2023年9月20日水曜日

映画と戦争 佐藤忠男

映画で読み解く「世界の戦争」―昂揚、反戦から和解への道 (ベスト新書) 新書 – 2001/11/1
佐藤 忠男 (著)
戦争映画は自国の戦争を描くことで、戦意昂揚や反戦を煽り、その国の戦争観を表明してきた。欧米、日本、イスラム、アジア各国の戦争映画を読み解き、和解と許しへの道を探る迫真の戦争論。
面白かった。
氏が世界各国の映画を精力的に視聴して、国内に紹介する活動をしていたことを知っていたが、そのテーマの延長がここに繋がっていたのかと驚きました。
論理に矛盾がない。青年期の実体験がその根幹を作っているため揺るぎがない。
戦前・戦中・戦後と、教育が変わり、大衆を誘導するためのメディア(この時代は映画)に関わった人たちも思想や主義もなくころころと変わった人もいれば、変わらずに会社や役所からにらまれた人もいる。それらを整理して実名で一気に書いている。
また、各国の映画でのわが国の描き方にその国民の思いや恨みが反映されているが、そのような映画がわが国で上映されることはない。どんな映画でも、一国の映画を深く理解することで、日本や世界が見えてくることが目から鱗でした。

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