者へ伝えること、技術者が考えている開発の方向性、それらをコミュニケーションすることで新しいアイデアの具現化・ブレークスルーへ繋がる可能性があることなどを話をさせていただきました。
役割を終えましたので、午後はちょっと抜け出して、那須の石心という蕎麦屋へ行ってきました。
2015年6月22日月曜日
福島県立医科大学 放射線医学講座 宍戸文男教授の退任祝賀会
6月21日 福島県立医科大学 放射線医学講座 宍戸文男教授の退任祝賀会が行われました。宍戸教授は21年間、放射線医学講座の運営にご尽力されました。
在任中の茨城県東海村のJCO事故や311大震災による原発事故などについてユーモアを交えてお話しされていましたが、その混乱のすさまじさと 対応のご苦労はいかばかりだったかと思います。
同門の先生方、関連病院の先生方、医学放射線学会 北日本地方会の先生方など多くの方々が集まり、思い出話に花が咲きました。
宍戸教授には先月の京都の国際放射線影響会議(ICRR2015)で私のセミナーの座長を担当していただいたほか、帰福後にNPO福島画像診断支援センターの理事会にご出席いただくなど、ご多忙のところ、いろいろとお付き合いいただきました。
ほんとうにありがとうございました。
なお、教授には引き続き、NPO福島画像診断支援センターの理事にご就任いただいております。
在任中の茨城県東海村のJCO事故や311大震災による原発事故などについてユーモアを交えてお話しされていましたが、その混乱のすさまじさと 対応のご苦労はいかばかりだったかと思います。
同門の先生方、関連病院の先生方、医学放射線学会 北日本地方会の先生方など多くの方々が集まり、思い出話に花が咲きました。
宍戸教授には先月の京都の国際放射線影響会議(ICRR2015)で私のセミナーの座長を担当していただいたほか、帰福後にNPO福島画像診断支援センターの理事会にご出席いただくなど、ご多忙のところ、いろいろとお付き合いいただきました。
ほんとうにありがとうございました。
なお、教授には引き続き、NPO福島画像診断支援センターの理事にご就任いただいております。
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