2020年2月25日火曜日

叫びとささやき

『叫びとささやき』、1973年スウェーデン映画。イングマール・ベルイマン製作・監督・脚本。
赤と白を基調とした静かな絵画のような重厚な作品。北欧の霧に覆われた森の中に佇む屋敷。死の床に伏している次女の死の前後の家族の姿を描いている。触れ合うがゆえに露わにされる姉妹や義兄弟たちの本心。霧の晴れたわずかな日差しの中で姉妹で過ごした明るい記憶。死を前にした病床の娘の煩悩。すべてを許すかのように娘を抱きかかえる召使。
音楽:ショパン「マズルカ イ短調 作品17-4」・バッハ「組曲第5番ハ短調 より サラバンド」
長女カーリン:イングリッド・チューリン
次女アグネス:ハリエット・アンデルセン
三女マリア:リヴ・ウルマン
アグネスの召使アンナ:カリ・シルヴァン
ベルイマンの多くの作品を、公開当時、福島では観る機会がありませんでした。今回、Amazon Primeで観ることができました。感謝します。

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