定量化できる診断学はすべてAIがやってくれることになるでしょう。だれでも、どこでも、標準的な診断を瞬時に享受する時代が遠からず来るでしょう。電卓がそろばんを駆逐したように、検索や統計はAIにとってはお手の物となるでしょう。AIを活用すれば、診断に関わる医療者を大いに減らせるでしょう。
人間は間違うがAIは間違わない。AIは得手不得手なく、瞬時に最適解を弾き出します。そして、再現性にも間違いがない。世界一流の診断を同時に世界中で受けることができるのです。全く同一の知を誰もが享受できることになるでしょう。しかもすべてのデータを学習しながら最適解を導き出す術を研ぎ澄ませていくでしょう。
課題は、形態や機能、語られる言語をどのように定量化するか? この点は、おそらく主要な要素の組み合わせ、しかも大雑把な定量化だけで多くの診断が可能になると思います。
そして定量化する際のインターフェースへの人の介在をどうするのか? AIがユビキタス状態になるまでのプロセスにおいては、診断医は「インターフェース」として必要とされるように思います。
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