朝日新聞 2025/09/14 (声)街のミニシアターのため支援を 主婦 俵恵理子さん(千葉県 69)
シネコン全盛の中、2013年に我が街・柏市にミニシアター「キネマ旬報シアター」がオープンした。様々な国の良質な作品を上映してくれる貴重な映画館だ。モロッコなどの製作の「青いカフタンの仕立て屋」は仕立屋夫婦と若い職人の3人の物語。モロッコの伝統衣装と夫婦愛を教えてもらった。ウクライナ侵攻後には「ひまわり」を上映した。 楽しみに通ってきたこの映画館が閉館の危機に追い込まれているのを知って驚いた。もともとの古い映画館を買い取ったので空調設備などの基幹部分が老朽化し、デジタル機器の入れ替えなどで高額な費用がかかるという。クラウドファンディングを始めたが目標額に相当の隔たりがあり、年金生活の私も雀(すずめ)の涙ほどの寄付をしたが遠く及ばない。 映画を楽しめるのは平和な世の証し。行ったこともない国の文化や生活を垣間見る窓になる。存続へ、より多くの支援が集まってほしい。
同感です。街の文化を維持するために個々人ができることがあると思います。行政や他人に頼らず自分の街の5年後、10年後を想像することが大切だと実感しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿