今村昌平の人類学入門やにっぽん昆虫記みたいな映画でした。
2023年6月29日木曜日
2023年6月24日土曜日
グッドモーニングショー!
逆恨みの事件に巻き込まれるお茶目な男性キャスターの話ですが、前半の犯人のTVキャスタに対する反感の言動は面白かった。でも、後半、逆恨みであったことが明らかになってからはつまらない二時間ドラマ。以前、一家でファンだったTVキャスタを思い出しました。
そのキャスターの大ファンでしたが、2年前の福島沖地震で土曜の夜の番組中に地震報道になったことがありました。自分は病院にかけつけ被害状況の確認・対応をして2時ごろ自宅に戻りましたが、散乱した家財の整理などはとても手につかないでいました。
翌週の報道で、先週はお気に入りの天気予報の女性キャスターとお話しできる時間が無くなっちゃって残念でしたと、ごますりのような笑みで女性キャスタとやり取りしている会話を生で放送している鈍感さに、あきれました。
キャスタというのはこういう仕事なのだと、いまさらながら恐れ入りました。災害もたった一つの報道情報に過ぎないのです。新鮮なニュースにのみ価値があるのです。先週の震災のニュースバリューは終わっています。被災者の思いなど彼の脳裏には浮かびません。
その日の出来事を面白おかしく伝えるか、しかめ面で伝えるかが彼の技量でしょう。いかにも文化人的な顔つきをしてみせても、被災者の映像を見て涙ぐんでみせても、いずれもキャスタとしてのあざといテクニックに過ぎません。一週間前の被災者はもはやニュースでもなんでもないのです。そこに今も人がいることなど、彼らにはまったく関係ないことでしょう。口が達者で、話し上手ゆえに、人間的に嫌われる職業ですね。
それ以降、わが家ではそのキャスタの番組は見ません。不快になるからです。できればスポンサーメーカの商品もシャットアウトしたいところですが、あまりに多すぎて面倒なので気にしないようにしています。
2023年6月22日木曜日
『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』
『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』(原題: The Sentinel)、2006年アメリカ映画。原作:ジェラルド・ペティヴィッチの小説『謀殺の星条旗』。シークレットサービスのエージェント2人を主軸に展開するサスペンス・アクション。アクションシーンはうまくカットを繋いでスピード感を損なわないようにしていますが、マイケル・ダグラスも随分老けましたね。足元がおぼつかない。そもそも最悪なコンプライアンスの、こんなシークレットサービスはありえないでしょう。国家の中枢部を守るべきエージェントとして、立ち位置と行動が矛盾しており、行動の選択がリスキーすぎると思わざるを得ません。じっくりとのめり込めば共感できるのかもしれませんが、つまらない映画でした。
2023年6月19日月曜日
砂の女
NHK 100分で名著で取り上げていたので書棚から探し出してきて読んでみました。檻と放し飼い、昆虫採集 つがいでの飼育、ホコリと砂 女性の日常の生活、過疎地での婿取り お見合い・・・。そのシンプルな寓話性に引き込まれました。
2023年6月17日土曜日
2023年6月16日金曜日
波よ聞いてくれ
ラジオの深夜番組にまつわるハチャメチャコメディです。何気なく見たTVの画面に引き寄せられました。小芝風花のマシンガントークは、卓越した芸人の特技を見せつけられたように小気味いいです。まさに職人芸のパワーを見せつけれられ、まるでスポーツのよう。そう、番組内でもプロレスの技の掛け合いもあり、ゴングとともにぶつかり合っていくプロレスのリングのようでした。
2023年6月12日月曜日
人新生
人新生(じんしんせい)
地層学的に人の時代が刻み込まれているといいます。
化石燃料の時代が地層に明確なマーキングを残していると言います。その他、さまざまな人類の営みが地層に刻み込まれています。多くの人たちが同じような行為を行うと、同じ物質が地球規模で堆積していく、資本主義の発展の末に処理しきれない残渣が蓄積してきた結果が地層にすでに反映されているといいます。
新しいNHK特集を興味深く拝聴しました。
2023年6月11日日曜日
非行少年・若者の砦
その後の藤田敏八作品の原点のようです。すべての要素が詰まっているようです。後先考えない若者ゆえの獣性。社会の仕組みとその波をやり過ごす忖度を身につけた大人。物わかりのいい大人になることを拒否する若者たちの内部の矛盾と暴力。そして自滅。
2023年6月9日金曜日
我らがパラダイス
林真理子原作のヒューマン・コメディ。超豪華高齢者施設での入所者と職員との格差を面白おかしく描いています。それぞれが幸福を求めて過大な努力や無謀な企てをするわけですが、なかなか計算したとおりにはいかず、ハラハラ・ドキドキさせます。しかし、実は幸福はみんなの足元にあるという、青い鳥のようなお話です。ちょうど「下流の宴」の高齢者版みたいなコメディです。格差を乗り越えようとする計画は下流の宴のパターンですが、刻々と経過していく時間は格差に関係なくすべての人に平等に訪れます。そのことをほのぼのと感じさせるドラマでした。
2023年6月8日木曜日
2023年6月4日日曜日
『ブレット・トレイン』
映画『ブレット・トレイン』。原作『マリアビートル』伊坂幸太郎。主演ブラッド・ピット。2022年9月公開。
ベースはミッドナイトプラスワンでしょうか? 疾走する列車の中での追いつ追われつには、ミッション・インポッシブルやロシアより愛をこめて、オリエント急行などの元ネタが引用されています。ただし、スノーピアサーのような車内での方向の明確さがないため、車内での位置関係がごちゃごちゃとわかりにくい映画でした。
ベースはミッドナイトプラスワンでしょうか? 疾走する列車の中での追いつ追われつには、ミッション・インポッシブルやロシアより愛をこめて、オリエント急行などの元ネタが引用されています。ただし、スノーピアサーのような車内での方向の明確さがないため、車内での位置関係がごちゃごちゃとわかりにくい映画でした。
刺激的な画面が連続しすぎていて、そのためにかえってダラダラと長く抑揚がない。CGやワイヤーアクションなど手垢のついた映像を押し込みすぎて品がなくなっています。時代設定を無視した日本描写、地理的関係を無視した日本描写、人物登場ごとにド派手に名前がストップモーションで表示されるなどキルビルをまねた構成ですが、スローモーションと血が飛び散る シーンを真似ただけのミュージックビデオのような映画です。
新幹線のスピード感のなさ、新幹線の閉塞感のなさ、タイムリミットのハラハラのなさなどスリルを盛り上げるための制限が希薄なため、サスペンス映画として見たら拍子抜けします。悪運の強い男が主人公ですが、悪運のようには思えない描き方の演出の下手さ。娘役は、リスペットサランデルかゴーゴー夕張調にすべきでしょう。それにしても面倒な設定です。
日本についての勉強が足りない、映画や文化についてのリスペクトがない、この点がクエンティン タランティーノ映画との圧倒的な違いです。日本以外の国向けの映画と言えそうです。
2023年6月1日木曜日
福島県がん登録
福島県地域医療課のホームページ
福島県がん登録の資料の掲載場所
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045c/gan-touroku-jigyou.html
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