『「忠臣蔵」の決算書』(ちゅうしんぐらのけっさんしょ)、東京大学史料編纂所教授・山本博文著。2012年11月16日、新潮新書。2019年に『決算!忠臣蔵』のタイトルで実写映画化。 映画は中村義洋監督により2019年11月22日公開。主演:堤真一、岡村隆史。 討ち入りに費やした資金は約七百両。大石内蔵助が記録に残していた帳簿「預置候金銀請払帳」から予算面から「忠臣蔵」の現実問題に迫る。
野村ホールディングス・日本経済新聞社のweb記事から、「1両=13万円」とすると、「金1両=銀60匁(もんめ)=銭(銅)4000文」ですので、銀1匁=2166円、1文=32.5円ということになる。700両はおよそ1000万円。
ちなみに、一石は大人一人が一年に食べる米の量に相当。磯田道史『武士の家計簿』(新潮新書)によれば、「1石=27万円」。年収100石の旗本の場合、27万円×100石=2700万円とのこと。
映画では赤穂と江戸の往復で一人30万円などと、額面がスーパーインポーズされて、「へえー」と思わされることばかりです。
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