淡々と綴られる初老の男性の日常。役所広司が、起きて、働いて、風呂に入り、一杯やって、読書しながら就寝する。寝ていると、モノクロの揺れるイメージが現れる。それは複数の映像を重ね合わせた影である。木々、葉っぱ、水、空、竹、障子、古いモノクロ映像など、さまざまなものを連想する。影は幻灯機としての映画の原理そのものである。現在はデジタル液晶の画面が主流になってしまったが、もともと映画とは暗闇でフィルムを投影するものである。影やモノクロのフィルムカメラにこだわる。淡々と撮りためる写真の山は、それを懐かしく見直すこともない。きちんと整理して保存される。文庫本もカセットテープもきちんと整理されている。姪っ子に持っていかれた文庫本を再び買い求める。畳の画像の落ち着き。映画は、よく吟味された文庫本と音楽を丁寧に扱う。パトリシアハイスミスの小説はアメリカの友人を連想した。木が友人であるという。そして死の影を抱えた三浦友和が現れる。影はその時の一瞬の偶然が作為なく作り出すものであるという。
2025年4月29日火曜日
2025年4月28日月曜日
ゲオ:レンタル落ちブルーレイ
ロバート・アルトマン マッシュ/プレタポルテ
アメリ
デッドマン
3本/1000円
ブライアン・デ・パルマ ミッションインポシブル
バビロン
ウエストワールド
ムトウー踊るマハラジャ
さよなら人類
5本/1000円
2025年4月26日土曜日
碁盤斬り
2025年4月24日木曜日
春に散る
2025年4月23日水曜日
ナミビアの砂漠
2025年4月22日火曜日
篠田 正浩 監督 逝去
早々に会社と衝突して独立した二人と異なり、松竹にしばらく残った後、1966年にフリーになる。翌年に独立プロダクションの株式会社表現社を設立。前衛的作品も辞さない大島や吉田に比べ、篠田は平易なサービス精神も持ち合わせており、独立後の1960年代後半から1970年代前半は『心中天網島』(1969年)や『無頼漢』(1970年)などの先鋭的な作品を独立プロから連発したが、1970年代後半からは『はなれ瞽女おりん』(1977年)や『鑓の権三』(1986年)などの大手映画会社配給の大作が多く、『鑓の権三』ではベルリン国際映画祭の銀熊賞 (芸術貢献賞)を受賞した。1990年、『少年時代』で第14回日本アカデミー賞の作品賞・監督賞を受賞。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へは『写楽』(1995年)など3度の出品を果たした。作品には妻である岩下をはじめ、浜村純、大滝秀治、加藤治子、津村鷹志、永澤俊矢などを複数回起用していた。1986年から1987年のTBS系列番組『日本が知りたい』ではキャスターも務めた。
2003年、大作『スパイ・ゾルゲ』を最後に映画監督からの引退を発表した。2016年、京都国際映画祭2016で牧野省三賞を受賞。
2025年3月25日、肺炎のため死去。94歳没。
乾いた湖 (1960年) 原作:榛葉英治、脚本:寺山修司
三味線とオートバイ (1961年) 原作:川口松太郎
わが恋の旅路 (1961年) 原作:曽野綾子、脚本:寺山修司
夕陽に赤い俺の顔 (1961年) 脚本:寺山修司
涙を、獅子のたて髪に (1962年) 脚本:寺山修司・水沼一郎・篠田正浩
山の讃歌 燃ゆる若者たち (1962年) 脚本:白坂依志夫
私たちの結婚 (1962年) 脚本:松山善三・篠田正浩
乾いた花 (1964年) 原作:石原慎太郎
暗殺 (1964年) 原作:司馬遼太郎
美しさと哀しみと (1965年) 原作:川端康成
異聞猿飛佐助 (1965年)
処刑の島 (1966年) 原作:武田泰淳、脚本:石原慎太郎
あかね雲 (1967年)
心中天網島 (1969年)原作:近松門左衛門、脚本:富岡多恵子・武満徹・篠田正浩
沈黙 SILENCE (1971年) 原作:遠藤周作
札幌オリンピック (1972年) ドキュメンタリー
化石の森 (1973年) 原作:石原慎太郎
卑弥呼 (1974年)
桜の森の満開の下 (1975年) 原作:坂口安吾
はなれ瞽女おりん (1977年) 原作:水上勉
夜叉ヶ池 (1979年) 原作:泉鏡花
悪霊島 (1981年) 原作:横溝正史
瀬戸内少年野球団 (1984年) 原作:阿久悠
ALLUSION 転生譚 (1985年) 脚本:岸田理生
鑓の権三 (1986年) 原作:近松門左衛門
舞姫 (1989年) 原作:森鷗外
少年時代 (1990年) 原作:藤子不二雄A
写楽 (1995年) 原作:皆川博子
瀬戸内ムーンライト・セレナーデ (1997年) 原作:阿久悠
梟の城 owl's castle (1999年) 原作:司馬遼太郎
スパイ・ゾルゲ (2003年)
『日本語の語法で撮りたい』日本放送出版協会〈NHKブックス〉、1995
TVドラマ 天皇の世紀 第10話 攘夷
2025年4月20日日曜日
雑誌の無料配布
2025年4月12日土曜日
2025年4月10日木曜日
『ソルト』
『ソルト』(原題:Salt)は、2010年のアメリカ合衆国のスパイアクションスリラー映画。フィリップ・ノイス監督、カート・ウィマー脚本、アンジェリーナ・ジョリー主演。
「ボーンアイデンティティ」をアンジェリーナ・ジョリーで作り直したような映画。テンポの速いアクションが続いて小気味いいが、カーチェイスでの彼女のアップでは背景の動きが遅く、ゆっくりとした速度で撮影したシーンをうまく繋いでいることがわかる。とはいえ、展開が速く、一気に見せる映画でした。内容は、前半はほぼ「テレフォン」であり、古くは「影なき狙撃者」や「クライシスオブアメリカ」、そのプロセスとしては「ブラジルから来た少年」や「インファナルアフェア」などが同一テーマと言えるでしょう。昔見たときは「ボーンアイデンティティ」の出がらしのような印象でしたが、このようなアクションシーンが溢れかえっている今見ると、「テレフォン」と「インファナルアフェア」の印象が濃厚ですね。
『テレフォン』(Telefon)は、1978年に公開されたアメリカ合衆国のアクション・サスペンス映画。ソ連崩壊後の冷戦時代が舞台。
『影なき狙撃者』(The Manchurian Candidate)は、1962年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。監督ジョン・フランケンハイマー、出演フランク・シナトラ、ローレンス・ハーヴェイ、ジャネット・リーなど。原作は、1959年に発表されたリチャード・コンドンの同名小説であり、ジョージ・アクセルロッドが映画用に脚色。朝鮮戦争時代が舞台。
『クライシス・オブ・アメリカ』 (The Manchurian Candidate) は、2004年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督ジョナサン・デミ、出演デンゼル・ワシントンとメリル・ストリープなど。原作はリチャード・コンドンの小説『影なき狙撃者』であり、1962年に続いて2度目の映画化。原作小説だけでなく、1962年の映画脚本も原作としたリメイク。湾岸戦争時代が舞台。
『ブラジルから来た少年』(The Boys from Brazil)は、アイラ・レヴィンが1976年に発表した小説。ブラジルでヒトラーのクローンを再生させようとする科学者ヨーゼフ・メンゲレと、それを阻止しようとするナチ・ハンターのユダヤ人・リーベルマンを描く。映画は監督フランクリン・J・シャフナー。1978年10月5日に公開。日本劇場未公開、1984年3月3日にフジテレビ系列の「ゴールデン洋画劇場」でテレビ初放送。
2025年4月9日水曜日
2025年4月6日日曜日
JSRT企画ハンズオンセミナー1 「ノーコードで画像診断⽀援AI技術開発」
厳正なる抽選の結果、下記に開催の正規受講者当選としてご連絡させていただきます。
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日時:4 ⽉ 11 ⽇ ( ⾦ ) 15:30 〜 17:30
会場:パシフィコ横浜会議センター3階「 315 」
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《持ち物》
1 . ⼤会参加証(ネームカード)
ネームカードは来場前にご自身でカラー印刷しご持参ください
展示ホールAにてQRコードによる到着確認をお読みいただいた上で
セッション会場へお越しください
2.ノートPC 、マウス
当日のご参加をお待ちしております。
第81回JSRT総会事務局
2025年4月5日土曜日
JSRT企画ハンズオンセミナー2「クラウド環境を⽤いた AI/ML 開発を体感」
厳正なる抽選の結果、下記に開催の正規受講者として当選されましたのでご連絡いたします。
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日時:4⽉ 12 ⽇(⼟)15:20〜17:20
会場:パシフィコ横浜 会議センター3階「315」
===
《持ち物》
1.⼤会参加証(ネームカード)
ネームカードは来場前にご自身でカラー印刷しご持参ください
展示ホールAにてQRコードによる到着確認をお済ませいただいた上で
セッション会場へお越しください
2. ノートPC
当日のご参加をお待ちしております。
第81回JSRT総会事務局
2025年4月4日金曜日
福島県医師会シリーズ: 進歩した肺がん診療(テレビ番組放送)
【放送日時】3/22(土) 11:00~11:30 福島放送(KFB)
画像診断について解説させていただきました。
2025年4月2日水曜日
第60回 画像診断の会 福島市医師会呼吸器疾患勉強会のご案内
司会:大原綜合病院 画像診断センター長 森谷浩史先生
18:15~情報提供 ブラッコ・ジャパン(株)
18:30開始
福島市からの案内・説明 (福島市 保健師の方) 10分程度
・特別講演
1 肺がん検診における偽陽性所見について 大原綜合病院 森谷浩史先生 20分
2 肺がんの見落とし わたり病院 佐藤 勝先生 20分
3 検診発見肺がん症例の過去画像の検討 大原綜合病院 箱崎元晴先生 40分
2025年4月1日火曜日
診療報酬の審査を自動アプリを使ってやっていた?
地方組織及び本部の職員22名が、令和3年1月以 降、新規構築が禁じられている独自ツール(レセプト 画面自動遷移ツール)を作成(手順書の作成を含む) し、当該ツールを多数の職員がアクセス可能な共有フ ォ ル ダ へ 格 納 又 は 使 用 し て 審 査 事 務 を 行 っ て い た こ とが判明した。 これらの独自ツールの作成(手順書の作成含む)は、 独自ツールの作成を禁止した通知に違反しており、こ れは就業規則に定める禁忌事項の「所属長の指示に反 する」行為である。また、当該ツールの配布(共有フ ォルダへの格納)又は使用しての審査事務は、関係者 に 対 し 審 査 目 標 の 達 成 状 況 を 実 態 よ り 過 大 に 見 せ て いたといった疑念を生じさせ、支払基金の信用を大き く 失 墜 さ せ る 行 為 で あ る こ と か ら 、 就 業 規 則 に 基 づ き、1月23日付けで懲戒処分とした。
https://www.asahi.com/
支払基金は、医療機関や薬局が月に1度提出する診療報酬明細書(
レセプトの審査は、大部分を人工知能(AI)
昨年11月中旬、九州を所管する職員が、