2022年4月5日火曜日

定年退職と嘱託顧問のご挨拶

このたび、3 31 日付けで、定年退職いたしました4月1日より、継続して嘱託顧問として勤務いたしております。引き続きよろしくお願いいたします。

私は大原綜合病院に来て約 20 間を過ごしました。その間、先進的肺癌診療ならびに4次元CTの臨床利用を目的に仙台厚生病院 2 年間、勤めました。震災後に福島に戻り、大原医療センターの4次元CT、病院統合後の超高精細CTの臨床実用を愉しんでいます。
現在は、20年前の地域連携とは様変わりしているようです。医師・患者との顔の見える関係構築を目標としていた頃と比べて、効率重視になっているきらいがあります。特にコロナ禍が齟齬を生んでいるようです。
しかし、1検査1検査、1画像1画像に、真摯に丁寧に対応することが基本であることは全く変わっていないはずです。自分の使命と感じている「肺がん診療」は画像の良し悪しが臨床判断に大きく関わります。手持ちの道具を最大限に活用して、常に最高の画像を提供することが求められているのだと思います。
最善の画像を提供すべく、画像診断センター長・健診予防センター長として引き続き注力してまいります。 ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 
先日、懇意にしているM先生から定年を機に個人研究所を起業したとの案内をいただきました。65歳になり、いわゆる定年退職しても、まだまだやりたいことがあるんですね。尻を叩かれた思いで、嬉しくなりました。
とりあえず私は、今年も勉強会を継続します。画像診断の会は福島市呼吸器疾患研究会と合同開催として、5月と12月に肺がん検診の読影研修会を行います。画像診断セミナーは年3回予定しています。今年度の1回目は7月中旬です。呼吸器テーマの予定です。moreCT!2022は夏から秋に開催予定です。今回のテーマは「むかしはヤンチャしてました」、CTの進化に関わった方々のプロジェクトXを予定しております。全国学会関連では5月の呼吸器内視鏡学会・6月のVERSUS・12月の日本肺癌学会から講演依頼を頂いています。7月のECRの発表資料は3月のオンライン開催で登録済ですので、5月締切のRSNAへ向けて、枯れた頭を絞ってみようと思います。

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