林真理子原作のヒューマン・コメディ。超豪華高齢者施設での入所者と職員との格差を面白おかしく描いています。それぞれが幸福を求めて過大な努力や無謀な企てをするわけですが、なかなか計算したとおりにはいかず、ハラハラ・ドキドキさせます。しかし、実は幸福はみんなの足元にあるという、青い鳥のようなお話です。ちょうど「下流の宴」の高齢者版みたいなコメディです。格差を乗り越えようとする計画は下流の宴のパターンですが、刻々と経過していく時間は格差に関係なくすべての人に平等に訪れます。そのことをほのぼのと感じさせるドラマでした。
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