2023年3月1日水曜日

レジデントレクチャー 胸部X線写真

令和5年2月9日18時から1時間程度
1年目の研修医8名が対象です。まず研修医に肺がん検診の胸部写真の読影法、特に正常構造を異常として拾ってしまう代表的な誤判定について4つのパターンをレクチャーしました。
1.体位や呼吸が不適切な場合
2.皮膚の形状や乳房・筋肉など
3.骨 
4.血管
次にこのレクチャーのメインである読影実習を行いました。
研修医一人ひとりに過去の胸部写真を実際に読影してもらいました。順番に読影していると、正常構造に惑わされることなく読めるようになってきます。3巡目では微妙な所見も的確に指摘してくれました。
こういう寺子屋式の実習は短い時間でも研修医の目がどんどん鋭くなっていくのがリアルにわかりますので、教える方もペースに合わせた時間配分ができます。どういう説明をすれば所見を理解できるかが実感できますので、教える側がとても勉強になります。

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