2024年12月22日日曜日

適正な睡眠時間

適正な睡眠時間とは何時間なのでしょう。
最近、老化・加齢に関する雑誌や記事が気になってどうしても見てしまう。和田秀樹先生の新書を読んでいたら、睡眠時間7時間程度という記載があったように記憶しています。その中で深い睡眠に相当する時間が1時半から2時間ほどあるのが良いとの事。ちょうど今のスマートウォッチはいろいろ便利な機能があるので、自分の睡眠をモニターしてみると、大体そのぐらいであった。睡眠時間が7時間ほど、深い睡眠が2時間半から3時間ほど。
表示画面に深い睡眠と言う表記が出るのですが、一体どのようなものをそう認識して拾い上げているのかは不明です。脈拍や移動程度しか情報がないはずですので、その信憑性も興味深いところです。
「光学式心拍計」は文字通り、スマートウォッチを装着した人の心拍数を計測してくれる仕組みです。点滅している緑色の光が装着者の心拍数を計測してくれています。この計測のために使われているのが、「脈波センサー」の仕組みです。血管のある部分に緑色のLEDを当てて、返ってくる脈波をデジタル出力して計測しているとのこと。
加速度センサー」も睡眠の質を計測するために使われています。心拍数だけでは睡眠中か覚醒中かの判断ができないため、加速度センサーによって「体の動き」を検知し、区別しているとのことです。「眠りが深ければ深いほど、体の動きは少なくなる」という原理とのことですスマートフォンの「睡眠アプリ」は加速度センサーとマイクを使って睡眠を計測しているとのこと。加速度センサーで動きを検知し、マイクで呼吸音を分析。呼吸音の大きさやリズムから、睡眠の深さを判断しているということです。
この領域の進歩はすごいですね。チープなスマートウォッチは軽くて邪魔にならずに装着できますので、一度、ご自分の睡眠を客観視してみるのも良いと思います。

2024年12月18日水曜日

伝達の道具として正しく迅速に伝わる

村上龍の小説を読んでいて、道具としての言葉の重要性についての記述が何度か目に止まった。小説家が言葉を吟味するのは当然であろう。推敲を重ね熟慮して選ぶ言葉と、道具としてのスピード(伝達の道具として、正しく迅速に伝わること)が重視される言葉がある。
最近の言葉で気になったこと。「息を吸い切ってください。」。「なになにしきる仕切る」と言う言葉には対象物を空っぽにすると言う意味がある。例えば牛乳を飲み切ってくださいと言う事は牛乳瓶を空にすることである。しかし、最近若い人の言葉の使い方を見ていると、レントゲン写真を撮る際に「息を吸い切ってください」と言うと「目一杯吸ってください」と言う意味合いなのだが、「吸いきる」対象物が環境の中の空気と言うことになり、日本語の感覚として違和感を感じる。例えば先程の牛乳瓶の話だと、牛乳瓶を100本並べておいて飲み切ってくださいと言われれば100本飲めと言うことになる。満腹になるまで飲んでくださいと言う意味には取らないだろう。「〜きる」は空っぽにするという意味であり、満タンにするという意味ではないと思う。
最近の言葉で気になったこと。可能性と危険性との使い分けがなされていないようにも感じる。可能性と言う言葉は、結果がポジティブの場合に使われる言葉である。危険性と言うのはもちろんネガティブな場合である。「凍結した道路は転倒する可能性があるので気をつけてください」と言うよりも、「凍結した道路は転倒する危険性があるので気をつけてください」と言う。可能性を使うとそのことを期待していると言う意味合いが加わってしまう。危険性という言葉を使うと、そのことが起きてもらいたくないと言う意味が加わる。

2024年12月15日日曜日

映像の世紀バタフライイフェクト

映像の世紀バタフライイフェクト。
映像の世紀 バタフライイフェクトとは キーワードで集めた過去の映像を並べてストーリーを作る映像エッセイ、半ドキュメンタリー番組です。ムック本 や新書一冊みたいなまとめ方 面白いです。
安保:こういうまとめかたがNHKのうまさだと思います。たくさんの映像の中から一人の人物のその後を冷徹に描きます。 
ルート66: アメリカのロードムービーはすべてがこの道だったのか?米国にとって、この道は居住を求めて移動する道なのだ。怒りの葡萄からノマドランドまで、途中にイージーライダーやグリーンブックが挟まれますが後述するようにこれらは不要でしょう。ペーパームーン、 ハスラー2 、バニシングポイント、 砂丘 など想像が膨らみました。 
昔、勝間なんたらがTVは無駄が多く、時間の割に得られる情報が少ない、非効率的なメディアと言っていましたが、映像の持つ情報量を文字には換算できないでしょう。1枚の静止画から得られる文字情報は受け手によって全く異なります。 1時間ほどの動画番組であれば、とてつもない情報量でしょう。少なくとも新書や雑誌特集記事に相当すると思います。
記録映像は一次資料でもあります。極めて情報量が多いし、しかも印象深い。一次資料に触れたときの印象は極めて貴重です。そういう意味では映画映像を使うのは安直です。映画は現実ではなく創作であり、二次資料や3次資料に相当します。訴求力が創作で加えられていますので大きなバイアスがかかっています。

2024年12月13日金曜日

Ziostation REVOLAS

CT更新に付随して3Dワークステーションのバージョンアップを行いました。単純CTからの肺動静脈分離も実用的レベルに進化しています。3D画像としてはレンブラントという影付け3Dがリアルで面白いです。何より1Kデータがサクサクと処理できるのが助かります。

2024年12月12日木曜日

止められるか俺たちを

続編が公開され、また見てみました。出演者が仮面ライダーブラックサンと被っているし、集合写真の雰囲気も似ている。パレスチナ関連の闘争への傾倒も。

2024年12月10日火曜日

第32回日本CT検診学会学術集会に演題を登録しました

第32回日本CT検診学会学術集会の演題募集延長になっていたので、ギリギリのタイミングで新規導入CT、AquilionONE inshight editionのファントム検討を行い、登録しました。
希望カテゴリー:技術:被ばく低減
発表形式:ポスター発表
演題名:3D Landmark Scanによる肺CT画像 ―3Dプリンタによる肺ファントムを用いた視覚的評価―

Aquilion ONE / INSIGHT Edition

大原綜合病院では本年12月に3台のCT装置のうち1台を更新しました。今回、導入した装置はキヤノンメディカルシステムズの最新機種である「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」です。320列面検出器CTの最新装置です。高精細CT「Aquilion Precision」と2台の先端的CTで臨床対応してまいります

Aquilion ONE / INSIGHT Editionの特長
1.自動化技術「INSTINX」
2.「3D Landmark Scan」
SilverBeam Filter」によって,従来の1方向のスカウト撮影と同等の低線量で正面・側面2方向の画像を取得できます。
3.新型検出器+新型X線管
新型検出器、新型X線管「CoolNovus」。
4.ガントリ回転速度
最速0.24秒に高速化。160列高速ヘリカル撮影(0.24s/rot,HP:215)により,成人男性の体幹(胸部〜骨盤)を2〜2.5秒で撮影。
5.超解像再構成PIQE
Aquilion Precisionの高精細画像を教師データとして通常解像度のCT画像から1024マトリクスの高解像度画像を出力。
6.体動補正技術ClearMotion

2024年12月9日月曜日

診療放射線科学総合実習学生講義

診療放射線科学総合実習 学内オリエンテーション
11月28日 13時開始、3階講義室4
学生講義

2024年12月6日金曜日

生活習慣病検診等管理指導協議会 胃・肺・大腸がん部会

生活習慣病検診等管理指導協議会 胃・肺・大腸がん部会
1 日 程 令和6年11月27日(水)
2 時 間 17:00~19:00
    (受付 16:40~)
3 会 場 杉妻会館 3階百合の間

2024年12月4日水曜日

第23回東北びまん性肺疾患研究会

第23回東北びまん性肺疾患研究会
日時: 2024年11月30日(土) 14:30-19:15
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ8F TEL:022-208-7515
ハイブリッド開催です。
●会長挨拶 14:30-14:40 柴田 陽光 先生 福島県立医科大学 呼吸器内科学講座 主任教授
●一般講演&パネルディスカッション
14:40-16:25(50分)
座長:大河内 眞也 先生 東北大学大学院医学系研究科産業医学分野 准教授
講演1 布村 恭仁 先生 弘前大学医学部附属病院 呼吸器内科・感染症科
講演2 杉野 圭史 先生 坪井病院 院長
16:40-18:25(50分)
座長:當麻 景章 先生 弘前大学医学部付属病院 呼吸器内科・感染症内科 准教授
講演3 塩谷 梨沙子 先生 東北大学病院 呼吸器内科
講演4 渡邉 菜摘 先生 福島県立医科大学附属病院 呼吸器内科
病理パネリスト :蛇澤 晶 先生 国立病院機構 東京病院 臨床研究部
笠井 孝彦 先生 徳島赤十字病院 病理診断科部長
画像パネリスト :森谷 浩史 先生 大原綜合病院 診療顧問
小野 修一 先生 仙台厚生病院 放射線科 科長
●特別講演 18:35-19:15(40分)
座長:柴田 陽光 先生 福島県立医科大学 呼吸器内科学講座 主任教授
『 間質性肺疾患診療の最近の動向を考える 』
演者:谷野 功典 先生 福島県立医科大学附属病院 呼吸器内科 病院教授
画像パネリストとして講演2、講演4を担当させていただきました。このような病理・臨床・画像の検討をできる機会は一般的な病院ではなかなか行えませんので、たいへん貴重な勉強の機会になります。今回も新しい知識をたくさん教えていただきました。また、呼吸器内科の検査の仕方、考え方にふれることができ、勉強になりました。

2024年12月2日月曜日

第32回日本CT検診学会学術集会演題募集

日本CT検診学会 会員各位
平素より大変お世話になっております。
本日正午を締め切りとして、第32回日本CT検診学会学術集会の一般演題を募集しておりましたが、12月10日(火)正午まで締め切りを延長することとなりました。
これまで口頭発表に多くの応募をいただいておりますが、今回はポスター発表を中心にご発表をお願いしたいと考えております。ぜひともポスター発表でのご応募をご検討ください。また、大変恐縮ではございますが、すでに口頭発表でお申込みいただいた場合でも、ポスター発表にご変更をお願いする場合がございます。ご了承のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
■開催概要
第32回日本CT検診学会学術集会
大会長:青木 隆敏(産業医科大学 放射線科学講座)
会期:2025年2月7日(金)、8日(土)
会場:北九州国際会議場
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3-9-30
テーマ:『The New Era of CT Screening -CT検診の新時代を見据えて-』
開催形式:現地開催+オンデマンド(予定)
URL: https://www.jscts.org/taikai32/
■一般演題募集
一般演題を募集いたします。内容は症例報告、胸部・大腸CT等の撮像技術、AI技術・読影、内臓脂肪・筋・骨格系など生活習慣関連、循環器関連など、CTを用いた検診に関する研究であれば応募可能です。抄録は800文字程度(本文のみでタイトル・演者名は除く)でお願いします。
*募集期間: ~ 12月10日(火)正午まで
*登録方法: 大会ホームページよりオンラインでご登録をお願いいたします。
URL: https://www.jscts.org/taikai32/regist.html

2024年12月1日日曜日

窓の外を眺めている猫

 うちの猫もよく窓のそばに正座して外を眺めています。万国共通の一般的な猫の普遍的シチュエーションなのでしょうか? 絵や写真でよく見かけます。