2019年5月5日日曜日

動的平衡とサラリーマン合気道

我々は時間軸の中ではただの元素の配列情報である。配列の経時的変化はすなわち波である。波には実体はない。無から生じた配列が、再び無へ帰す。
われわれの存在は単なる波あるいは時空間の歪みであり、とすれば有限の周波数であらわされる程度の存在である。
混沌の中に生じた、わずかな歪みであろう。
意味がありそうに見える波・歪みに過ぎないのかもしれない。
混沌から天地の中に葦の芽のようなものが生成され、神となったという古事記の天地開闢(てんちかいびゃく)とイメージがよく似ている。
攪拌したときの渦や滴りは波を生じさせる。
「動的平衡」と「サラリーマン合気道」を読んでいて感じさせられました。

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