屠蘇(とそ)または、お屠蘇(おとそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起物の酒であり風習である。「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという説や、悪鬼を屠り魂を蘇生させるという説など、僅かに異なる解釈がいくつかある。中国の後漢の時代に華佗が発明した薬酒であり、平安時代初期の嵯峨天皇の時代に日本に伝来したとされる。数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を赤酒・日本酒・みりんなどに浸して作る。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
数種類の生薬をお酒で漬け込んだ薬草酒で『屠蘇延命散(とそえんめいさん)』が正式名称です。『屠蘇』という言葉は、中国で『蘇』という病気や災いをもたらす鬼を『屠(ほふ)る』という意味をもっています。屠は『切り離す』・蘇は『よみがえる』といった漢字から、飲むことで邪気が払われて無病息災が叶うという意味を持っています。