2020年10月5日月曜日

第48回日本磁気共鳴医学会大会

第48回日本磁気共鳴医学会大会  会期:2020年9月11日(金)~10月4日(日)

Web開催はいつもは聴講できない他領域の演題に触れることができるメリットがあります。10月2日から最終日まで面白そうな教育講演を連続して聴講しました。

シンポジウム1 ダイバーシティを考える 弘前大学の掛田教授のネットワークを使って異なる専門性を補完するというメッセージに納得できます。今回のようなweb開催は、様々な障害をネットワークを用いて超越できたよい経験だったと思います。

シンポジウム4 低線量CTが変える小児循環器診療 東大の前田先生 線量を影響を無視できる程度まで低減できつつある技術進歩について。ちなみに胸部単純エックス線写真のレベルが「無視できる程度の線量」とのこと。

シンポジウム5 AI/機械学習 阪大 木戸教授 山梨大学 玉田先生 CNNによる特徴抽出 U-netによる領域抽出 AIの優位性は、短時間に多量の経験ができること。制限時間が設けられている場合、ヒトより有利。

教育講演 骨腫瘍 東北大学 常陸先生 軟部病変 産業医大 青木先生。脂肪肝 広島大学 中村先生 肝MRIの基本 山梨大学 舟山先生。頸動脈壁 宮崎先生 東先生 頭蓋内血管壁 杏林大学 五明先生。足関節 東京歯科大 小橋先生 肩関節 八重洲クリニック 佐志先生。ASL小児 熊本大学 北島先生 主幹動脈閉塞 秋田循環器脳脊髄 木下先生。心臓ストレイン 杏林大学 横山先生。Bloch方程式 巨瀬先生 基本的撮像法 キャノン 金澤先生。子宮内膜症 奈良県立医大 丸上先生 前立腺癌 京都赤十字 山田先生。前縦郭腫瘍 佐賀大学 中園先生 中後縦郭腫瘍 名古屋市大 小澤先生。側頭骨 香川大学 三田村先生 眼窩疾患 東京慈恵医大 豊田先生。脾臓 京大 染矢先生 副腎 大阪赤十字 古田先生。AIの技術 キャノン 竹島先生 AIの臨床研究 放医研 立花先生。女性骨盤 倉敷中央 小山先生 男性骨盤 独協医大 楫先生。 

通常の学会ではこのような贅沢な聴講はとてもできませんが、ネットワークインフラの普及のありがたさを実感しました。しかし、こうやって講師の先生方を列記してみると、岩手医大の佐々木先生が本大会の大会長であるにも関わらず、近隣に専門家が少ないことも実感させられました。

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