勝つための論文の書き方 鹿島茂 文藝春秋
文系の論文指南書。勝つためというタイトルの意味は「第4回 講演の論文の組み立て方」を 読むと理解できる。著者は勤務していた女子大で卒論の指導を25年間行なっていた 。文春編集者にその内容を4回の講義にして再現したものを再録したものが本書である。理系論文と違って勝つためと著者が称する部分が文系の文系たるところである。しかし、理系論文も参考にすべきところが多い。理系ではリミテーションで述べれば稚拙なものでもOKになってい る傾向がある。 リミテーションで自己否定しているような極端なものさえある。こんな論文は謙虚に取り下げるべきでしょう、 もとい、問いの立て方が間違っていると気付くべきでしょう。多分、 同じ事象やデータから別の効果的な整理法があると思われます。しかし、それを示すことは、レビューアーがすべきことではないもと思います。
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