滋賀医大 永谷先生の320列ADCTに関する論文が出版されました。
超低線量CTによるスリガラス濃度結節の検出に関するAIDR3D導入による有効性の検討に関する研究です。
検出能をSSDEの視点から検討し、低線量CTにおいて必要とされるSSDEを提唱しています。
ALARAの原則から、診断可能な最も少ない線量が推奨されていますが、この論文はCT検診の際の適正な線量設定の一つの考え方となるでしょう。
SSDEとは:体格差を考慮した線量指標として、American Associations of Physicist in
Medicine(以下AAPM:米国医学物理学会)が考案した、患者体型を考慮したCT被ばくの推定値であるSize Specific
Dose Estimation(以下SSDE)が用いられています。
CTDIvolがサイズを規格化したファントムの値を用いる指標であるのに対し、SSDEは患者スライス断面を用いて計算される線量値です。
Sub-solid Nodule Detection Performance on Reduced-dose Computed Tomography with Iterative Reduction
Comparison Between 20 mA (7 mAs) and 120 mA (42 mAs) Regarding Nodular Size and Characteristics and Association with Size-specific Dose Estimate
Yukihiro Nagatani, MD , Masashi Takahashi, MD , Mitsuru Ikeda, MD , Tsuneo Yamashiro, MD , Hisanobu Koyama, MD, PhD , Mitsuhiro Koyama, MD, PhD , Hiroshi Moriya, MD, PhD , Satoshi Noma, MD, PhD , Noriyuki Tomiyama, MD, PhD , Yoshiharu Ohno, MD, PhD , Kiyoshi Murata, MD, PhD , Sadayuki Murayama, MD, PhD for the show investigators of ACTIve study group
Academic Radiology, Volume 24, Issue 8, Pages 995–1007
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