映画『セッション』は、2017年のオスカーを総なめにした『ラ・ラ・ランド』の監督デイミアン・チャゼルの出世作です。アカデミー賞助演男優賞など3部門を受賞。梶原一騎のスポ根ものの雰囲気から、いじめなのか、指導なのか?という、今、問題になっているパワハラ指導の問題へ繋がっていく。罵倒と行き過ぎた指導。狂気なのか? 激突やフランティックのような自己の理解と判断のぐらつき。最後の演奏会スタート時の恐怖は強烈。復讐の応酬の行きつく先は? 才能は倫理を超越する。怒りがJAZZという即興芸術へ昇華していく。強烈なスリラー映画でした。
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