御神酒に使われるお酒は、本来は「白黒醴清(しろくろれいせい) 」と呼ばれる、白酒(しろき)、黒酒(くろき)、醴酒( れいしゅ)、清酒(せいしゅ) の4種類をお供えするのが正式とされています。 白酒(しろき):糀と蒸した米と水で作った醪 もろみ を醸造した濁酒(どぶろく) 黒酒(くろき):白酒に植物 の枝を灰にして加え、灰色に着色したもの 醴酒(れいしゅ):一夜酒ともいわれ、 蒸し米に米糀を加えて一晩寝かせた甘酒のようなもの 清酒(せいしゅ):「すみざけ」ともいい、日本酒 ということです。しかし、この4種類を揃えるのが困難であるため、 現在この4種類を揃えているのは伊勢神宮や出雲大社、 皇室などの限られた場所のみとなっています。そのため、神社や家庭の神棚などでは清酒(日本酒) 1種類のみを御神酒としてお供えするのが一般的となっています。
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