2019年4月22日月曜日

町の電気屋さん

街中でむかし入ったことのある電気屋さんの看板を見かけました。何気なく毎日通り過ぎている道ですが、ふと、古びた看板に気づいきました。もう店を開いていないのかもしれません。看板だけが当時のまま残されているのかもしれません。
中学生のころ、アマチュア無線に挑戦したり、子供の科学という雑誌を見てラジオなどの電子工作を楽しんでいた時期がありました。壊れた古いテレビやラジオから真空管やコンデンサー・抵抗などを取り出して、規格の合うものを探し出して組み立てるのです。手持ちの部品から、作れる回路図を探して作っていました。
ある時、どうしても作りたいものがあり、部品を揃えてみましたところ、どうしても足りない部品があります。そこで、購入しようと思いましたが、当時はどこで入手できるのかもわかりませんでした。そこで、件の電気屋さんに行ってみました。抵抗かコンデンサーだと思いますが、その電気屋さんでは「わからない・取り扱っていない」と言われました。結局、作成を断念しました。
今ならインターネットで即座に購入できるのですが、当時はちょっと珍しいものは田舎では入手できなかったものです。
田舎の電気屋さんでは、部品の調達はできなかったのか、子供の一つ二つの部品の購入では、手間ばかりかかってコスパが悪いので応対してくれなかったのか、今となってはわかりません。現在と比べて非常に非効率的な環境だったことは間違いありませんが、だからこそ強烈な記憶に残っていることもあるのだと思います。

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