2021年11月3日水曜日

学びには物理的な距離の近さが必要

2021年11月3日 朝日新聞の「熊本での高校漫画学科の設置」についての記事の中で共感した文言がありました。
そもそも学びの根底には、物理的な距離の近さがあると感じる。「うまい人のそばにいるとうまくなる。技術、考え方、口癖まで移る。臭いが移る。五感で感じ取るんだね。『薫育』こそ学ぶことですよ」
精選版 日本国語大辞典より 
くん‐いく【薫育】〘名〙 徳をもって教え導くこと。薫陶化育(くんとうかいく)。しつけ。
※それから(1909)〈夏目漱石〉三「実際を云ふと親爺の所謂薫育(クンイク)は、此父子の間に纏綿する暖かい情味を」
てん‐めん【纏綿】① (━する) 物がまつわりつくこと。からみつくこと。③ (形動タリ) 話などが、いつ終わるともなく続くこと。また、そのさま。
教育とは「しつけ」であり、綿が纏わりつくような関係が必要なのでしょう。どうも核家族化から共働き、そして、リモート教育になり、「しつけ」の根本環境が崩れているように思います。

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