2019年8月30日金曜日

バトルランナー

2017年の殺人TV番組。サスケや筋肉番付みたいな殺人スポーツ番組のお話。ローラーボールやニューヨーク1997を連想。

2019年8月27日火曜日

ミケランジェロプロジェクト

米国の第2次大戦映画。大脱走やイングロリアス・バスターズみたいなお話です。終戦時に略奪される美術品をどれだけ奪回できるかという話なので、緊迫感と悲惨さがなく、大きな波乱なく話が進んでいきます。文化的価値が分かる者と分らぬ者(ナチスドイツとソ連)との切り分けがとても単純化されています。

2019年8月25日日曜日

ドラマ 怪物

『小説すばる』2010年5月号から12月号に連載された推理小説。福田和代『怪物』を2013年にテレビドラマ化したもの。現実感のない刑事ものですが、「怪物」というタイトルの由来はニーチェの言葉に由っています。
フリードリヒ・ニーチェ(1844年 - 1900年)『善悪の彼岸』Jenseits von Gut und Böse --146節 "Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein."    怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
犯罪行動科学の権威・元FBI捜査官のロバート・K・レスラー氏が講義等で頻繁に引用。プロファイラーの陥る精神的危険性については「羊たちの沈黙」に始まる多くのプロファイリングドラマがテーマとしています。本邦の円谷英二特撮ドラマ「怪奇大作戦 かまいたち」は、すでに1968年にこのテーマを扱っていました。

2019年8月23日金曜日

推定無罪

映画「推定無罪」
門前の小僧、習わぬ経をよむ。
久しぶりに見ましたが、よくできた法廷サスペンスです。捜査の矛先が真犯人の思惑とは異なる方向へ向かっていっても、強引に無罪判決を勝ち取ってしまう、その滑稽さと醜悪さが分かり易く描かれます。

2019年8月20日火曜日

シンクロナイズドモンスター

大友克洋の漫画みたいなおはなしでした。アンハサウェイがアル中を克服する話であり、また、子ども時代のトラウマを乗り越える話であり、サンクチュアリや黒魔術的なお話でもあります。こういう話をお金をかけて作ってしまう製作者や監督の指導力を尊敬します。
むかし、ジョージクルーニーが出ていた超能力者を軍事的に活用しようという「ヤギと男と男と壁と」って映画がありましたが、同じように、本気なのか、笑わせようと作っているのか、困惑しながら見ました。

2019年8月18日日曜日

四次元時計は狂わない


四次元時計は狂わない-21世紀 文明の逆説
単行本(文春新書 – 2014/10/20 立花 隆 () 800
東日本大震災以後の日本を再生させるものは何か――。最先端科学から宗教、歴史に至るまで、現代最高の知性が思索しつづけた軌跡。主に科学分野の最新トピックを取り上げたエッセイ。専門の科学・医学の先端的情報を分かり易く、また、期待をこめて紹介しています。以下、気になった文言です。

どうでもいい情報は捨てるにかぎる。情報系は流れる情報のSN比を高めれば高めるほどシグナルの明晰性が高まる。若い時からプロスポーツ界と芸能界の出来事には完全無関心だった。
子供時代の体験は何でも毎日面白い。
ポストトラウマティックグロウス。戦後、わけのわからない理不尽な苦難体験から人生が始まった。
「みんな一緒」の世界は弱さを内包する。画一化の方向性は共倒れの方向性でもある。
レーザー技術発展の極限形として、X線自由電子レーザーが開発中である。波長の短さが原子の大きさなのだ。いままで捉えられなかった化学反応の世界のような現象を動的にとらえることができる。このため、創薬の分野で大革命が起きると予測されている。X線自由電子レーザーは見るもの全てが新発見の連続になる。科学はすべて見ることから始まる。
日本でいま、四次元時計が作られている。百億年前のビッグバンから動かしたとしても、1秒しか狂わない。この時計の構造は、高精度レーザーで格子を作り、そのレーザーの波の谷間にストロンチウム原子を乗せるものである。時計が正確になると時空の歪みを計測できる。地下資源を探査できる。プレートの移動がわかる。
上野の国立科学博物館。時計の歴史。和時計の歴史。日本は不定時法の国。夜明けを開け六つと言う。日暮れを暮れ六つという。昼と夜をそれぞれ6つに区分して刻として、十二支の名をつけた。午のときが昼の12時ごろ。正午・午前・午後の語源。1刻は4等分されて123つと数えた。
江戸時代のエンジニア田中久重、からくり儀右衛門。万年時計は時計の最高傑作。田中は明治以降、電気通信分野に進出。後に東芝となった。
がんは今や不治の病と言うより病院に通いながら長期にわたって付き合い続ける慢性病の一緒になりつつある。
人間の脳は10テラバイトの記憶容量。それはシナプスのスパイン部に蓄えられている。毎日その1%が書き変わっていく。
デビットクローネンバーグ。危険なメソッド。フロイトとユング。
現状維持が続く限りにおいて戦争は絶対に起こらない。戦争が起こるのは現状が変更される時。
図書館が中心になって読書の電子化・知の体系化を進めていく。既存の紙の書籍も、電子書籍として入れるようにする。読書の電子化の最大の目標の1つに学生への読むべき本の推薦を組織的かつ各個人向けに行うことができる。デジタルキュレーション。
本というのは不思議なもので読めば読むほど、もっと読みたくなる。
読めば読むほど知識が乏しいように思える。
現代社会がすべてプラグマティズム。理屈より実践的行動で動いている。結果よければ全てよし。事故原因をあくまで追求してその特定の原因を立つことに熱中するのではなく、ありとあらゆる事故を想定してその全てに対して安全防止対策を施す。
人間の持つ感覚器官で最も入力情報量の大きいのが視覚の眼、次いで多いのは指先の触覚で、どちらも百万本単位の神経の束が情報を運んでいる。
ハンナアーレント。アイヒマンは平凡極まりない人物。あれほど残虐な罪を犯せたのは、彼が何も考えなかったからだ。無思考が最大の特性。現代社会に巣食う巨大悪の出現の謎を追求した論文。
Steven Spielbergシンドラーのリストなどといった利益をつぎ込んで財団を作り、アイヒマン裁判の全記録を買い取り無償で完全公開している。
スマートフォンはスーパーコンピューター(80年代のクレイレベル) 20台分の演算能力。自動運転車のコンピューターはそのスマートフォン20台分の演算能力を持っている。
日本列島を走行する日産自動運転リーフが時々刻々動き回る光の点で表示される。バーズアイビューあるいはゴッドアイビューで世界を見ているような気分にさせられた。
経済原則を無視してあくまで品質にこだわる人々がどこの世界にもいるのは日本文化の特質なのだ。
私は実はそれほど倫理における厳格主義者ではない。絶対の真実などわかりっこないと思っているから、ほどほどの真実を掴めれば良いと思っている。

「イップマン 葉問」


イップマン2。ロッキー2ですね。

福島県立美術館 やなぎみわ展 神話機械

やなぎみわ展 神話機械 2019年7月6日[土]~9月1日[日]
ふらりと立ち寄りました。既視感がありましたので、ハードディスクを検索したら、NHKの番組で見た記憶がありました。

ETV特集「路地の声 父の声~中上健次を探して~」
2016年11月26日(土) 午後11時00分(60分)
生誕70年を迎えた作家・中上健次。36年前のカセットテープ(故郷、和歌山県新宮市の「路地(被差別部落)」に住む5人の老婆たちへの聞き取り録音)をもとに、長女で作家の中上紀さんが、老婆たちの遺族、作家の星野智幸さんや「日輪の翼」の公演を続けるやなぎみわさんと対談。

WAYFARER FOLDING

虹彩機能が低下してきているせいか、この夏は直射日光が特にまぶしく感じます。
以前から、車で移動の際はフォールディングサングラスを忍ばせています。べっ甲柄とマットブラックのものを、オーバーグラスのように使っています。
真夏のドライブには必需品のサングラスですが、実は旅先での防犯にも効果があるようです。

2019年8月17日土曜日

落語家たちの戦争

いわゆる「禁演落語」とは、噺華美風俗的で“戦意高揚”にそぐわないとして1940(昭和15)年に口演禁止となった落語…廓話や間男、心中などの五十三話のこと。禁止したのは、実は軍部や政府など“お上”ではなく、落語家たちが自身の手によって「禁演落語」を選び出し、口演しないことを決めたのだという。
さらに、軍部・政府の命令で戦意発揚のプロパガンダとなる「国策落語」が作られていく。番組では、林家三平による「国策落語」が“完全再現”されました。本当に面白くないですよと何度も前置きするほどの確かに窮屈な噺でした。
昭和元禄落語心中の中で、初太郎 / 助六が戦時中、日本軍の慰問のために、七代目八雲のお供で満州に渡り、「人の為に落語をやる」という使命を見出すという件がありました。いったい、この時の助六の話ネタは「禁演」だったのか、「国策」だったのか、興味深く連想しました。

2019年8月16日金曜日

究極の文房具ハック

究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる 単行本 – 2010/9/16 高畑 正幸 (著) 1500円
基本原則は6項目。「統」規格統一・「省」いちいち考えない・「即」今すぐの環境・「仮」とりあえず・「整」大胆一気・「D」デジタルをアナログで。この6つのキーワードからさまざまな工夫を解説しています。

規格統一:書類サイズ・デジタル化は一般的な内容であるが、電源タップ・USBモバイル電源、さらに衣類および、その収納を統一するなど目からウロコ。
省(行動パターンを決める・自動化):定型文・色を決める・不要な文章を消す。
即(今すぐやれるようにしておく):スキャナー・文具携帯など。
仮:とりあえずやっちゃうを肯定する。
整:いままで使っていないところを活用(壁面・裏側)、出張ツールのユニット化(これは私もやってます)
D:これは今後もどんどん変わっていくでしょうね。
規格の統一やユニット化は、余計な時間を減らし、時間を有効に活用するためにすぐにでも実践できる内容です。とりあえずやっちゃうは、行動へのハードルを下げるよい姿勢だと思います。

2019年8月15日木曜日

ヒトラー暗殺 13分の誤算

2015年のドイツ映画。1939年11月8日にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーを描いた映画。 ほぼ事実に基づいているとのこと。ドイツでエルザ―が正当に評価されるようになったのは、終戦後40年以上たってからであったという。

2019年8月14日水曜日

「イップマン・序章」

2008年制作の中国・香港合作映画。実在の武術家・葉問を主人公としたアクション・カンフー映画。第28回香港電影金像奨の最優秀作品賞受賞。
1935年、広東省仏山市は数多くの道場が軒を連ねる中国武術の町です。武術家・葉問は周囲の者から尊敬を集める人格者でもあり、その佇まい・立ち姿は、燃えよドラゴンのブルースリーへ繋がります。
日中戦争時の占領下が舞台であるため、日本人の悪役としての描かれ方は大袈裟に戯画化されています。しかし、武道家同士のリスペクトと、池内博之演じる日本人武道家のプロフェッショナリズムの描かれ方は好感が持てます。

2019年8月11日日曜日

第11回池添メモリアル胸部画像診断セミナー

表記研究会に参加してまいりました。毎年、猛暑の中、知識の整理とリフレッシュができる数時間です。今年も大変勉強になりました。
 以下は、備忘録としてのプログラムの記載です。
令和元年8月3日 品川インターシティホール
当番世話人:栗山 啓子先生     独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター 放射線診断科
Session Ⅰ 胸部X線写真     座長:栗原 泰之先生     聖路加国際病院 放射線科
1.知っておくべき正常解剖とピットフォール     髙橋 雅士先生     医療法人友仁会 友仁山崎病院 放射線科
2.症例に学ぶ異常所見の読影のポイント     芦澤 和人 先生    長崎大学大学院 臨床腫瘍学Session Ⅱ 肺癌CT診断
日本専門医機構認定 放射線科領域講習対象講座(単位:1)申請予定     座長:坂井 修二 先生    東京女子医科大学 画像診断学・核医学
3.既存構造との関係にこだわる     負門 克典先生     公益財団法人がん研有明病院 画像診断部
4.鑑別診断が困難な肺野型肺癌と良性病変     楠本 昌彦先生     国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
ランチョンセミナー(共催:バイエル薬品株式会社)     座長:村山 貞之先生     琉球大学大学院 放射線診断治療学講座
5.縦隔区分のup date と鑑別診断の基本     原 眞咲 先生    名古屋市立西部医療センター
放射線診療センター
Session Ⅲ AI     座長:藤本 公則先生     久留米大学 放射線医学講座
6.AIそしてラジオミクス:肺がんにおける特徴量の解析と人工知能応用の現状     山本 修司 先生    株式会社 リジット
7.胸部画像診断におけるAI-CADの現状と将来     木戸 尚治先生     大阪大学大学院 人工知能画像診断学共同研究講座
ティータイムセミナー(共催:第一三共株式会社)     座長:富山 憲幸先生     大阪大学大学院 放射線統合医学講座 放射線医学
8.アスベスト関連肺胸膜病変の画像診断     加藤 勝也先生     川崎医科大学 総合医療センター 放射線科
Session Ⅳ アンコールアワー     座長:大野 良治先生     藤田医科大学 放射線医学教室
9.びまん性肺疾患:肺炎     岡田 文人先生     大分県立病院 放射線科
10.リンパ路病変     西本 優子先生     天理よろづ相談所病院 放射線診断部門
次回当番世話人:岡田 文人先生     大分県立病院 放射線科

クールビズと上着

最近はクールビズが当たり前になって、政治家もノーネクタイが普通になっています。しかし、熱中症予防のためか、ホテルや講演会場では冷房を以前より利かせているように感じます。夏は移動の際のカバンに扇子を入れていますが、今年は新幹線も以前より冷えていました。
今年は冷房対策で上着を入れています。個人で温度調整ができるように羽織れるものを一枚持っていく・・・。これって、もともとのクールビズの考えから外れてしまっているようです。
環境への配慮からスタートしたクールビズですが、ビジネスルールの緩和だけが残ったということでしょうか。
さて、男性の上着としては、夏用のジャケットの代名詞といえば、コットン・リネン・シアサッカーなどでしたが、最近は、サマーニット・エアスルー・メッシュウールなど様々な素材の様々な名称のものがあるのですね。トラベラージャケットなど、検索したら色々出てきました。

2019年8月10日土曜日

岩室温泉から弥彦山

ゆったりとした源泉かけ流しの温泉でした。
弥彦山からは佐渡が眺望できました。

2019年8月9日金曜日

新聞記者

新聞記者 (角川新書) 新書 – 2017/10/12 望月 衣塑子
空気を読まず、出すぎる杭になる。私にできるのはわかるまで質問すること
第23回 平和・協同ジャーナリスト基金賞 奨励賞受賞!!

2019年8月8日木曜日

MOE 40周年 展覧会

MOE 40th Anniversary 人気絵本のひみつ展  
島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ ヨシタケシンスケ なかやみわ
新潟県立万代島美術館
MOEは絵本に関する話題を扱ってきた雑誌です。毎号、きれいな印刷で、子どもたちが買い求めたものがうちにもたくさんありました。
その創刊40周年を記念し、5人の人気絵本作家―島田ゆか、酒井駒子、ヒグチユウコ、ヨシタケシンスケ、なかやみわ―の原画展です。
夏休みで親子連れで満員でした。

2019年8月6日火曜日

「アサインメント」

アサインメントは国際的テロリスト カルロス(ジャッカル)に対するCIAの攻防戦を描いた映画。「ジャッカルの日」や「ジャッカル」などと共通するモデルであるが、内容はだいぶ異なる。前半、カルロスの無差別テロ行為が報道番組のように淡々と描かれる。後半は「MW」だ。

2019年8月2日金曜日

東北胸部放射線研究会 20190720

第25回 東北胸部放射線研究会
令和元年7月20日 13時より
新潟市 朱鷺メッセ
「リンパ節腫大とconsolidationを呈した3例」と題して画像検討会にて呈示してきました。