12月22日は冬至です。
病院食の検食をしていて、栄養科さんから優しいメッセージカードをいただきました。
冬至かぼちゃもおいしかったですよ。
2011年12月22日木曜日
2011年12月20日火曜日
大原医療センター敷地内の4月から12月までの放射線値
4月から12月の施設内の放射線値です。
建物の外(駐車場)の放射線値は減少傾向です。
測定の単位はCPMです。公表値のμSv/hとは異なっていますが、電離箱式サーベイメータと比較して換算したところ、私たちの測定法では1μSv/hがおよそ600cpmに相当していました。
したがって、建物の外(駐車場)の現在の放射線値は1μSv/h以下と思われます。
4月初旬と比較して1/2程度に減少しています。漸減しています。
建物の内部は非常に低く、外部の1/10以下です。電離箱式サーベイメータで0.1μSv/hでした。
* 屋外の放射線値については局所的な高濃度(ホットスポット)がありますのでご注意ください。
2011年12月19日月曜日
群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」
福島第一原発事故による放射能汚染地図をいち早く作製したことで知られる群馬大教授(55)(火山学)が、簡易投稿サイト「ツイッター」に、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたなどとして、同大は7日付で訓告処分にした。
参考:セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。 2011年9月28日 asahi.com
同大によると、問題になったのは「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをし
てる」「福島の農家が私を殺そうとしている」などの書き込み。教授は8日、記者会見を開き、「放射能の危険性を多くの人に迅速に伝えるために、あえて
過激にした。処分は学問の自由を奪う行為で、大学の自殺」と批判した。同大の総務部長は「研究成果とは言えず、言論統制ではない。大学にも多数の
苦情が来ている」とし、改善されない場合は懲戒処分も検討するとしている。(2011年12月9日01時53分 読売新聞)
「福島」=「毒米」という表現は、汚染地域を福島県に限定して、自県の安全性をアピールするあざとさも感じます。汚染は群馬には濃厚に広がっていますし、宮城や岩手にも広がっています。検出限界や基準値以下であっても、東電がまき散らした「汚染物質」にまみれていることには、違いがないでしょう。
近隣の県で測定していないところ・公表していないところは、「汚染米」の可能性を否定できません。
文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。 2011年9月28日 asahi.com
2011年12月16日金曜日
被曝低減CT の可能性
低被曝CTに関する執筆記事が雑誌に掲載されました。 呼吸器CTに関しては臨床上、支障なく用いています。概ね、従来の被曝量の1/4~1/2で撮影できます。以下、執筆内容の抜粋です。
月刊 新医療 2011年12月号 Special Report]Global Standard CT Symposium 2011
AIDR 3D が拓くCT 画像の可能性
胸部領域におけるエリアディテクタCTとAIDR3D導入のインパクト
大原綜合病院附属大原医療センター 放射線科 森谷浩史
大原医療センターでは、Area-detectorCT Aquilion ONEを用いて胸部領域の撮影を行っています。本年9月初旬から低線量画像再構成技術AIDR 3Dを導入し、低線量撮影を始めました。
1.Volume scanの有用性
Area-detector CTの優位性の一つは、160cmの範囲を等時相で撮影できるVolume scanです。当施設は、胸部領域の取り組みとして多施設共同研究に参加していますが、その前向き臨床比較試験で、Helical scanに対するWide Volume scanの肺野画質の優位性が証明されています。
Area-detector CTは動態撮影において、肺野の動き・変化を捉えられる優位性があります。しかし、反復撮影では被ばくの低減が必要です。最近は、福島第一原発の事故に伴う報道で「被ばくのものさし」としてCTスキャンが取り上げられたことに加えて、福島県県北地域が比較的放射線汚染が高いことから、受診者の被ばくに対する不安が一層高まっています。被ばくについては一層留意しなければならなくなっています。
2.パイロットスタディで評価されたAIDR 3Dの性能
AIDR 3Dの呼吸器臨床への導入としては、一般臨床撮影時の被ばく低減効果、そして低線量Dynamic撮影における画質改善効果が期待されていることから、AIDR 3Dによるパイロットスタディを実施しました。
初期評価として、臨床運用上支障はありませんでした。当施設のCT撮影はAquilion ONE1台で行っていますが、導入前とスループットに変化はありません。撮影操作上の支障もなく、読影・結果説明まで迅速に行うことが可能となっています。
AIDR 3D低線量画像の印象は
・PACS上で読影する3~5mm厚の画像は、従来の画像と遜色ない
・20mAs~30mAs以上の画像は概ね許容できる
・肺野の均質性の劣化に対してはビューワでの強調・加算・MPRで画質が改善する
3.AIDR 3DはAquilion ONEの優位性を活用するための重要な基盤技術
このAIDR 3Dを用いることで、胸部領域においては、被ばく低減を目的としながら臨床上も支障のない画像取得が十分可能と思われます。なお、設定可能なパラメータも多く、どのような設定が個々の臨床上適切なのかを試してみることをお勧めします。
臨床応用としては、放射線に対して不安を抱いている受診者や経過観察における被ばく低減、肺がんCT検診や通常撮影時の画質改善などに使用できるでしょう。また、Dynamic volume scanなどの動態撮影では、画質が大きく改善できると思います。
現在、放射線被ばくに対する漠然とした不安が広がっています。AIDR 3Dを用いた低線量撮影は、その不安に対するひとつの解決法になるのではないかと考えます。
AIDR 3Dは、Aquilion ONEの優位性を活用するための基盤であり、Dynamic volume scanをこれからさらに活用していくための、非常に重要な基盤技術であるといえるでしょう。
月刊 新医療 2011年12月号 Special Report]Global Standard CT Symposium 2011
AIDR 3D が拓くCT 画像の可能性
胸部領域におけるエリアディテクタCTとAIDR3D導入のインパクト
大原綜合病院附属大原医療センター 放射線科 森谷浩史
大原医療センターでは、Area-detectorCT Aquilion ONEを用いて胸部領域の撮影を行っています。本年9月初旬から低線量画像再構成技術AIDR 3Dを導入し、低線量撮影を始めました。
1.Volume scanの有用性
Area-detector CTの優位性の一つは、160cmの範囲を等時相で撮影できるVolume scanです。当施設は、胸部領域の取り組みとして多施設共同研究に参加していますが、その前向き臨床比較試験で、Helical scanに対するWide Volume scanの肺野画質の優位性が証明されています。
Area-detector CTは動態撮影において、肺野の動き・変化を捉えられる優位性があります。しかし、反復撮影では被ばくの低減が必要です。最近は、福島第一原発の事故に伴う報道で「被ばくのものさし」としてCTスキャンが取り上げられたことに加えて、福島県県北地域が比較的放射線汚染が高いことから、受診者の被ばくに対する不安が一層高まっています。被ばくについては一層留意しなければならなくなっています。
2.パイロットスタディで評価されたAIDR 3Dの性能
AIDR 3Dの呼吸器臨床への導入としては、一般臨床撮影時の被ばく低減効果、そして低線量Dynamic撮影における画質改善効果が期待されていることから、AIDR 3Dによるパイロットスタディを実施しました。
初期評価として、臨床運用上支障はありませんでした。当施設のCT撮影はAquilion ONE1台で行っていますが、導入前とスループットに変化はありません。撮影操作上の支障もなく、読影・結果説明まで迅速に行うことが可能となっています。
AIDR 3D低線量画像の印象は
・PACS上で読影する3~5mm厚の画像は、従来の画像と遜色ない
・20mAs~30mAs以上の画像は概ね許容できる
・肺野の均質性の劣化に対してはビューワでの強調・加算・MPRで画質が改善する
3.AIDR 3DはAquilion ONEの優位性を活用するための重要な基盤技術
このAIDR 3Dを用いることで、胸部領域においては、被ばく低減を目的としながら臨床上も支障のない画像取得が十分可能と思われます。なお、設定可能なパラメータも多く、どのような設定が個々の臨床上適切なのかを試してみることをお勧めします。
臨床応用としては、放射線に対して不安を抱いている受診者や経過観察における被ばく低減、肺がんCT検診や通常撮影時の画質改善などに使用できるでしょう。また、Dynamic volume scanなどの動態撮影では、画質が大きく改善できると思います。
現在、放射線被ばくに対する漠然とした不安が広がっています。AIDR 3Dを用いた低線量撮影は、その不安に対するひとつの解決法になるのではないかと考えます。
AIDR 3Dは、Aquilion ONEの優位性を活用するための基盤であり、Dynamic volume scanをこれからさらに活用していくための、非常に重要な基盤技術であるといえるでしょう。
2011年12月15日木曜日
福島県復興計画に関するパブリック・コメント募集
福島寿光会病院 忘年会
12月3日(土) 19時より、リッチモンドホテル福島で行われた、福島寿光会病院忘年会にご招待いただきました。
木田院長のご挨拶ののち、宴会が始まりましたが、終始、職員の皆さんのパワーに圧倒され続けました。寿光会病院のご発展をお祈りいたします。
当画像診断センターもたいへんお世話になっております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
木田院長のご挨拶ののち、宴会が始まりましたが、終始、職員の皆さんのパワーに圧倒され続けました。寿光会病院のご発展をお祈りいたします。
当画像診断センターもたいへんお世話になっております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年12月14日水曜日
造影剤の安全使用に関する勉強会
11月29日(火) 17時30分より、医療センター講義室において、表記勉強会を開催いたしました。
造影剤副作用とその予防・対処法などについて、改めて 復習させていただきました。
ご参加いただきました、医師・看護師・放射線技師のみなさん、ありがとうございました。
造影剤副作用とその予防・対処法などについて、改めて 復習させていただきました。
ご参加いただきました、医師・看護師・放射線技師のみなさん、ありがとうございました。
2011年12月13日火曜日
第16回 野うさぎ会総会
12月6日(火) 18時30分より、福島ビューホテルにおいて、第16回 野うさぎ会総会が開催されました。
特別講演は、会津 鶴乃江酒造 林ゆり 様から「わたしの酒造り」と題して、女性が作った大吟醸 ゆり のお話を中心に、日本酒の愉しみ方、人と人との絆など、お話しいただきました。改めて、日本酒の面白さを教えていただきました。
恒例のOB医師スピーチは、五十嵐悦雄先生(いがらしキッズクリニック)・佐藤佳浩先生(天神橋クリニック)がお話しされました。ありがとうございました。
特別講演は、会津 鶴乃江酒造 林ゆり 様から「わたしの酒造り」と題して、女性が作った大吟醸 ゆり のお話を中心に、日本酒の愉しみ方、人と人との絆など、お話しいただきました。改めて、日本酒の面白さを教えていただきました。
恒例のOB医師スピーチは、五十嵐悦雄先生(いがらしキッズクリニック)・佐藤佳浩先生(天神橋クリニック)がお話しされました。ありがとうございました。
2011年12月11日日曜日
第28回 画像診断の会
平成23年12月5日(月)午後7時より、ホテルサンルートプラザ福島にて、第28回 画像診断の会を開催いたしました。多くの先生方・放射線技師の方々にご参加をいただきました。ありがとうございました。
この勉強会は、年4回のペースで開催しています。主に胸部単純写真の読影法のレクチャーと情報交換をテーマとしています。今年度から、画像診断センターの放射線技師からの技術的な情報提供と医師からの臨床の話題の二本立てで行っています。
初めに、画像診断センター 角田智高技師から「胸腹部撮影のポイント(撮影者が気を付けること)」と題し、単純写真撮影の技術について具体的なコツと注意点を述べさせていただきました。
続いて、特別講演は森谷浩史 画像診断センター長が「今年度の紹介症例」と題し、平成23年度の県北地域肺癌検診でご紹介いただいた精密検査対象者の画像をもとに単純写真読影の注意点について改めて提示させていただきました。
本勉強会は、画像診断医・放射線技師・連携医の先生方が face-to-faceで相談しあえる会です。特に、講演する者にとっては、資料を準備することで、たいへん貴重な勉強の機会をいただいております。引き続き、よろしくお願いいたします。
この勉強会は、年4回のペースで開催しています。主に胸部単純写真の読影法のレクチャーと情報交換をテーマとしています。今年度から、画像診断センターの放射線技師からの技術的な情報提供と医師からの臨床の話題の二本立てで行っています。
初めに、画像診断センター 角田智高技師から「胸腹部撮影のポイント(撮影者が気を付けること)」と題し、単純写真撮影の技術について具体的なコツと注意点を述べさせていただきました。
続いて、特別講演は森谷浩史 画像診断センター長が「今年度の紹介症例」と題し、平成23年度の県北地域肺癌検診でご紹介いただいた精密検査対象者の画像をもとに単純写真読影の注意点について改めて提示させていただきました。
本勉強会は、画像診断医・放射線技師・連携医の先生方が face-to-faceで相談しあえる会です。特に、講演する者にとっては、資料を準備することで、たいへん貴重な勉強の機会をいただいております。引き続き、よろしくお願いいたします。
2011年12月4日日曜日
2011年12月3日土曜日
2011年12月2日金曜日
2011年12月1日木曜日
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