2021年1月1日金曜日

襟巻の効用

「えりまき」という古めかしい言葉は死語になりつつあると思っていたら、先日、新書本を読んでいて目に止まりました。

エリマキトカゲは 1990年ごろの流行だったでしょうか? 調べてみたら、日本では1984年に三菱・ミラージュのテレビCMなどで話題になり一時大流行となったとのことです。欧米での名称は the frilled-necked lizard、 学名は Chlamydosaurus kingii、爬虫綱有鱗目アガマ科エリマキトカゲ属に分類されるトカゲとのことです。ちなみにChlamydo という言葉は外部被覆; 外装; 防食層を意味します。

マフラー、スカーフ、ネッカチーフ、最近ではストール、スヌード、ネックウォーマーなど洒落た名前になってきていますが、むかし学生の頃は寒さしのぎにタオルを首に巻いて受験勉強していたものです。昔の受験生のイメージは学生服にハチマキと眼鏡でした。自分はハチマキはした記憶がありませんが、タオルは首に巻いていました。

昔から冬期の就寝時は褞袍(どてら)を使っていました。最近、よれよれになったので、タオルや毛布で済ましていましたが、どうしても襟元が心細いので、近所の寝具店に求めに行きましたところ、今でもラインナップされているのですね。感心しました。襟にタオルでカバーを縫い付けていただき快適に過ごしています。先日、外山滋比古先生の知的生産の生活習慣という本を読んでいて、まさに同じ経験を見つけました。

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