YBS山梨放送
「野生キノコの出荷が制限されている、富士北麓3市町村で採取されたキノコから今年も基準を超える放射性物質が検出されました。基準値超えは福島第一原子力発電所の事故以降続いていて、山梨県は採取などの自粛を呼びかけています。富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村で採取された野生キノコは2011年の福島第一原発事故以降、基準を上回る放射性セシウムが検出されていることから、出荷制限区域に指定されています。県によりますと、今年は9月から3市町村で検体を採取していて、10月20日までに富士吉田市と鳴沢村で採取された6つの検体で、基準値の1キロあたり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたということです。セシウム137の物理学的な半減期は約30年とされていて、これらが安定して基準を下回らなければ出荷制限は解除されない見通しです。一方で制限区域でキノコ狩りを行う人もいるため、県の担当者は「採取のほか、食べることも自粛してほしい」と呼びかけています。県は10月末まで3市町村で引き続き調査を行う予定です。」
事故当時の汚染は相当広く及んでいます。しかも除染対象になっていません。除染をすることは風評を受け止めることになります。国やマスコミは「福島県イコール東京電力放射線汚染」というイメージをことさら強調することで日本全体への影響は極力制御されているという評判を死守しようとしています。でも、汚染は町や県の境界で遮蔽はされていないでしょう。この山梨のニュースのように風評対策のため声高に発信しない地域が数多くあります。
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