2021年1月17日日曜日

座右の書

座右の書と座右の銘の特集記事がありましたが、 座右の書はなかなか思いつきません。現代は夥しい量の出版物にあふれており、とても1冊に絞り込めません。無人島で眺めていて飽きないのは、きれいなイラストの解剖学図版かもしれません。

PCの黎明期には知的生産本にはたいへんのめり込みました。野口悠紀雄先生の超思考術は現在のgoogle時代を予見していた名著であったと思います。物書きがコンピュータと出会うときはAIの可能性についての先駆的名著です。それらの中で、ビルゲイツの思考スピードの経営は、新鮮、かつ、すべてを包含していました。

心が折れそうになった時に眺める本は、坪田一男先生の理系のための研究生活ガイドです。家に10冊ぐらい置いてあります。最初に買ったものには、レシートが挟み込んでありますので、そのころの自分の状態が思い出されます。京都のふたば書房cube店、1997年10月9日木曜日17時6分とあります。肺癌学会か癌治療学会の帰りの新幹線に乗る際に買い求めたように記憶しています。とても面白くて、移動中にあっという間に読んでしまいました。その後も、ときどき読みたくなって買ってしまいます。先生の姿勢に共感できますし、実現のためにしておかなければならないことがあるということが具体的に示されています。(雑誌RadFanに紹介させていただきました。)

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