『週刊少年マガジン』で連載された。全三部構成。単行本は全7巻。「第一部」が 1965年(昭和40年)から1966年(昭和41年)に、「第二部」が 1966年(昭和41年)に、「第三部」が 1967年(昭和42年)にそれぞれ執筆された。
時代は天正年間、伊賀の里。天正伊賀の乱を背景に、第一部・第三の忍者、第二部・0の忍者、第三部・ワタリ一族の3つのストーリーが語られる。
言葉には「ニュース」などのカタカナ英語がふんだんに用いられており、どのように表記しても当時の言葉を再現しているわけではないという、言葉のリアリズムに対する白土の姿勢が強く感じられる。
この漫画の主題は「集団を支配する手段」である。3の次が0。集団を反目させる、あるいは、共通の仮想敵を置く、洗脳など、様々な戦略が語られる。こんな内容を少年誌で書いていたのである。おそるべし。
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