2022年4月1日金曜日

ドライブマイカー

あっという間の3時間でした。終始冷静で丁寧に作られた映画です。
多言語演劇というたどたどしさ、演劇公演の稽古を行う場面もたくさん登場しますが、これらが役者のリアルな反応なのか、計算された演技なのか、興味深い作りでした。
手話の存在も象徴的です。この多言語を含む内容を映画以外の媒体で表現できるのか?
演劇・音楽・テロップで表示される文字・風景・車窓から見える通り過ぎる風景・自然・役者の生理的反応、それら一切を包含する映画芸術の特性を改めて感じました。
特に岡田将生という役者の凄みを感じました。
突然の喪失からの救いを模索する。淡々とした変わらぬ日常を送る。そして、死んだ娘と遭遇する。
「分別とフィーリング」「そういう人だと思う」
人を受け入れる映画です。レット・イット・ビーでしょうか?
「ノルウェーの森」、「バーニング」などと比べて、辻褄が合います。村上春樹原作の映画化作品としてはわかりやすく作られているように思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿