2025年9月9日火曜日

眼の壁

『眼の壁』(めのかべ)は、松本清張の長編推理小説。『週刊読売』に連載され(1957年4月14日号 - 1957年12月29日号)、1958年2月、光文社から単行本として刊行。若い会計課次長が、パクリ屋の手形詐欺に端を発する連続殺人事件の謎を追跡するミステリー長編。1958年に松竹で映画化。2022年に小泉孝太郎の主演でWOWOWで連続ドラマ化。原作と異なりバブル終焉期の1990年が舞台。原作は実行犯となる暴力組織の存在に違和感のない戦後の混乱が収まりついていない時代背景であり、保安組織や操作能力も不十分な、逃げ果せる設定と思います。
眼の壁って、アイズ・ワイド・シャットか? キューブリックがお得意の文字画面に流麗な音楽をかぶせて始まるタイトルシーンの曲をブチッとトム・クルーズが切ってしまうシーンは、もはや俳優の演技にそれらしい曲を流すというTV風演出の足をすくってみせます。TVドラマ「眼の壁」は地上波ほどではありませんが、背景に曲をかぶせます。

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