2024年6月4日火曜日

論文誌の査読

最近、論文査読が回ってくることが多くありませんか? 投稿される論文数が増えているのでしょうか? しかし、残念ながら日本の論文数は国際比較では減少しているとのことです。
先日、依頼された査読のページを開いたら、AIを査読に使わないようとの注意メッセージが記載されていました。
以下、朝日の記事に査読のことが書いてありましたので現状の査読へのAI使用の考え方の参考と記録として引用します。
朝日新聞20240526 「査読に活用期待・不正懸念  2月に東京大であった科学研究のあり方や研究不正について議論する研究会では、東京大の松尾豊教授が科学論文の「査読」に、将来的にAIを使える可能性を紹介した。米スタンフォード大などがGPT4に査読させた場合と人間の査読者の場合で差があるかを調べた論文によると、査読を受けた人の半数以上がGPT4の査読について「役立つ」「非常に役立つ」と回答し、8割が「少なくとも一部の人間の査読者からのコメントより有益だった」と答えたという。一方、同じ研究会では、生成AIによって画像やデータの修正が簡単になったことで、捏造(ねつぞう)などの不正が起こりやすくなることへ懸念も相次いだ。 今月21日、全米科学アカデミー紀要(PNAS)に研究者らによる生成AI時代の研究公正の指針案が発表された。 指針案では、研究者は使用したAIツールやアルゴリズム(計算手法)を開示し、AIが導き出した答えでも研究者が結論に責任をもつことなどを推奨している。欧州委員会も3月、生成AIを研究で使う際の指針を発表した。(朝日新聞20240526 瀬川茂子、藤波優、竹野内崇宏)

0 件のコメント:

コメントを投稿