2018年2月18日日曜日

Diagnostic Accuracy of Three-dimensional Turbo Field Echo Magnetic Resonance Imaging Sequence in Pediatric Tracheobronchial Anomalies with Congenital Heart Disease

QiaoRu Hou, Wei Gao, YuMin Zhong, AiMin Sun, Qian Wang, LiWei Hu & JingLei Wang
Diagnostic Accuracy  of Three-dimensional Turbo  Field Echo Magnetic Resonance Imaging Sequence in Pediatric Tracheobronchial Anomalies with Congenital Heart Disease
SCientifiC REPORTS  (2018) 8:2529 DOI:10.1038/s41598-018-20892-2

気管気管支異常は先天性心疾患(CHD)において合併して認められる(気道気管支狭窄、気管気管支、心臓気管支など、気管支異常を伴う様々な程度の呼吸器疾患を引き起こす可能性がある)。したがって、気管気管支異常を評価し、術前気道評価を行う必要がある。MSCTおよびMRIは、CHDおよび関連する気管気管支異常の診断のための最も有効な非侵襲的モダリティである。しかし、MSCTは低用量プロトコールを使用していても、被曝を有する手法である。この研究の目的は、術前気道評価のための3D-TFE磁気共鳴イメージングシーケンスを用いてCHD患者の気管気管支異常の診断精度を評価することであった。結果は、3D-TFEが3D-bTFEに比べて優れた画質を提供し、CHDにおける気管気管支樹および気管気管支異常を明確に証明できることを示した。本研究では気管気管支異常の診断における3D-TFEの臨床的価値を確認し、術前戦略と術後追跡に役立つ気管気管支情報を提供する。
気道の形態診断については圧倒的にCTが有利であるが、小児被曝の観点からMRIの進歩が望まれる。MRIでは気道周囲の構造が明瞭に描出できる利点がある。MRI撮像に要する時間と鎮静の必要性などが課題であろう。

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