2018年9月19日水曜日

『レディ・バード』

2017年公開の青春映画。監督グレタ・ガーウィグ、主演シアーシャ・ローナン。原題はLady Birdであるが、もともと、母と娘というタイトルで製作されていたとのこと。思いどおりに自己実現できないもどかしさの矛先が母や学校のルールへ向く「感覚」が既視感ありあり。地方であることのコンプレックス、家庭や名前への嫌悪など。そう言いながらも、母に自分を別名で呼ぶように駄々をこねる。
「祭りの準備」や「帰らざる日々」・「スタンドバイミ―」などを思いだしたが、女の子は大人で如才ない。男の子が家庭内でもコミュニケーションが欠如しているのに対して、女の子は、母とも父とも友とも、積極的にぶつかってゆく。
911テロが2001年であるので、その頃の高校生の生活である。ニューヨークは受験者が減ったなどと話すシーンがある。

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