第59回日本肺癌学会学術集会 2018年11月開催
福島医大 峯村先生の演題の共同演者にさせていただきました。
O2-1.CT画像所見とニボルマブの治療効果に関する検討(GIFT-04/FIGHT-03)
福島医大 峯村先生の演題の共同演者にさせていただきました。
O2-1.CT画像所見とニボルマブの治療効果に関する検討(GIFT-04/FIGHT-03)
*峯村 浩之1・森谷 浩史2・今井 久雄3・杉山 智英4・山田 豊5・樋口 光徳6・解良 恭一7・尾崎 有紀8・金沢 賢也1,9・横内 浩10・笠井 尚4・鏑木 孝之5・鈴木 弘行8・湊 浩一3・柴田 陽光1
福島県立医科大学呼吸器内科学講座1;大原綜合病院画像診断センター2;群馬県立がんセンター呼吸器内科3;栃木県立がんセンター呼吸器内科4;茨城県立中央病院呼吸器内科5;福島県立医科大学会津医療センター呼吸器外科6;埼玉医科大学国際医療センター呼吸器内科7;福島県立医科大学附属病院呼吸器外科8;福島県立医科大学附属病院臨床腫瘍センター9;北海道がんセンター呼吸器内科10
【背景と目的】切除不能進行非小細胞肺癌の画像上の特徴とニボルマブの治療効果の関連について検討した報告は少ない.【方法】2013年4月1日から2017年3月31日まで研究参加施設でニボルマブを投与された非小細胞肺癌患者78例のニボルマブ投与前の腫瘍のCT画像の特徴と治療効果(奏効割合ORR・病勢コントロール割合DCR・無増悪生存期間PFS)について後ろ向きに検討した.【結果】年齢中央値65歳(32-84歳).男性60例.PS
0-1/2-3=72/6.腺癌/扁平上皮癌/NOS/その他=48/18/8/4.臨床病期III/IV/術後再発=11/51/12.ブリンクマン指数 400以下/401以上=23/55.治療ライン 2次治療/3次治療以降=44/34.画像の評価項目:腫瘍周囲の小葉間隔壁肥厚,腫瘍周囲の濃度上昇,引き込み,気管支透亮像,腫瘍内空洞/壊死,隣接臓器浸潤,Bulkyリンパ節,小リンパ節集簇を検討した.PFSに関してはlog-rank testで腫瘍周囲の小葉間隔壁肥厚の有無(p=0.015,77日 vs 126日)及び
隣接臓器浸潤の有無(p=0.047,72日 vs 118日)で有意差を認めた.【結論】ニボルマブ治療におけるPFSと腫瘍の画像的特徴が関連していた.【考察】腫瘍周囲の小葉間隔壁の肥厚がニボルマブ治療の予後不良因子となる可能性がある.
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