2020年6月16日火曜日

「暗殺」

「暗殺」2015年製作/139分/R15+/韓国 原題:暗殺 Assassination。
日本統治下時代の韓国を舞台にしたサスペンスアクション。
1933年。中国杭州に作られた韓国臨時政府は、日本政府要人と親日派の暗殺計画を、独立軍最強の女性スナイパー(チョン・ジヒョン)、速射砲の名手、爆弾のプロに命じる。三人を招集した臨時政府警務隊長は命令を下すと同時に臨時政府を裏切って殺し屋ハワイ・ピストル(ハ・ジョンウ)に3人を消すように依頼し、日本政府へ寝返る。
1930年代の上海と京城(現ソウル)を舞台に「ナバロンの要塞」や「ジャッカルの日」のように暗殺者が敵陣に潜入していく過程をスリリングに描いている。
最近、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の時代を描いた映画やTVドラマが 目につくようになりました。それぞれの国内のTVドラマやB級映画で(自国の目線で)描かれていた、この時代の各国の事情がIT化のおかげで他国でも見れるようになってきているのだと思います。先の「バビロンベルリン」で描かれるドイツ帝国崩壊のストーリーや「菊とギロチン」など。この映画もわが国では馴染の少ない当時の韓国を舞台にしたアクション映画です。日本軍が敵として描かれていますが、かれらを支援する日本人も描かれており、抗日的な印象はありません。むしろ、解放を諦めずに苦しい戦いを続けた独立軍や散って行った若者たちを讃えており、裏切り者を許さない視点が明確です。

0 件のコメント:

コメントを投稿