第42回 日本呼吸器内視鏡学会学術集会
会期:2019年7月4日~5日
会場:東京ドームホテル
超高精細CTによる 末梢肺結節の到達気管支の検討
平均径13mmの末梢肺野結節に対する CT bronchus sign 陽性は、従来型CT 25%から超高精細CT 83%に増加した。
描出された到達気管支次数は超高精細CT:6.7次、従来型CT:5.4次であった。
すなわち、従来型CTの気管支描出限界の1次~2次末梢まで描出されれば、CT bronchus sign 陰性例の3/4がCT bronchus sign 陽性となる。
超高精細CT (0.25mm厚 1024x1024)は中枢気管支から小葉内細気管支まで連続して気道内腔を描画できる分解能を有する。死亡時画像診断の検討では、平均11次・0.4mm径の気管支を描出できた。
超高精細CTは末梢肺野結節の関与気管支描出のための分解能をはるかに超えた空間分解能を有しており、末梢肺野結節に対する経気管支的誘導の確実性向上に寄与できると思われる。
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