オリエンタル坊や「カレーが無性に食べたくなるスプーン」

株式会社オリエンタルは、昭和20年（1945年）11月創業のカレーで有名な食品会社です。マースカレー、即席カレー、即席ハヤシなど、懐かしい商品がたくさんあります。黄色い包装にダッコちゃんのようなキャラクタが印刷されていたのが印象的です。

このキャラクタがオリエンタルのマスコット、オリエンタル坊やというそうです。

1948年頃、創業者の１歳の息子さんの顔とインド人のコックさんのイメージをミックスさせて考案した物とのことです。昔は顔色が真っ黒だったように記憶しています。

先日、 オリエンタル坊やのスプーンをいただきました。昭和20年代から昭和60年代前半まで、販促グッズとして全国に配布され、かわいいデザインと食べやすいスプーンということから、主婦の方に大変好まれたスプーンとのこと。「カレーが無性に食べたくなるスプーン」として、若い世代のファンも多く、再び注目を集めているとのことです。食べ物に関する経験は、強烈なキャラクタとともに記憶の相当深い部分に刷り込まれるものですね。