JRC2023合同企画ハンズオンセミナー「死後画像 読影ワークショップ」に申込みました。
以下の受講日時で確定となりました。
以下の受講日時で確定となりました。
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日時:4月15日(土)13:30~16:30
会場:パシフィコ横浜 会議センター3階「315」
受講してきました。受講者は1回20名程度でした。
ビューアの動くPCを持参してSSDのデータを閲覧する方法で実際のCT画像を読影するハンズオンでした。データは1症例1~数ギガ程度であり、CQが50ほど、それぞれ5例~10例ほどの症例画像が入っていましたので、配布されたSSDに300例ほどのデータが入っていたようです。3時間のハンズオンですが、二日酔いの頭では、とても見切れませんでした。そもそも予想していたよりも膨大なデータ量で、持参したノートPCでは非力で1例読み込むごとに待ち時間が出ていましたので、途中からは当たりをつけたフォルダを1つだけ読み込むような方法にしました。今後、受講する際にはしっかりしたビューアの動くPCを持参したいと思います。
ハンズオンの方法はひたすら画像を見るトレーニングです。キーワードごとに典型的症例や非典型例が集められており、キー画像を選んで自分のPCにティーチングファイルを作るというタスクが与えられます。自分のペースでひたすら勉強すればいいのですが、一応、キー画像を選ぶというタスクは、典型画像をまず理解して、その特徴を頭にいれたうえで、実際の画像から探し出す作業になり、画像診断のトレーニングとして原初的な診断プロセスを追体験できるよい方法だと実感しました。専門外領域や不得意な領域にも応用できる方法です。
さらにティーチングファイルを作るという作業は典型的所見を説明できる能力を養うためにとても有効です。知識の習得に関するプレゼンの効果(資料の作成から準備および実際のプレゼンまで含め)は高いことを実感していましたが、この手法は目標が明確であり、取り組みやすいと思いました。例えば、肺腺癌の症例を読影させて、典型的な画像を1枚選ばせるといったトレーニング法へ応用できると思います。
主催者側の意図としては、ティーチングファイルを各施設に持ち帰ってもらって他の医師と共有してもらうことで 死亡時画像診断の普及につなげることも考えているものと思います。死亡時画像診断のレクチャーは毎年日本医師会で行われています。今まで、何回か受講していますが、今回のように実際の画像をビューアで読影することで、知識の再確認が行えました。
それにしても、このようなハンズオンを無償で受講できることは驚きです。学会参加者であれば追加料金を払うことなく受講できます。自分の発表がぶつかっていたり、必須講習がぶつかっていたりすることもあるでしょうが、時間が許せば超おすすめです。とてもお得な企画だと思いました。
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