朝日新聞 20211105より
検診部会などで参考にできる数字ですので、数字の記載されている部分をほぼ原文のまま残しておきます。
〇がん検診減、遅れる発見 コロナ下、105病院で診断9.2%減。 ( 熊井洋美)
2020年にがんと診断された人が前年より9・2% 減った。 新型コロナウイルス感染症の影響で、 がん検診の受診者が減ったことなどが影響したとみている。 主な5種のがんで約4万5千人の診断が遅れたと推計。
今後は進行したがんが見つかるケースが増えて、 患者の予後の悪化や死亡率の増加が懸念されている。
調査は、日本対がん協会、日本癌(がん)学会、 日本癌治療学会、日本臨床腫瘍(しゅよう) 学会が共同で実施。 がん診療拠点病院など486施設を対象に、胃、肺、大腸、乳、 子宮頸(けい)部の各がんの診断への影響を尋ね、 105施設から回答。その結果、20年のがん診断件数は8万660件で前年比9・2% 減。
緊急事態宣言が出るなどして、 昨年4月以降はがん検診や各種健診が一時中止され、 その後も受診や通院控えが続いた。 日本対がん協会のまとめによると、20年のがん検診の受診者は、 前年に比べて約3割減少。
早期で見つかるケースの減少が目立ち、 胃がんの1期は17・4%減。
〇検診控え、進行した状態で発見 がん検診受診者、前年比3割減(編集委員・辻外記子)
がん研有明病院(東京都江東区)では、 紹介患者が減り、去年の手術数は前年から15% 減。胃がん全体の手術数は32%減。 ステージ別では、 ほかのステージでは大きな差がないのに、最も早期の「 ステージ1A」が50%減。
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