2020年1月16日木曜日

エーザイ造影剤インターネットライブセミナーシリーズ3

2019年度エーザイ造影剤インターネットライブセミナーシリーズ3
造影CTセミナー
日時:2020年1月9日(木) 18:00~19:00
場所:大原綜合病院 読影室
(福岡のスタジオから配信致します)
共催:エーザイ株式会社/ブラッコエーザイ株式会社


講演1:重要性を増す造影CTの安全管理:運用の実際
熊本大学大学院生命科学研究部画像診断解析学講座 尾田済太郎 先生

①造影剤アレルギー:アレルギー性と非アレルギー性(生理的反応/化学毒性)の副作用、予防策、副作用発生時の対応について概説する。
②造影剤腎症:各ガイドラインの現状、予防策、リーナリズムについて概説する。
③ビグアナイド系糖尿病薬:国内外における休薬に関する実情について概説する。
④授乳婦への造影CT:日本医学放射線学会の提言について紹介する。
⑤血管外漏出:予防策について概説する。
⑥その他:ICダグ、業務環境について概説する。

講演2:スペクトラルCTにおける造影CT活用法
熊本中央病院放射線科 片平和博 先生
一般的なCTが一回の撮影に対し一種類の画像しか作成できないのに対し、スペクトラルCTでは多種の画像を作成可能となる。その代表的な画像として仮想単色X線画像がある。
低エネルギーレベルの仮想単色X線画像では一般に劇的にコントラストが向上することから臨床で頻用することになる。スペクトラルCTでの低エネルギーレベルでの仮想単色X線画像では、例えば40keV画像では通常の120kVp画像と比較して3倍のCT値となり低管電圧撮影とは比べものにならない位の画像コントラストを得ることが可能となった。
1.仮想造影剤大量画像の取得(例えば600mgI/kgでの撮影で1800mgI/kg相当の画像)
2.腎機能障害患者に対する最大1/3の造影剤量で従来と同様の造影コントラスト取得
3.ヨードマップ画像を取得することで、定量化が可能となり診断に有用
4.造影剤画像のみで仮想的な単純CT画像を取得可能

0 件のコメント:

コメントを投稿