2011年12月22日木曜日

冬至かぼちゃ

12月22日は冬至です。
病院食の検食をしていて、栄養科さんから優しいメッセージカードをいただきました。
冬至かぼちゃもおいしかったですよ。

2011年12月20日火曜日

大原医療センター敷地内の4月から12月までの放射線値

4月から12月の施設内の放射線値です。
建物の外(駐車場)の放射線値は減少傾向です。
測定の単位はCPMです。公表値のμSv/hとは異なっていますが、電離箱式サーベイメータと比較して換算したところ、私たちの測定法では1μSv/hがおよそ600cpmに相当していました。
したがって、建物の外(駐車場)の現在の放射線値は1μSv/h以下と思われます。
4月初旬と比較して1/2程度に減少しています。漸減しています。
建物の内部は非常に低く、外部の1/10以下です。電離箱式サーベイメータで0.1μSv/hでした。
* 屋外の放射線値については局所的な高濃度(ホットスポット)がありますのでご注意ください。

2011年12月19日月曜日

群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」

福島第一原発事故による放射能汚染地図をいち早く作製したことで知られる群馬大教授(55)(火山学)が、簡易投稿サイト「ツイッター」に、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたなどとして、同大は7日付で訓告処分にした。
同大によると、問題になったのは「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをし てる」「福島の農家が私を殺そうとしている」などの書き込み。教授は8日、記者会見を開き、「放射能の危険性を多くの人に迅速に伝えるために、あえて 過激にした。処分は学問の自由を奪う行為で、大学の自殺」と批判した。同大の総務部長は「研究成果とは言えず、言論統制ではない。大学にも多数の 苦情が来ている」とし、改善されない場合は懲戒処分も検討するとしている。(2011年12月9日01時53分  読売新聞)

 「福島」=「毒米」という表現は、汚染地域を福島県に限定して、自県の安全性をアピールするあざとさも感じます。汚染は群馬には濃厚に広がっていますし、宮城や岩手にも広がっています。検出限界や基準値以下であっても、東電がまき散らした「汚染物質」にまみれていることには、違いがないでしょう。
近隣の県で測定していないところ・公表していないところは、「汚染米」の可能性を否定できません。

参考:セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。 2011年9月28日 asahi.com

2011年12月16日金曜日

被曝低減CT の可能性

低被曝CTに関する執筆記事が雑誌に掲載されました。 呼吸器CTに関しては臨床上、支障なく用いています。概ね、従来の被曝量の1/4~1/2で撮影できます。以下、執筆内容の抜粋です。

月刊 新医療 2011年12月号 Special Report]Global Standard CT Symposium 2011
AIDR 3D が拓くCT 画像の可能性

胸部領域におけるエリアディテクタCTとAIDR3D導入のインパクト
大原綜合病院附属大原医療センター 放射線科 森谷浩史

大原医療センターでは、Area-detectorCT Aquilion ONEを用いて胸部領域の撮影を行っています。本年9月初旬から低線量画像再構成技術AIDR 3Dを導入し、低線量撮影を始めました。

1.Volume scanの有用性
Area-detector  CTの優位性の一つは、160cmの範囲を等時相で撮影できるVolume scanです。当施設は、胸部領域の取り組みとして多施設共同研究に参加していますが、その前向き臨床比較試験で、Helical scanに対するWide Volume scanの肺野画質の優位性が証明されています。
Area-detector  CTは動態撮影において、肺野の動き・変化を捉えられる優位性があります。しかし、反復撮影では被ばくの低減が必要です。最近は、福島第一原発の事故に伴う報道で「被ばくのものさし」としてCTスキャンが取り上げられたことに加えて、福島県県北地域が比較的放射線汚染が高いことから、受診者の被ばくに対する不安が一層高まっています。被ばくについては一層留意しなければならなくなっています。

2.パイロットスタディで評価されたAIDR 3Dの性能
AIDR 3Dの呼吸器臨床への導入としては、一般臨床撮影時の被ばく低減効果、そして低線量Dynamic撮影における画質改善効果が期待されていることから、AIDR 3Dによるパイロットスタディを実施しました。
初期評価として、臨床運用上支障はありませんでした。当施設のCT撮影はAquilion ONE1台で行っていますが、導入前とスループットに変化はありません。撮影操作上の支障もなく、読影・結果説明まで迅速に行うことが可能となっています。
AIDR 3D低線量画像の印象は
・PACS上で読影する3~5mm厚の画像は、従来の画像と遜色ない
・20mAs~30mAs以上の画像は概ね許容できる
・肺野の均質性の劣化に対してはビューワでの強調・加算・MPRで画質が改善する

3.AIDR 3DはAquilion ONEの優位性を活用するための重要な基盤技術
このAIDR 3Dを用いることで、胸部領域においては、被ばく低減を目的としながら臨床上も支障のない画像取得が十分可能と思われます。なお、設定可能なパラメータも多く、どのような設定が個々の臨床上適切なのかを試してみることをお勧めします。
臨床応用としては、放射線に対して不安を抱いている受診者や経過観察における被ばく低減、肺がんCT検診や通常撮影時の画質改善などに使用できるでしょう。また、Dynamic volume scanなどの動態撮影では、画質が大きく改善できると思います。
現在、放射線被ばくに対する漠然とした不安が広がっています。AIDR 3Dを用いた低線量撮影は、その不安に対するひとつの解決法になるのではないかと考えます。
AIDR 3Dは、Aquilion ONEの優位性を活用するための基盤であり、Dynamic volume scanをこれからさらに活用していくための、非常に重要な基盤技術であるといえるでしょう。

2011年12月15日木曜日

福島県復興計画に関するパブリック・コメント募集

福島県では復興計画(第1次)(素案)に関する県民意見(パブリック・コメント)を募集中です。内容についてはPDFファイルでダウンロードできます。県民医療に関しては、放射線に関する国際的研究施設を作るとか、産学共同で企業を呼び込むなど、将来の夢ばかり書かれていて、現実感がありません。

個人的には、現在の県民の県外流出をどうやって食い止めるか? 医師・コメディカルの県外流出をいかに防ぐかのほうが、現実的な問題です。
一応、一般県民の意見を取り入れる場を作ったというアリバイ作りが、行政の目的だとは思いますが、いくつか意見を提出しましたので、何回かに分けて、本ブログで提示したいと思います。



福島寿光会病院 忘年会

12月3日(土) 19時より、リッチモンドホテル福島で行われた、福島寿光会病院忘年会にご招待いただきました。
木田院長のご挨拶ののち、宴会が始まりましたが、終始、職員の皆さんのパワーに圧倒され続けました。寿光会病院のご発展をお祈りいたします。
当画像診断センターもたいへんお世話になっております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月14日水曜日

造影剤の安全使用に関する勉強会

11月29日(火) 17時30分より、医療センター講義室において、表記勉強会を開催いたしました。
造影剤副作用とその予防・対処法などについて、改めて 復習させていただきました。
ご参加いただきました、医師・看護師・放射線技師のみなさん、ありがとうございました。


2011年12月13日火曜日

第16回 野うさぎ会総会

12月6日(火) 18時30分より、福島ビューホテルにおいて、第16回 野うさぎ会総会が開催されました。
特別講演は、会津 鶴乃江酒造 林ゆり 様から「わたしの酒造り」と題して、女性が作った大吟醸 ゆり のお話を中心に、日本酒の愉しみ方、人と人との絆など、お話しいただきました。改めて、日本酒の面白さを教えていただきました。
恒例のOB医師スピーチは、五十嵐悦雄先生(いがらしキッズクリニック)・佐藤佳浩先生(天神橋クリニック)がお話しされました。ありがとうございました。

2011年12月11日日曜日

第28回 画像診断の会

平成23年12月5日(月)午後7時より、ホテルサンルートプラザ福島にて、第28回 画像診断の会を開催いたしました。多くの先生方・放射線技師の方々にご参加をいただきました。ありがとうございました。
この勉強会は、年4回のペースで開催しています。主に胸部単純写真の読影法のレクチャーと情報交換をテーマとしています。今年度から、画像診断センターの放射線技師からの技術的な情報提供と医師からの臨床の話題の二本立てで行っています。

初めに、画像診断センター 角田智高技師から「胸腹部撮影のポイント(撮影者が気を付けること)」と題し、単純写真撮影の技術について具体的なコツと注意点を述べさせていただきました。
続いて、特別講演は森谷浩史 画像診断センター長が「今年度の紹介症例」と題し、平成23年度の県北地域肺癌検診でご紹介いただいた精密検査対象者の画像をもとに単純写真読影の注意点について改めて提示させていただきました。
本勉強会は、画像診断医・放射線技師・連携医の先生方が face-to-faceで相談しあえる会です。特に、講演する者にとっては、資料を準備することで、たいへん貴重な勉強の機会をいただいております。引き続き、よろしくお願いいたします。

2011年12月4日日曜日

鳥安さんで親睦会

11月18日 鳥安さんで、慰労を兼ねた親睦会を行いました。
さすがに、焼き鳥、水炊きなど、おいしいですね。 

2011年12月3日土曜日

来春の放射線学会

JRS2012 演題登録は画像診断センターとして、
 医学放射線学会 3題
 技術学会 3-4題
その他、厚生病院やADCT研究会関連からも320列関連で登録があるものと思います。

2011年12月2日金曜日

iDOSE4 説明会

11月11日 フィリップス社の iDOSE4 の説明を聞かせてもらいました。各社とも被曝低減時の画質改善に取り組んでおられ、今年のRSNAのレポートが楽しみです。

2011年12月1日木曜日

大原循環器セミナー

11月24日 第1回 大原循環器セミナーが開催されました。
内容は、
心血管救急医療の基礎と最前線 阿部元彦先生
エビデンスを一つ一つ説明しながらの、大変、わかりやすいお話でした。

2011年11月30日水曜日

第2回 画像診断セミナー

まだ、先の話ですが、第2回 画像診断セミナーの予定です。
24年2月3日 金曜日 19時(予定)~
場所 大原医療センター 2階 講義室

テーマ 脳
講師
医療センター 脳神経外科 安斎高穂先生
大原綜合病院 神経内科 斎藤直史先生
画像診断センター 放射線技師など

野うさぎ会


16回 野うさぎ会総会
126日 630分から
福島ビューホテル
講演 林 ゆり 様 鶴之江酒造 杜氏

野うさぎ会の名称は大原病院の歴史的業績である野兎病菌の発見に因んでいます。
以下、大原病院のミニ歴史です。(Wikipediaより)
1892年(明治25年) - 大原一、原有隣が共同開業
1896年(明治29年) - 大原が独立し、現在地に大原医院を開設
1902年(明治35年) - 大原病院に改称
1925年(大正14年) - 2代目院長、大原八郎が野兎病を発見する

1925年、福島市で開業していた外科医の大原八郎が、地域的に流行していた感染症の原因を解明する過程で、感染源と思われるノウサギから菌を分離した。大原は、軍医であり細菌学の知識を持っていた芳賀竹四郎と共同研究でその解析を行い、自分の妻である大原リキの腕に分離した菌を塗抹して実験的に感染させることで、本菌が病原体であることを証明して、「大原・芳賀菌」と名付けた。

2011年11月29日火曜日

第28回画像診断の会

12月5日 19時から
ホテルサンルートプラザ福島にて 第28回画像診断の会を開催します。
内容
 画像診断センター K技師から 技術的な情報提供
 その後、私から
 今年度肺がん検診における紹介症例について、呈示させていただきます。 

Global Standard CT Symposium 2011

10月8日(土),丸ビルホール(東京都千代田区)で開催された 「Global Standard CT Symposium 2011-Aquilion ONE & AIDR 3D」の取材記事が雑誌インナービジョンと雑誌Radfanで紹介されています。
inNAVInet  http://www.innervision.co.jp/05report/2011/05r_11_11_06.html
Radfan ONLINE: http://www.e-radfan.com/newsflash/8987/

2011年11月28日月曜日

AIDR3D 画質評価

 画像センター F技師の検討結果を福島県技師会で発表しました。
11月1日 11月4日に予行会を行い、11月6日 福島県技師会で口演しました。

2011年11月27日日曜日

ADCT研究会 内容記録

10月18日 第2回ADCT研究会
  CT検査の被曝について CTDIについて
  global standard CT symposium 講演内容報告
  その他、研究報告
11月15日 第3回ADCT研究会
  新しい画質改善技術について
  各グループから実験結果の報告
*当研究会は登録会員で行う非公開勉強会です。


  

2011年11月14日月曜日

MRI説明会

10月14日、本院MRIバージョンアップの説明会がありました。非常によくチューンアップされたInteraでしたので、引き続き、洗練された画質を期待しています。

2011年11月13日日曜日

コアベータ勉強会

10月27日、コアベータ勉強会を開催しました。画像診断センターとしては、冠動脈CTのための検査薬としての実力を評価していきたいと思います。
企画していただいた循環器内科・心臓血管外科の先生方、ありがとうございました。

2011年11月12日土曜日

ハート勉強会

11月1日、ハート勉強会でレクチャーを担当させていただきました。肺がん検診関連の勉強会では何度かお話しさせていただいていますので、今回は切り口を変えて、「線」・「結節」というテーマで画像を集めてみました。「結節の濃度」についてはプロジェクタで表示するのはつらいものがありましたが、「線」は明瞭に表示されていました。
ziotermを使って、肺癌画像診断セミナーのように解説していくつもりでしたが、パワーポイントとの切り替えが手間取ったため、workstationでの操作は一例のみにさせていただきました。
会自体は和やかな雰囲気の楽しい会でした。

2011年11月11日金曜日

MDCTカンファランス

10月22日、第11回県北MDCTカンファランス。画像診断センター H 放射線技師から320列ADCTの紹介をさせていただきました。

2011年11月10日木曜日

プロメテウスの罠

朝日新聞「プロメテウスの罠」など原発事故当時の行政や科学者・有識者の対応を糾弾する記事が出始めました。
松本清張や山崎豊子の小説のようです。巨悪があぶりだされるか、小物が生贄に差し出されるか・・・。
官邸も保安院も、危機感・当事者感覚のない素人集団がばたばたと騒ぎまくる筒井康隆の小説のようでもあります。
何だ、そんな簡単なことだったの? 実に興味深いです。自分たちの中には当時の時間軸が克明に焼き付けられていますので、怒りや諦めの記憶が蘇ってきます。

2011年11月9日水曜日

子供の内部被ばく

南相馬市の小中学生から放射性セシウムが検出された問題で、金沢幸夫南相馬市立総合病院院長は「非常に少ない値だが、大丈夫という根拠がどこにもない。今後できることは、甲状腺の検査をきっちりしてあげることだ」と述べた。(福島民友)
非常に誠実な、真摯な姿勢だと思います。短い言葉ですが、感銘を受けました。
いったい、事故当時、大丈夫だと言って各地を回っていた人たちは今どう思っているのでしょうか?

安達医師会 がん検診講習会

10月28日、安達医師会で胸部写真についての講演をさせていただきました。熱心にご聴講いただき、ありがとうございました。
福島医大にいたころは、安達医師会の先生方と検診読影をご一緒させていただいておりましたので、気心知れた先生方の前で、たいへん懐かしい思いで話をさせていただきました。

2011年11月8日火曜日

行政の線量計を借りてみました。

福島市の線量計を借用したら、中国製でした。
うーん、各地の行政公表値の精度はどの程度なのでしょうか? ちょっと心配になりました。

ちなみに、NDというのは、測定限界以下という意味であり、測定値が、1とか2とか表示してあれば、NDというのは、1未満ということになります。もし、ND/kg の食品を、100kg食べたとすると、体内に入る放射線量は 100未満ということになります。

2011年11月7日月曜日

Virtual-RAD

10月から、ドクターネットのVirtual-RADを開始しています。福島県内および隣県の懇意にしている放射線専門医に画像のコンサルトを受けることができるようになりました。
このシステムがあると判断に迷う画像を専門医に直接見てもらうことができます。複数の目が届く環境を作っておくことは、たいへん重要です。
夜間、コンサルトを受け、明朝にはレポートが届くシステムです。
ITネットワークを駆使して、標準的な画像診断を目指していきますので、よろしくお願いします。
勤務医が体調不良の際も活躍しそうです。

九電やらせメール

九州電力の問題で県知事の関与が騒動になっていますが、福島県でもプルサーマル導入当時の決定プロセスにはいろいろな動きがあったようです。インターネットで検索するだけでも資料にあたることができます。
何が正しいかはわかりませんが、矛盾をかかえて動きが取れないような状況に陥らないように、行政は住民側の立ち位置でいてほしいものです。

2011年11月6日日曜日

雑誌インナービジョン掲載

320列CTと気管支・COPD解析アプリケーションについての記事が雑誌インナービジョンで紹介されました。タイトル下にリンクを貼りましたのでご覧ください。
併せて、次回のアドバンストCT研究会のホームページもリンクを貼りました。当番幹事を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

2011年11月5日土曜日

来年度の臨床研修医 県北地域で減少

来年度の臨床研修医 県北地域で減少
福島医大を含めた県北地域の研修医は本年度28名から、来年度のマッチング結果では17名に減少しています。会津地区が1名から11名に増加しており、原発事故の放射能汚染の影響が大きいものと思います。むべなるかなという思いもありますが、東京電力原発事故がじわじわと福島県の地域医療へ悪影響を与えています。

総理大臣支持率の半減期

原発から放出されている放射線汚染物質のおかげで「半減期」という言葉が一般的に使われています。
中間貯蔵施設の貯蔵期間と内閣総理大臣支持率の半減期は、どちらが短いでしょうか? 
管総理の場合、支持率が下落してからも延々と続きました。半減を繰り返しても決してゼロにはならないのですね。

2011年11月4日金曜日

日本臨床細胞学会秋期大会

10月23日、新宿京王プラザ・日本臨床細胞学会秋期大会に出席してきました。
時間的に専門医会に出席可能でしたので放射線学会の帰路に立ち寄りました。
本学会は、資格維持のために学会会期中に開催される専門医会に出席しなければなりません。学会員である臨床医・病理診断医とも、ほとんどの医師にとって主たる所属学会以外の学会ですので、このためだけに出席することが結構負担になっています。
学会は「女性のための細胞診」という大胆なテーマで組まれており、驚きましたが、思えば細胞診検体の多くが婦人科検体と乳腺細胞診であり、なるほどと納得した次第です。

2011年11月3日木曜日

日本医学放射線学会秋期臨床大会

10月22日、日本医学放射線学会秋期臨床大会に出席しました。2日目のみの出席でした。
小倉に宿泊して下関に通いました。
胸部放射線グループでの多施設臨床研究について、被曝低減をテーマとしてプロトコルを作成する方向が定まりました。今後、被曝低減撮影の有効性を明らかにしていくこととなります。個人的には臨床目的に応じた最適な撮影技術を明らかにする必要があると思っていますので、撮影条件ごとに疾患や臨床目的を満たしているかどうかについての評価を別途行わなければならないと思っています。当面、肺癌検診二次精検患者への最適化と人間ドックに準じた検診CTでの最適化を目標としたいと思います。
英語論文の書き方についてのシンポジウムが組まれていました。英語と統計はアレルギーの出る分野ですが、現在、放射線学会でも英語口演が増えてきています。いまの若い先生たちは大変だなあと、あくまでも「他人事のように」聴講いたしました。
遠隔画像診断についてのシンポジウムでは、技術的な仕組みの解説や、法的な問題をおもしろく聞かせてもらいました。遠隔診断の読影医は読影数が過剰になってしまう場合があり、質的に余裕を持ってレポートできるのは、せいぜい月1000件程度ととの指摘も納得して聞きました。遠隔読影については、質や安全性を担保するためのガイドラインが作成されているとのことです。
ランチョンレクチャーは320列CTについて聞きました。今後、臨床・研究とも、被曝低減と撮影や適応の最適化の方向へ進むものと思われます。
午後は呼吸器の教育講演を聴きました。それぞれの先生のまとめ方はそれぞれ個性があり、参考になります。
最後は放射線科専門医研修機関の制度の変更についての講習会を聴講しました。
夜は仙台厚生の先生方と名物のふぐ(地元ではふくというそうです)を食べました。

フライフィッシングの雑誌に掲載されました


画像診断センター I 技師の趣味は釣りです。先日、雑誌社の釣行取材記事が掲載されました。
仕事の合間にオフでも愉しんでいました。

渓流釣りや裏磐梯へ行ったときに 放射能汚染のことを大分心配していました。
ご家庭の事情で10月いっぱいで退職されました。

「自発的な核分裂」と言い換えました

福島第一原発2号機で放射性物質のキセノンが検出されたことに関して、東京電力は、臨界が起こっていた可能性を否定しました。
キセノン の検出を受けて、東京電力は2日、短い時間、部分的に臨界状態になった可能性を示していました。しかし、臨界していたとすれば、キセノンの濃度が今回以上 に高くなっていなければいけないことや、現在、原子炉内にあるキュリウムという物質の分解から生成されたとするとキセノンの量が一致することから、臨界が起こっていたという可能性を否定しました。ANN ニュース。

こんなデータだけで、「可能性を否定する」ことはできるのでしょうか?  できるのであれば、最初から事実関係を精査したうえで論理的に納得できることを報告すべきです。
しかし、隠蔽と過少報告は何とかなりませんか?  大臣や政務官も水なんか飲んでないで、臨界が起きていないことを身をもって証明してはいかがでしょうか?

ストロンチウム検出報告が続出

関東圏からストロンチウムの検出ニュースが続々。セシウムが検出されていれば当然含まれているとのことですので、セシウムによる内部被ばく ありとされた子供たちは、ストロンチウムを含め、その他の未検査の核種が取り込まれていることも考えなければならないでしょう。
また、セシウム汚染の濃厚な地域は、その他の計測していない核種に汚染されていることも考えておかなければならないでしょう。
測定していなければ公表しないでしょうし、東京都のように測定していても隠蔽するというのが、原子力行政の対応ですので。

○ 横浜市港北区のマンション屋上の堆積(たいせき)物から、195ベクレル(1キロあたり)のストロンチウムを、民間の分析機関が検出した。東京電力福島第一原発事故で放出されたとみられ、結果の報告を受けた横浜市は、再検査を始めた。
検出されたのはストロンチウム90(半減期約30年)。文部科学省の調査では福島県内や宮城県南部など福島第一原発から100キロ圏内で検出されているが、約250キロ離れた横浜市内では初めて。
場所は築7年の5階建てマンション屋上。7月、溝にたまった堆積物を住民が採取し、横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定した。放射性物質が蓄積しやすい条件とみられるため単純に比較できないが、4~5月に福島市内の土壌から検出された77ベクレルと比べても高い値だ。
同じ堆積物からは6万3434ベクレル(1キロあたり)のセシウムも検出。私有地であることを理由に公表していないが、市衛生研究所でのセシウムの再検査でも、同じ堆積物から10万5600ベクレルが検出された。asahi.com

○ 東京都内の大気中から、3月の震災直後に微量の放射性ストロンチウムが検出されていたことがわかった。世田谷区内の都の関連施設で検出されたが、都は「数値が低く、健康に影響を及ぼす可能性は低い」として公表していなかった。 施設の敷地で3月15日に採取した大気中1立方メートルの浮遊物質の中から、ストロンチウム90が0.01111ベクレル検出された。検査機関が6月 21日に都に報告した。都は「セシウムが検出されれば、一定の割合で微量のストロンチウムも出る。特段問題だとは考えていない」と説明している。
ストロンチウム90は半減期が29年。化学的な性質がカルシウムと似ていて、骨に沈着して白血病を引き起こす原因になるとされる。朝日新聞ニュース

○ 逗子市の市立池子小学校の側溝から採取した土壌から放射性ストロンチウムが1キロあたり12ベクレル検出された、と加藤秀子市議が1日明らかにした。
加藤市議によると、同氏らが10月7日、池子小の土壌を採取し、横浜市の同位体研究所に検査を以来していた。既に同じ場所の土壌からは放射性セシウム合算値(乾燥換算)が1キロあたり8026ベクレル検出されており、同市議らは市に調査を申し入れている。
横浜市港北区の道路側溝周辺でも、1キロあたり129ベクレルのストロンチウムを検出したと10月に横浜市が発表している。 11月2日 朝日新聞

福島2号機 キセノン 8月にも検出

福島第一原発2号機で、核分裂が連続する「臨界」が局所的に起きた可能性がある問題で、東京電力は二日、検出した物質は放射性キセノン133と 135であると断定した。八月九日の測定でも、違う型のキセノンが検出されており、この際も局所的な臨界が起きていたこともありうるという。ただ、キセノ ンは自然に核分裂が進む際にも発生することから、臨界はなかったとの見方も残している。
経済産業省原子力安全・保安院は、検出された物質のデータを分析していた日本原子力研究開発機構から、二日午後、「物質はキセノンである」と伝えられたと説明した。
東電は二日に再測定をし、その結果、一日とほぼ同じレベルのキセノン135が検出されたが、半減期が長い同133は検出されなかった。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は今回の測定は一日より感度が低く、同133を検出できなかったと説明した。
松本氏によると、1、3号機でも臨界が起きた可能性はある。ただし、2号機のように格納容器内のガスを取り出す装置はまだ設置されておらず、調査できるかどうかは不明だという。
これに関連し、細野豪志原発事故担当相は二日、「核分裂によるものだろうが、温度は安定しており(大規模な)臨界ということはない」と述べた。年 内冷温停止状態の実現を柱とした工程表ステップ2への影響については、「冷却はできており、しっかりやれると考えている」と述べた。(東京新聞)

2号機で8月にも臨界が起きていた可能性があったが、その情報は隠蔽しました。1、3号機については調べようがないのでどうなっているかわからないが、同様の可能性がある。というのが東電側の趣旨。
これに対し細野豪志(敬称略)は、「核分裂によるものだろう」が、「(大規模な)臨界ということはない」。「年内冷温停止状態の実現は、しっかりやれる」「と考えている」と例によって断定しているような口調であるが、語尾では断定を避ける政治家テクニックです。

今後も隠蔽と何の根拠もないリップサービスが続くと思いますが、最も危険な状態を想定して、時々刻々のSPEEDI情報を出していたほうがよいのではないかと思います。

 

2011年11月2日水曜日

一時的、局所的に発生した臨界?


福島第1原発2号機で核分裂が生じ一部で小規模な臨界が起きた可能性がある問題で、東京電力は2日、2号機格納容器の気体浄化装置に新たに取り付けたフィルターから、微量の放射性キセノン135が検出されたとする分析結果を明らかにした。キセノン133は検出限界以下。
1日に検出されたフィルターの再分析でも133、135ともに前回と同程度の濃度が検出され、核分裂が起きた可能性が高まった。東電は、連鎖的に核分裂する臨界に至ったかどうかをさらに調べている。
東電は原子炉の状況がよく分かっていない1、3号機でも「同様のことが起きている可能性がある」としている。(共同通信)

東電は、核分裂が連鎖する再臨界については、原子炉温度や圧力が安定しており、「一時的、局所的に発生した可能性はあるが臨界が続いている状況ではない」とした。
原子炉の温度や圧力、放射線量を測定する敷地周囲のモニタリングポストの値には変動はなく、保安院の森山善範原子力災害対策監は「局所的な臨界が起きた可能性は否定できないが、全体的には安定した状態にある」としている。(産経ニュース)
その他のニュース :
【放射能漏れ】2号機核分裂で東電・保安院「大規模な臨界状態ではない」
【放射能漏れ】福島第1原発2号機キセノン検出「事実関係を確認したい」 斎藤副…
【放射能漏れ】核分裂反応の疑いで冷温停止に「黄信号」 福島第1原発2号機 
【放射能漏れ】2号機で核分裂の可能性 キセノン検出、ホウ酸注入 福島第1原発 
【放射能漏れ】2号機5階で250ミリシーベルト 漏れた気体が沈着か
 まだまだ、火事場が収まっていない状況で、避難区域の解除やら除染やら、中間貯蔵施設やら、民主党政権の「はやくけりをつけてしまいたい」気持ちばかり、空回りしていませんか? 
 東電にばかり責任を押し付けていないで、民主党政治家や国家公務員が現場の対応に乗り込むべきではないですか? 汚染水を飲んで見せるパフォーマンスは胸糞悪くなりました。パフォーマンスはもういいので、少しでも現場の手助けをしたらどうでしょうか?
 今度は、SPEEDIもヨウ素剤も的確に使える準備が整っているのでしょうね?
 またしても隠蔽されるのでしょうか?

マルチスライスCT造影プロトコール

Radfan
マルチスライスCT造影プロトコール Vol.6 2011.8
大原医療センターの320列ADCT撮影プロトコルが掲載されました。

2011年11月1日火曜日

Ai学術シンポジウム

Aiというのは死因の解明のために行われる画像検査のことです。日医ニュースで記事がありましたので、備忘録的に抜書きしておきます。

Ai学術シンポジウムについて
費用に関しては、公的保険での請求が難しいことから、病院が負担したり、家族に請求するなど、施設ごとに異なる対応がとられている。
警察から依頼された場合も、県によって支払われる費用が異なる実態が指摘された。
常任理事から「撮影については3万円、読影については2万円、消費税を含めて5万2千5百円が標準」と説明された。
読影に関しては専門の遠隔読影ネットワークができている。  日医ニュース 23年10月20日

2011年10月31日月曜日

大原医療センター敷地内の4月から10月末までの放射線値

4月から10月末の施設内の放射線値です。
建物の外(駐車場)の放射線値は減少傾向です。
測定の単位はCPMです。公表値のμSv/hとは異なっていますが、電離箱式サーベイメータと比較して換算したところ、私たちの測定法では1μSv/hがおよそ600cpmに相当していました。
したがって、建物の外(駐車場)の現在の放射線値はおよそ0.8μSv/h程度と思われます。

4月初旬と比較して1/2程度に減少しています。
建物の内部は非常に低く、外部の1/10以下です。
* 屋外の放射線値については局所的な高濃度(ホットスポット)があることがありますのでご注意ください。

2011年10月22日土曜日

造影剤の勉強会

10月11日夕方、造影剤に関する院内勉強会を開催しました。ご参加いただいた方々、ご講演いただいたエーザイの方々、ありがとうございました。

2011年10月21日金曜日

AIMS abdomen

10月9日 ベルサール半蔵門。8日のシンポジウムとぶつかってしまい、2日目のみ参加いたしました。

2011年10月20日木曜日

Global Standard CT Symposium 2011

10月8日 東京丸ビルで行われた表記シンポジウムで、講演させていただきました。内容は「AIDR3Dの胸部臨床への使用経験」についてです。月刊「新医療」で講演資料が記事となる予定ですので、そのタイミングに合わせて、本ホームページに内容の一部を掲載させていただきます。
被曝低減撮影AIDR3Dは画質の劣化を極力抑えて、従来のおよそ1/4の線量で撮影できる技術です。福島市の患者さん方から非常に好意的に受け止められています。

2011年10月19日水曜日

福島医大出張出前講座

10月6日、佐藤副理事長、総務の小野さんと、福島医大の出前講座に行ってまいりました。今年度から開始された研修病院の出張講座の第一弾が大原綜合病院です。
「研修医に必要な胸部CTのキーポイント」というタイトルで30分のレクチャーをしました。忙しい最中に聴講に来てくれた学生さんたちに 感謝します。
そもそもの出前講座の目的は13日に予定していた画像診断セミナーについて大学の学生さんたちに案内することでした。出前講座をきっかけに、人材育成センターのスタッフの方々にもご協力いただいて案内していただきました。
ありがとうございました。

2011年10月18日火曜日

南東北320列CT研究会

9月30日、こらっせ福島で開催いたしました。医療センター、高橋技師、福島医大、村上技師のレクチャーののち、仙台厚生病院 中川 学医師の特別講演を拝聴しました。非常にインパクトのある内容で、新世代CTについて、参加者の理解につながったと思います。進行の秋元先生もお疲れ様でした。

2011年10月17日月曜日

画像診断の会

9月26日、本院会議室で行いました。本院、安藤技師からの腹部単純写真のレクチャーの後、最近の症例からと題して、画像供覧を行いました。ご参加の先生方、ありがとうございました。仙台厚生へ移ってから、レクチャー形式の勉強会になっていますので、次々回ごろから、以前の個別読影形式に戻したいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。
なお、次回は12月5日、場所はサンルートプラザ福島です。

2011年10月13日木曜日

第1回 画像診断セミナー

本日は多くの先生方・職員の方にご参加いただきありがとうございました。おかげさまで、120名ほどの参加人数とのことです。講師の先生方のお話もたいへん面白く、私自身がたいへん新鮮な思いで勉強させていただきました。情報交換会にも多数ご参加いただき、和やかな集まりであったと思います。
地域連携室のみなさん・第一三共のみなさん、ありがとうございました。

内容についての詳細は大原綜合病院ホームページでご覧ください。
http://ohara-hp.or.jp/o_information/2011/10/post-3.php

2011年9月27日火曜日

MRI造影剤に関する勉強会

9月2日 医療センター 画像診断センター内でMRI造影剤の副作用についての勉強会を行いました。
大変好評でしたので、10月11日に再度、開催させていただきます。
多数のご参加をお待ち申し上げております。

2011年9月26日月曜日

医療センター医局勉強会


9月5日 17時から医療センター医局勉強会を担当しました。320列CTに関する最近の話題について紹介させていただきました。

2011年9月24日土曜日

AIMS neuro


9月10日~11日、東京八重洲、表記研究会に参加してきました。久しぶりに神経放射線関連のレクチャーを集中して聴講してきました。

2011年9月23日金曜日

大原綜合病院市民健康講座


9月17日 午後1時から、本院にて市民健康講座を行いました。内容は、「胸部X線写真で異常を指摘された時」と題して、胸部X線写真のお話です。
市民検診は10月末までですので、ぜひ機会を逸せずに受診してください。
また、大原医療センターの320列CTで低被曝撮影が可能になりましたので、その内容についても触れさせていただきました。
医療における放射線被曝が心配な方はどうぞご相談ください。

福島県立医科大学 出前講座

10月6日 福島医大にて学生向けの講演を行います。以前からあったのかどうかはわかりませんが、学外の臨床教授や臨床准教授が直接、学生にレクチャーできるシステムです。
研修病院として、医大の学生さん方に接することのできる、またとない機会ですので、手を挙げさせていただきました。

画像診断の会

9月26日 本院にて表記勉強会を行います。
今回は4階会議室で行います。
いつもどおり、18時30分ころから会場におりますので、疑問症例などございましたら、お声かけください。
会の内容は、本院画像診断センター 安藤技師から放射線画像についての技術的なワンポイントレクチャーののち、私から最近経験した臨床画像を供覧させていただきたいと思います。

2011年9月16日金曜日

雑誌取材「インナービジョン」


13日、雑誌「インナービジョン」の取材がありました。ziostation の気管支・肺気腫アプリケーションについての取材です。みなさん、ご協力ありがとうございました。

2011年9月15日木曜日

低被曝CT


9月5日より、AIDR3Dが稼働しています。通常臨床で、肺CT一回が、1-2mSv程度まで被曝を減らせるのではないかと感じています。評価・調整しつつ、適応を見極めていきたいと思います。

2011年9月14日水曜日

第1回 画像診断セミナー ~「これで完璧!胸部X線写真」~

第1回 画像診断セミナーのご案内 ~「これで完璧!胸部X線写真」~
謹啓 時下 ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、この度、「第1回 画像診断セミナー」を開催する運びとなりました。画像診断装置を地域の先生方に有効に活用していただくことを目的として、情報交流の機会となればと思っております。
ご多忙の中とは存じますが、当会の趣旨にご賛同いただき、ご参加いただければ幸いでございます。
謹白

日時:平成23年10月13日(木)18:45~
場所:ウェデイング エルティー 2F 「ハートンルーム北」
座長  大原医療センター 院長 吉田典行 先生
【総論】
「 肺癌の検出を目的とした胸部X線写真の読み方 ~造影CT所見がどのようにX線写真に投影されるか?~ 」  大原医療センター 副院長 森谷浩史 先生
【各論:各領域のエキスパートによるシンポジウム】
1. 撮影手技に伴う偽影について(大原綜合病院 画像診断センター 阿部 智技師)
2. 炎症性肺疾患の読み方(大原綜合病院 内科 副院長 海瀬俊治先生)
3. 循環器疾患の読み方(大原医療センター 循環器内科 院長代理 石橋敏幸先生)
4. 外傷性疾患(骨関節)の読み方(大原綜合病院 整形外科 院長 佐藤勝彦先生)
5. 小児疾患の読み方(大原綜合病院 小児科 主任部長 鈴木重雄先生)

2011年9月13日火曜日

大原病院本院の放射線量の推移

4月上旬から現在までの、大原綜合病院本院(大町)の放射線量です。
単位はcpmです。μSv/hとは異なりますので、ご注意ください。
4月以降の漸減傾向と測定ごとの変動をご理解いただければと思います。

福島市肺癌治療研究会


恒例の研究会が9月3日、日赤病院で開催されました。前回は震災にぶつかり、中止となっていた会です。今回は通常通りに開催できて、よかったと思います。CT診断に苦慮した画像を供覧させていただきました。

2011年9月7日水曜日

MRI稼働

1.5T MRI Exelart Pianissimo Vintage のボランティア撮影にご協力いただき、ありがとうございました。たくさんの職員にお手伝いいただきました。撮影シークエンスやfilmingの印象を本院のInteraに合わせて調整しました。
かつて、Interaでbody diffusionや呼吸シネ撮影を撮り始めたころのチューニングの面白さがありますが、まずは情報収集が第一歩だと思っています。
無事、9月1日より臨床撮影を開始できました。アプリのみなさん、ありがとうございました。

2011年9月6日火曜日

病診連携勉強会


8月30日、ホテル辰巳屋で阿部先生の特別講演がありました。さすが、臨床実力に裏打ちされたわかりやすいお話でした。

2011年9月5日月曜日

郡山呼吸器研究会

9月1日 郡山市の研究会を聴講しました。弘前大学の小野先生の肺癌TNM分類についての話題でした。小野先生、お疲れ様でした。私は一足先に帰ってきました。

画像診断センターからのお知らせ 2011.9.3

MRI検査室での注意点ついて
MRI室内では、常に強い磁場が発生しております。
金属類を持ち込むと深刻な事故につながる怖れがありますので、次の点を遵守してください。

1.技師の許可なく室内に入らない
2.金属を持ち込まない

以下の患者のMRI検査はできません
 心臓ペースメーカー、人工内耳、眼内金属片
 体内金属(MRI対応であれば可能です。手術などで体内に金属がある場合は、治療した病院へ確認をお願いします。)
 閉所恐怖
 撮影体位を保持できない(30分間程度仰向けになる必要があります)
  * その他、詳細は金属チェック票を参照してください