身の丈の美術館

身の丈の美術館
先日、福島県立美術館の年会会員になったので、ふらりと若冲展を見に行きました。最初に入ったときは人込みでゆっくり見れませんでいたが、今回は閉館間際でしたので、ほとんど鑑賞者がおらず、ゆっくりと見て回れました。
若冲という絵師は、ニワトリの部分部分の絵を書きためておいて、パーツを組み合わせながら書いたのでしょうか？　ゾウやトラは明らかに空想の動物です。他国の絵を基に書いたのでしょう。それぞれで、基本に用いたパーツの信頼性が異なっており、それらが混在していることにも面白さを感じます。
現存するものも静止した姿をみることはできなかった時代です。死体や絵を参考にパーツを組み合わせることしかできなかったでしょう。